イカの目玉

イカを下処理している時に注意しないといけないことがあります。
それはスミでイカの身や自分自身を汚さないようにすることです、このイカスミは肝に沿って張り付いています、指でつまんで引っ張れば簡単に取り除けます。
でも同じ理由でもう１つ注意すべき事があるのです。
それはイカの目玉です、この目玉を傷つけない様に取り除かなければならないのです、もしブシュって潰してしまうとスミの様に黒い液体が辺りに飛び散り、黒く汚してしまうのです、調理人：私の服にまで飛んできて汚します、そしてそれはスミと同様になかなか落ちないのです。
毎週末いかの塩辛を仕込む際に、塩辛には身・下足・エンペラ・トンビを使用します、そして目の周辺の軟骨は毎回貯めておいて数が揃うと「イカ軟骨の唐揚げ」としてメニューにします、なので目玉を除去しないとならないのです。
この軟骨部分、とても美味しい部位です、揚げても焼いても煮ても、ご家庭では身と下足だけを調理に使いその他は捨ててしまうかもしれません、一度これを捨てずに調理してみることをお薦め致します。
その際には、目玉の除去にご注意下さい、本当にブシュってスミの様な液体が飛び散るのです、そして大切なお洋服を汚してしまうかも知れません。

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