先日、目黒区美術館区民ギャラリーで開催されている「第40回在日朝鮮学生美術展」東京展に行ってきました。
イオ11月号でも単独記事として紹介されましたが、「在日朝鮮学生美術展」も40周年を迎えました。
詳しくはイオ11月号の「子どもたちの豊かな感性を表現―40周年迎えた在日朝鮮学生美術展」の記事を
読んで頂ければと思います。
「在日朝鮮学生美術展」http://www.gakubi.com/、
通称「学美」に行くのはかなり久しぶり。
最近の「学美」を見て思う事は、ほんとうに多種多様な作品がでているなということ。
そして、「学美」をみていると、
在日朝鮮学生の美術力はどこの世界の子どもたちよりもパワーがあるのではないかと思わせることです。
特に小学生以下の作品たちは「ソウゾウリョク」(創造力、想像力)が爆発していて、
見ているだけで、いやがおうにも刺激を受けます。
中高生の作品も私が学生時代の頃には考えられなかった作品たちが多数あり、見ていてとても楽しかった。
まさに「美術の玉手箱や~」といった感じ。
しかし、それらを引き出す美術教員の方々の力もすごいなと改めて感じました。
私は朝鮮大学美術科学生時代、全国の美術教員たちが集まって開催される
「学美」の審査のお手伝いをさせてもらったことがあります。
そこでは、全国の美術教員方が学生の作品について真剣に語りあっていました。
時には1つの作品について、1時間以上も話し合ってたのを見たこともあります。
朝から夜遅くまで、何日間にかけて行われる「学美」審査。
学生たちの美術教育に対する美術教員たちの真剣さに、毎年圧倒されました。
今回の東京展では、学生たちの映像作品(アニメーションからショートフィルムまでジャンルも多様)も展示。
そのレベルの高いこと!!
特別金賞をとった作品などはとても中学生が作った作品などとは思えませんでした。
そして、どの作品をみても思うことは学生たちが真剣に作品たちと向き合い、
それが見事に表現されているということでした。
確実に「学美」は成長している感を受けます。
今年は40周年ということもあり、学生たちの作品をフォトモザイクで作ったものも展示されていました。
ひとつひとつのピクセルが学生たちの顏になっています。
東京展は今日12月4日が最終日です。
最終日ということもあり、10:00~14:00で展示が終了だそうです。
学生たちののびのびとした自由な表現力はかなり見物です。
今日は朝からぜひ「在日朝鮮学生美術展」へ足を運ぶ、そんな文化的な1日はいかがでしょうか。(愛)
記事の内容とは関係しないのですが、このプログのハングル版は、何故、無いのでしょうか?
在日、日本の皆様に発信する事は重要ですが、
同じくらいに、韓国同胞に発信する事は重要だと思います。
特にモンダンヨンピルを支えている、皆様へは。
ハングルでは自由な表現が出来ない語学力なのでしょうか。であれば、尚更、ハングルでの発信を行うべきと思われます。
在日なまりでも、いいのでは。
よろしくご検討ください。