日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

朝鮮学校の学芸会

2012-02-19 09:00:00 | (愛)のブログ
昨日、チョッカの学芸会へと行ってきました。
チョッカは私の母校に通っているのですが、母校の学芸会へと赴くのは実に久しぶり。
母校は私の実家から車で1時間も離れた場所にあるので、
私と母はぎりぎりの時間で車でひと山越えてなんとかチョッカの出番に間に合いました。

やはり一番楽しみだったのはチョッカも出演する新1年生たちの口演です。
1年間で習ったウリマル(朝鮮語)をフルに使って、
新1年生たちがウリマル勉強をする様子を描いた口演が披露されました。
流暢なウリマルを使って、言葉遊びをしていく新1年生たち。
一番後ろに「차」がつく言葉や反対語を子どもたちが言ったり。
入学した当初はウリマルを覚えるのが苦手だったチョッカも、
そんな姿がかき消されるほどの出来栄えで、
あの幼かった子が、堂々とウリマルで皆の前で話せるようにまでなったと思うと、
イモちゃんとしては目頭が熱くなるばかりの素晴らしい口演でした。

ウリハッキョになじんできたトンポからすると当たり前の新1年生の口演かもしれませんが、
こんな偏狭なメディアがあふれている日本社会、
その中に身を置いている幼いこどもたちがこんなにハツラツと流暢にウリマルを話し、
ウリマルで皆を楽しませてくれる口演を演じ、
それを聞けるということは、よくよく考えてみれば本当にすごいことだと思います。
ウリハッキョという本当にかけがえのない場所があるからこそ、できることだと思います。

母校の学芸会は、新1年生の口演はもちろん、ほかにも楽しめる演目がたくさんありました。
付属幼稚班の園児たちによるウリマルによる劇「アリとキリギリス」はとても微笑ましく、
学生たちの歌や踊りはもちろん、影で繰り広げられる「ブレーメンの音楽隊」劇や手品、
地元の朝青たちの歌や卒業生の「朝鮮相撲」舞踊などなど!
私の時代に比べて、よりおもしろくなったなと感じました。

今回演目の間に昔の私たちが学んだ旧校舎の写真などもでていたりして、
すごく懐かしくなりました。
母校というのはやはり愛おしいものです。
やはり最後は校歌で締めくくり。思わず一緒にくちずさんでました。
やっぱりウリハッキョは素晴らしいなと、
立派に成長しているチョッカを見ながら、思いました。(愛)






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