満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

タイフェスティバル

2006-05-14 03:51:48 | 雑記

皆様ごきげんよう。週末になると一日に2個も3個も日記を更新する黒猫でございますよ。暇人ですいません。

今日(5/13)、タイフェスティバルに行って参りました。

一昨年から行き始めて三回目。初めて雨降りの中でのタイフェスでした。
初めて行った時は、甘く見ていて午後から行ったため、アイスひとつ買うのに30分くらい並んだりする羽目に陥りました。その教訓を生かして、二回目は10時の開幕を前に9:45に駅に集合、現地についてからも開いている店も人出もごく小数でした(笑)。
しかし今回。あいにくの雨天にも関わらず、開幕時間前に現地についたわたしたちが見たものは、既に開いている屋台と満席の飲食席でした。
・・・びっくりしました。時間が早いのにこの人の多さにも驚きましたが、飲食席のふさがり具合、そして明らかに飲食席なのに「STAFF ONLY」と書かれてロープで区切られて座れない席があるのには。
実はそれが大半を占めていました。既に座れずに立って飲み食いしている人がたくさんいるというのに、閉鎖された飲食席があるというのは明らかにおかしいと思いませんか?昨年はこの時間には飲食席ガラガラでした(笑)がちゃんと全部開けてましたよ。友達がスタッフらしき人に聞くと「午後から開けます」とのこと。その横で立ち食いしている人がいるというのに。
晴れていれば地べたに敷物でも敷いて座れたでしょうが、雨が降っているのにこの仕打ちは何?何それ何の罰ゲーム?マジで。


わたしたちは席を探してかなりの間うろうろしましたが、ようやくふたり分の席を確保。雨の中散開して食べ物を買いあさりました。そして例年通り「美味しい美味しい生きててよかった」とか何とか言いながらタイの美味を貪り食ったのですが、今年は雨で寒かったのが本当に残念でした。おかげで辛いものを食べても大して暖かくもならず。でもお料理は全部美味しかったです☆タイ料理万歳!

何度も何度もここで申しあげている通り、わたしはマンゴー大好きッ子なのですが、やはりここでも買ってしまいました、タイ産マンゴー。だって美味しそうだったんだもの・・・!冷蔵庫の中に3個もマンゴーが入っているなんて幸せ。わたし以外の誰かが食べたら泣き喚いてやろうと思います(アンタいくつだ)。
あとマンゴージャムとジュースも買いました。GW中にも横浜でも買ったけど、それとこれとは別。そう言ったら、同行していた友達に生暖かい目で見られました・・・。いいんだ、気にしない。

色々見て回りましたが、代々木寄りの入り口付近でPSPソフトのデモブースがあり、ちょっと体験してきました。発売されるのは7月のようですが、南の島でまったりするゲームでした。特にクリア目的とかはないようで、島で釣りをしたりウクレレ弾いたりする癒し系のゲームのようですが、なかなか面白かったです。4800円(予価)とのことですので、買おうかなあ。

タイには2度行きましたがいい国でした。大好きです。あとタイ航空大好き。ご飯も美味しいし、ロゴマークも可愛いし。
今回、タイ航空のブースもあり、パンフを貰ってきました。タイ航空は女性の客にはデンファレ(蘭)のコサージュをくれるのです。これ、結構大きいと思いませんか?何か音楽とかダンス系の活動をしていて、発表会でもない限り、お花を貰う機会って女性でもそうそうないと思うんです。まあ貰う人はしょっちゅう貰っているのかもしれませんが。わたしはそうそうありませんので、タイ航空の飛行機に乗って貰った時には嬉しかったんです。今回もパンフと一緒に頂けました。可愛いなあv
とりあえず、ポーションの空き瓶に入れて飾りました(笑)。デジカメが見つかったら撮って画像をアップしたいところですが・・・見つからなかったら携帯で撮ってアップしようかな。

なお、タイフェスティバルは14日の日曜日まで代々木公園で開催している模様です。お近くの方、ご予定のない方は行ってみてはいかがでしょうか。

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『あしたのロボット』

2006-05-14 03:02:11 | 

小説の感想です。

『あしたのロボット』(瀬名秀明著、文藝春秋)

人類が滅亡し、ロボットだけが残った未来で、自分を育ててくれたロボットが語った「テヅカオサム」がつくりだしたという正義のロボット「アトム」を探して旅に出る少年ロボットの挿話と、現在より少しずつ未来を舞台に、人間とロボットとの関わり方を描いた、全部で5話の短編から成ります。

少年ロボットの成長と探索の旅が語られる挿話、そして回を追うごとに現在より少しずつ未来になっていくロボットと人との関わり方を描いた短編、どれも非常に面白かったです。しかもその短編が少しずつ他の話と関連していて素晴らしい。
たいていは多少なりともロボット開発に関わる人間が主役で、どの人物も「ロボットに「たましい」はあるのか」という命題に非常に悩みます。これはわたしの大好きなテーマです。ロボットと魂。自律学習型AIを積んだロボットを、より人間に近づけよう、或いは人間の知性に近づけようとする開発者たち。もし期待通りにロボットが経験を積み、自己の判断のみで行動できるようになったとして、どこでロボットは「たましい」を持つのか。知性体になるとして、我々とどう違うのか。
などなど。SFではありがちなテーマですが、作中で語られる時代が非常に近いのと、作者がその分野の現状についての非常に詳しい知識を持ち、きちんとした取材を重ねた人であることが物語を非常にリアルなものにしていると思います。それでも小難しい理論はほとんど出てこないので、すんなりと物語に入っていけます。

そして日本のロボット開発者とSF好きの手塚治虫信仰をここに見たような気がしました(笑)。みんな最初は鉄腕アトムが好きで、あんなロボットを作りたくてこの道に入る。実際そういう人はかなり多いようですし、日本のアニメ文化を創ったのも手塚治虫だと言っても過言でもありますまい。
わたしはあいにくリアルに手塚治虫の作品に触れた世代ではありませんが、コミック文庫等で多少は作品を読んでいます。今読んでも古くないと思えるし、彼の作品を読んだあとは「漫画は子どものもの」なんて決して言えないとも思います。すごい人だったんですよねえ。『火の鳥』の未完が惜しまれます。どこまで物語が拡がったのか見てみたかった気がします。

わたしの世代ですとドラえもんが好きで・・・というきっかけでその道に入る人が多いような。いずれにせよ、からくり人形の昔から、日本人はロボット好きな民族であります。手塚「治虫」とか、「ドラえもん」が一発変換できる(或いは変換候補に入っている)こと自体、その浸透性を現していると思います。作品に触れたことがない、知らないという人はまずいないのではないでしょうか。

残念ながらわたしは理系に適応する頭脳を持っておらず、その道に進むのは生まれ変わらないと無理という感じなのですが、せめてSF読者という立場でこれからも夢を見させて頂きたいと思います。

科学ってロマンチックだ。未来って楽しみだ。
そう思わせてくれる、素敵な作品でした。
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わたしのデジカメ知りませんか。

2006-05-14 02:24:43 | 雑記

皆様ごきげんよう。いくら雨が降ったからと言ってこの寒さはないだろう、と思う黒猫でございますよ。
昨日は帰宅後本を読んでいてそのまま寝てしまったようです。日記がなくてごめんなさいよ。


ところでどなたかわたしのデジカメ知りませんか。探したけど見つからないよ・・・!GWに使おうとして、「ソフトプロテクトがかかっています」という表示が出て撮影できず、あーでもないこーでもないといじり倒したのは覚えています。その後の行方が杳として知れません。デジカメよ、今いずこ。目撃情報お待ちしております(無理)。
わたしの部屋は例によって散らかり放題なので、片付けつつ探してみたのですが、それなりに片付けても出てこない。・・・どうしてなの。

実は母の日にデジカメを買ってあげようかと思いまして、ネットで熟年層にも使いやすいものをちょっとリサーチしました。今日某○ックカメラに寄って偵察してみたのですが、買い替えキャンペーンなるものを行っていて、古いデジカメ持ってくと3000円引きになるらしいんです。新しいのを買うなら2台もいらないし、古いのを引き取ってもらって値引きもされるならまさに願ったり叶ったり・・・なのですが。

見つからない・・・。

ど~こ~じゃ~。うう~~~。自分のだらしなさが悔やまれます。
でも諦めきれないのであとでまた探してみます。


ところで昨日は岩盤浴に行ってみましたよ。初体験。
オープニングキャンペーン中、且つ、どちらかというと安さを売りにしたお店(通常80分3000円のところをオープニングキャンペーンにつき半額の1500円)というところに行きました。
フロントで先に会計を済ませて、その場で紙に退室時間を書かれて、その時間までにロッカーキーをスタッフに返して下さいというシステムでした。ロッカーキーさえ返せばそのあとシャワー浴びたり着替えたりするのは時間に含まれないと言われたので、のんびりできるね~と言い合っていたのですが、いざ体験してみたら意外と時間が足りませんでした・・・。

お店側の説明によると、5分うつ伏せ→10分仰向け→部屋を出て5分休憩というのを繰り返して下さいということだったのですが、最初の1巡では大して汗も出ない割りに意外と熱く感じ、「うわコレ5分も持たないんですけど」という感じでした。どうにか15分が過ぎ、休憩部屋に行き友達と「結構熱いよねえ。そして汗出ない」とか行っていたのですが、2巡目からはいい感じに身体が温まり、汗もじわじわ出て参りました。しかし全部で80分とはいえ、実際始めるまでに着替えたりメイクを落としたりと準備をした時間も含まれたので、全部で3巡したところでタイムアップ。もう1巡くらいすればかなり汗が出たんじゃないかと思います。しかし時間は時間、鍵を返して退室しました。

そのあとシャワーや着替えなどをゆっくりできたのはよかったです。お店によっては岩盤浴で出た汗はパックのような効果があるので洗い流さないで下さいとか言われるようですが、ここはシャワーがありました。わたしの人生でも1、2を争う狭苦しいシャワー室でしたが。そしてこのお店、岩盤浴中に着るスウェットみたいなもの(なんかすごい緑色。同じスウェットの人が揃って寝ている風景は、何この女囚たちという感じでした)とか、タオルとかメイク落としとか、ひととおり揃ってますので身体ひとつでお越し下さいとのことだったのですが、備え付けの乳液を使ったらヒリヒリしました(笑)。別に敏感肌じゃないんですが。

すべて終わったあと、アフターティーという名目でお茶も一杯サービスしてもらえたりして、全体的にはなかなか良かったですが、また行くかどうかは微妙・・・といったところでしょうか。わたしは友達と行きましたが、こういうのはひとりで行ったほうがのんびりできていいかもしれません。
全体的にはおおむね満足したんですが、新しいお店のせいか、いかにも研修中と言った感じのお店のスタッフ(アルバイト?)がカウンターにひしめきあっていて、わたしたちが説明を受けている横でそれを遮らんばかりの勢いで雑談していたのが気になりました。というか、あんなに人いらないだろ。
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早めに寝よう

2006-05-12 01:07:30 | 雑記

皆様ごきげんよう。
毎日毎日、早めに寝よう寝ようと思っているのに気がつくとたいてい日付が変わっている黒猫でございますよ(何やってんだ)。

今日ももう寝ようと思ったら『獣王星』始まっちゃったよ。2週分見てないですが大丈夫かしら。『渡鬼』は大丈夫でしたよ(笑)。
観てらっしゃる方もひとりふたりはいるに違いないと勝手に踏んで伺いたいのですが、眞(えなりかずき)がなんか微妙にお洒落になってない・・・!?あくまで彼なりに、ですが。なんかベスト着てたよベスト。うん、チョッキじゃなくてベスト(どっちにしろどうよ)。そのままゴルフに行けそうなシャツ+トレーナーにタック入りチノパンというファッションは卒業したのでしょうか。ちょいキメえなり?そんなまさか。挙句の果てに人気ロックグループのコンサート(ライブではない)に行ったり株始めたり。母さんはそんな子に育てた覚えはありませんよ!(ピン子かアンタ)
えなり君のファッションといい愛の結婚話といい、渡鬼すげえ。目が離せませんぜ(アンタだけです)。


ところでわたし、明日初めて岩盤浴に行って参ります。前々から興味はあったんですが、お店によってお値段ピンキリなんですよね~。友達がオープニングキャンペーンで安い値段のお店を見つけてきてくれたので、行ってみますvあー、明日もピラテス出られない。ますます落ちこぼれてゆく一方ですよ。でも気にしない!(しろよ)


昨日今日で瀬名秀明の『あしたのロボット』を読み終わりました。バリバリ理系の作家さんなので難しい話かも、と思い、時間のあるときに、と思って今まで意図的に避けていたんですが、面白かった!今までの瀬名作品の中で一番するっと読めたかもしれません。この人ロマンチストだよね~☆
感想はまた週末にでも別枠で(溜めないんじゃなかったのか)。
だって・・・だって、もう寝るんだもん!(逆ギレか)
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どんな雑誌読んでるの?

2006-05-11 01:42:41 | 雑記

皆様ごきげんよう。一週あけてエアロビクスに参加したら、前にも増してついていけなくなっていた黒猫でございますよ。

手と足たいてい逆になる。ハイ!ハイ!ハイハイハイ!あるある探検隊!あるある探検隊!

・・・イヤ、皆様はないか。ごめんなさい・・・。

ところで今日、ジムの更衣室で支度をしている時に、知り合いのおばさまに「ねえねえ、普段どんな雑誌読んでるの?」と突然訊かれました。わざわざ呼び止められて開口一番そう訊かれたので、「なんでですか?」と質問返ししたら、「今の若い人ってどんな雑誌読んでるのかちょっと知りたいって人がいて、色々な人に訊いているの」と。
おそらく女性ファッション誌、「これでキマリ!今から夏まで完璧コーデ!」とか「かわいくないと許せない!ちょいゆれ乙女ニュアンススカートでいこう!」とかそういうコピー(※あくまでわたしのイメージです)が踊っているファッション誌の名前が期待されていたんだと思います。

そういう雑誌を全然読まないわたしですが、ここで週刊少年ジャンプとか正直に答えても誰も幸せにならないことは明白。どう考えても期待されている雑誌名じゃありません。かと言って滅多に読みもしないファッション誌の名前を挙げるのも心苦しいし・・・。で、苦し紛れに女性向けの情報誌(「chouchou」とか「caz」とか)を挙げておきました。(※これは本当にわりと読んでます)こ、これなら一応想定の範囲内・・・だよね?ナウなヤングも読んでるよね?

・・・正直に「若い人じゃないんでわかりません」と答えておけばよかった・・・。いや、でも本当のナウなヤングだった頃から別にそういうの読んでなかったな(笑)。ああいう女性誌、そのお年頃でも定期的に購読している人は少数だと思うのですが、どうなの?そうでもないの??今も昔もごく稀に買う程度です。広告が多すぎるせいか、重いし高いし持ち運びに向かないというすべての点がわたしとしてはマイナスポイントです。ファッション誌や情報誌は背表紙がつかない程度の厚さじゃないと買うのも躊躇ってしまいます・・・。

ちなみにこのおばさまにはジムで妖怪の本を読んでた時にも「何読んでるの?」と訊かれて正直に答えてしまった苦い思い出があります(ジムで読むなよ)。
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おはようございます。

2006-05-10 06:29:36 | 雑記

皆様おはようございます。久しぶりに気がついたら寝ていた黒猫でございますよ。もう休みってことに身体が慣れきっていて普通に働けません。最初からろくに働いてないじゃんとかいうツッコミは却下の方向で。


昨日、ジムで運動する前に飲んでいるアミノ酸を買いに行きました。

VAMMが発売された頃、こう、フィットネス業界でアミノ酸が流行りまして、それまではわたしは特に何も飲んでいなかったのですが、流れに乗って自分の財政の許す限り試してみました。でもアミノ酸って結構高いのです。量もそれなりにありますが一箱・一瓶で3~4,000円台あたりが多いです。
わたしは明らかにそんなに出せないので、安いアミノ酸を探しました。そして見つけたのがこれ。一箱500円前後でわたしの飲み方だと一箱で10回分。・・・なんですが、あんまり売ってないんですよねえこれ。売ってるお店をやっと見つけても、売らなくなっちゃったり(涙)。ネットで買おうかなあと思っていた矢先、新宿に行ったときに寄った薬屋さんに大量に置いてあるのを見かけたので、最近はそこで定期的にまとめ買いしていたのですが、似たようなお値段のアミノ酸があったのでそっちを試してみました。・・・なんかこっち(リンク先一番上)もいい!てなわけで今回はこっちを買いました。
飲んだからって痩せるというのはわたしの場合ありませんが、疲れが残りにくくなる、汗が出まくるという利点があります。あと、飲んじゃうともう後に引けないというのもあるかも(笑)。まあ、ジムのロッカーに入れてあるので、もうそこまで行ったら飲むしかないんですが。
とりあえずしばらくはアミノ酸の心配はいらなくなりました。よし。

ちなみにこの薬局で、ねずみ男のねずみとりという商品を見かけ、ちょっと胸がときめいたよ!(笑)パッケージに描かれたねずみ男が「助けて~鬼太郎」とか言ってんの。すごいな、誰だ考えたの。でもうちにはさすがにねずみは出ないので、買いはしませんでしたが。

さて、そろそろ支度を始めますか。おべんとおべんと。
さあ皆様、今日も爽やかに頑張りましょうっ!(無駄にテンションあげてみた)
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『心霊写真』

2006-05-09 01:10:00 | 映画

皆様ごきげんよう。
GWも終わり、皆様も日常へと復帰なさったかと思います。いかがお過ごしですか、黒猫でございますよ。

ところで何この寒さ。
今日から徐々に衣替えを図るつもりで、薄着してみたわたしをあざ笑うかのような寒さ。やっぱりこの国には白い魔女が逃げ込んでいるのではないでしょうか。たすけてアスラン!

そんな中、今日は『心霊写真』というホラー映画の試写会に行って参りました。(※怖いのが苦手な方は今日の日記はスルーして下さい)

試写はがきをよく見ていなかったので、直前まで韓国映画だと思っていたのですがタイ映画でした。

カメラマンのタン(アナンダ・エヴァリンハム)は、恋人のジェーン(ナッターウィーラヌット・トーンミー)と一緒に学生時代の友人の結婚式に出席する。その帰り、ジェーンは不注意から車で若い女性を轢いてしまう。同乗していたタンは、動転して生死を確認しようとするジェーンを「これは事故だ。逃げよう」と説得し、事故現場から逃走する。
良心の呵責に耐えかねたジェーンは若い女性の幽霊を見るようになり、一方タンも自分の撮影した写真に若い女性と思しき影が写っているのを発見する。ふたりは女性の生死を追って病院や警察を調べるが、人身事故の記録自体が存在しなかった。
しかし調べていくうち、ジェーンは女性がタンの学生時代の同級生だということを知る。タンを問い詰めると、学生時代に付き合っていて、相手は真剣にタンを愛したのに、結局タンが一方的に捨てる形で別れていたことを告げる。
そしてその頃、先日結婚したばかりの同級生が「写真を出せ。あの女が来る」と言い残して飛び降り自殺する。実は彼を含め学生時代の同級生3人が飛び降り自殺していた。彼らは学生時代に一体何をしたのか。そして女性との関わりは一体・・・?

というようなお話。

タイの映画ですが、アジアのホラーって共通するものがあるのでしょうか。違和感なかったです。幽霊は黒髪だし(笑)。
これ、伊藤潤二氏に漫画化して欲しいな!映画以上におどろおどろしくなること請け合いです。

主人公カップルは美男美女で、バンコクでのお洒落な生活を満喫している感じなのですが、ちょっと美男美女すぎるよ。色も白すぎ。タイ人には見えない・・・と思ったら、男性のほうはラオスとオーストラリアのハーフらしいです(タイ人なのか・・・?)。女性のほうは木村佳乃に似ていました。
そしてなんか妙に小洒落た綺麗な部屋に住んでいるのに、何故かドアは軋む(笑)。ギィィィィ~~・・・・って。ホラーの定石なんでしょうが、何だかなあ。まあ、何だかなあ、と突っ込み始めたら事故車のガラス換えた時怪しまれなかったのかよとか、明らかに幽霊ならまず寺行けよとか、そんな怖い思いしてるならひとりで行動すんなよとか、キリがないですが。
幽霊さんも浮いたり這いずったり奇声をあげたり忙しい感じ(笑)。女の幽霊は黒髪でずるずる這いずられたらもうそれだけで怖いですね。

あと、最近のホラーにどうしてもありがちな音でビックリさせるという手法がこの映画にもたびたび見られました。音でビックリはさぁ・・・「怖い」というのとはまた違うんじゃないの。邪道なんじゃないの。でもビックリしてしまった自分が腹立たしい。しかも咄嗟に出た声が「キャー」とかじゃなくて「うぉぉぉーーい!!!」。どんなツッコミだよ。

後半、幽霊とタン(主役男性)との因縁が明らかになるのですが、そりゃ化けて出るよなというような感じです。幽霊に追われてタンが逃げ回るシーンでは、「あーあ、トニー(=トニー・ジャー…タイのアクションスター)みたいに鍛えとけばそこから飛び降りても無傷で助かったのに」とか、ホントどうでもいいことを思いました(笑)。きっとアレだ、この人はトニーが像とか象とか取り戻すために涙目で必死になって肘打ちしたり間接キメたり飛んだり跳ねたりしてる間、ナウでヤングなアーバンライフを送っていたのでしょう・・・。

でもタイつながりのせいか、もらったチラシは本作と『トム・ヤム・クン!』(トニー・ジャー主演、大好評公開中)でした。ごめん、それもう2回観た(笑)。
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嵐の前の静けさか、それとも。

2006-05-08 00:44:23 | 雑記

皆様ごきげんよう。GWもいよいよ終わり、名残を惜しみつつグラスを傾ける黒猫でございます。イヤ、名残を惜しまなくても飲むけど。今日は久しぶりに白ワインです。サンライズのシャルドネ。

今日はGWの暴飲暴食の成果が身についているのをこの目で見るのが嫌だと思うあまり、ギリギリにジムに滑り込み、閉館ギリギリに出てまいりました。

でもね、増えてなかった。

何だこれ。嵐の前の静けさ?それともジムの体重計壊れてんだろうか。
それともアレか、今日の夜から急激に増えるのか。明日をお楽しみにってやつか!?でも明日はジムに行けないんだよなあ・・・。うーんうーん。
とりあえず、明日からのお弁当には心持ち野菜を多めに入れようと思います。

GW、十分遊びましたが、心残りは本が全然読めなかったこと。『自転車少年記』と『エイラ 地上の旅人11 故郷の岩屋 上』の2冊しか読めなかったよー。通勤電車とジムがないと全然本読まないんだなあ、わたし。明日からはガッツリ読みますよー!
そして色々録っておいたビデオも全然見てないです。ヤバい、このままじゃ渡鬼の流れについていけなくなってしまう!(そこか)

そしてこの連休中は新しいPCに色々ソフトを入れて、なるべくこちらで色んな作業ができるようにしたかったのですが、まだ半分くらいしか果たせず。我ながら何故こんなにトロいのかわかりません。とりあえずホームページビルダーは入れました。でもいつまで経ってもver6。それが俺流(黙れ)。

それにしても今年はGWは長いけど他の祝祭日がかなり土曜に吸収されて消失してしまうかたちですね。次の土日以外のお休みは7/17の海の日ですよ。・・・ありえない。休みたきゃ自分で有休取れということですか。ううー。

ま、長く休んでいっぱい遊んでリフレッシュできたことですし、明日からまた頑張りますか。皆さん一緒に頑張りましょう☆
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お金以外は貯めないこと。

2006-05-07 02:42:09 | 雑記

皆様ごきげんよう。1時間ちょっとで実に3度目の日記(なのか)となっております黒猫でございます。

こんなことになってしまったのも、GW前に観た舞台の感想を先送りにしていたから。書いてみたら本当に舞台の感想なのかどうなのかという感じになってしまいましたが。うーん、一週間以上経過してますからねぇ・・・ごめんなさい~。
そして2度目の日記は本の感想で、面白かったので記憶の薄れないうちに是非!と思ってしまったのです。

舞台でも映画でも本でも、感想を書きたいのなら溜めておかないことだなと思いました。反省。これからはお金以外は貯めないようにします。(それは貯めたくても何故か貯まらないという噂)

ところで今日は5日ぶりにジムに行きました。恐る恐る行きました。体重計に載る前から身体が重いという事実をなるべく直視しないために、運動前は体重を量らず、終わってお風呂に入って髪を乾かしてから、下着姿で(1gでも軽く計上しようという自助努力)量ってみたのですが・・・むしろ減ってた。

・・・いえ、喜ぶのはまだ早いのです。
わたしの場合、暴飲暴食した翌日にはすぐに変化が現れないのです。むしろ二、三日後がヤバい。おそらく暴飲暴食して一両日くらいは、身の内に取り込んだ諸々のものが我が血肉となるか否か逡巡する期間であり、その間は目に見えないエーテル状の雲となりわたしの周回軌道上を回っているのだと思います。これがわたしの引力に負けて墜ちてくると、当然の結果として質量の増加が見られることになります。

だから問題は明日。
・・・明日が怖い。


わたしのことはさておき(いいのか?)、GW合併号も終わり、久しぶりにジャンプを早売りで買いました。
小畑健先生(『DEATH NOTE』作画担当)は、いっそホラー漫画に転向して下さらないかしらとか思いました。すごいよ!月さん。でも今のジャンプの連載には多少なりともホラー要素があるのはデスノートくらい(『ムヒョとロージー』もか?)なので、いいのかな?

わたしはホラー漫画も好きなのです。最近久しぶりに伊藤潤二氏のホラー漫画が読みたくなって何作か買ってみたのですが、やっぱ潤二最恐だね。『死びとの恋わずらい』の「死ぬほど好き~」「じゃあ死ね」なんてやりとり、他の漫画家にはできないよ。どこかズレた笑いのセンスがまた好きです。そこが怖いのかも(笑)。

しかし同じようなことを小畑健と富樫義博がやっても、前者は緻密に計算された演出のうち、後者はタダの手抜きに見えるのは何故かしら・・・。
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『自転車少年記』

2006-05-07 02:04:05 | 

小説の感想です。

『自転車少年記』(竹内真著、新潮社)

四歳の昇平は、初めて乗れるようになった自転車で急な坂を下り、坂の終点にあった家の生垣に突っ込む。それがその家の息子で同い年の草太と、ひとつ年上で隣に住む女の子、奏との出会いだった。
この出来事をきっかけに、昇平と草太は家族ぐるみで付き合うようになり、ともに成長していく。いつかあの坂を楽に登って下れるようにと、自転車にのめりこむふたり。中学では自転車屋の伯父を持ち自転車に詳しい信男と知り合い、高校ではついに自転車部を作る。その後進路が別れても、ふたりと自転車との絆は切れず、成長とともに関わり方を変えてゆく。

そんな爽やか成長物語です。
いやあ、面白かった。ホント爽やか。NHKで朝ドラにしたらいいと思うよ!(笑)
冒頭のシーンからして、初めて自転車に乗れるようになった昇平の高揚した気持ちが伝わってきて、こっちまで風を切って自転車を漕いでいるような気になります。直情型で行動派の昇平と、思慮深く慎重な草太と、それぞれの視点から語られるのですが、成長するにつれ、自転車のことばかりではなく、ふたりのどちらにとっても気になる女の子、奏との関係や、お互い以外の友達との付き合いや、世界はどんどん広がっていきます。それが楽しい。
時には壁にぶち当たってどうにもならずに悩む時もあるのですが、悩んで悩んで、それすらバネにして立ち上がる彼らの強さが頼もしいのです。おさななじみっていいね!(※ギャルゲーの話じゃないですよ←当たり前だ)

全編を通して一応 昇平→奏←草太 という図式があるにも関わらず、これを含めて人間関係でドロドロ感は全くありません。そこがあまり現実的じゃないかもしれませんが、ドロドロなんてお呼びじゃあないのです。だって自転車乗りだもん!(笑)

これからの暑くなる季節、読みながら彼らと一緒になって風を感じてみるのもいいのではないでしょうか。おすすめ!
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