皆様ごきげんよう。今日も「世界の車窓から」を観ました黒猫でございます。あれ、これあんま進んでなくね?(笑)明日こそカニャクマリか?確か駅から街までは結構離れてるはず(わたしはそれもあってバスで行きました)・・・じゃああの熱海っぽい街の様子はなしかなぁ?
今日は映画試写レビュー第3弾を。
『カンフー・パンダ』
翡翠城の麓の平和な谷で暮らすパンダのポー(声:ジャック・ブラック)はラーメン屋の息子。太っているがカンフーが大好きで、翡翠城で修行する5人のカンフーの達人、ファイブ・マスターのようになりたいと夢見ていた。
しかしポーの父はラーメン屋を継ぐことを期待しており、しかも自分に素質がないのはわかりきっていたので、ポーは自分の夢を言いだせずにいた。
そんなある日、谷を見下ろす翡翠城で、秘伝の巻物を継ぐことができる「ドラゴンの戦士」を決める儀式が行われ、老師・シーフーの高弟であるマスター・ファイブから選ばれるはずが、指名の場に乱入したポーが選ばれてしまう。
シーフーは自分の師である亀のウーグウェイ導師に選択のやり直しを要求するが、「世の中に偶然などない」とやんわり断られてしまう。
ポーは喜び戸惑いつつも修行する気でいたが、実はドラゴンの戦士にはチョーゴン刑務所から脱獄したというかつてのシーフーの弟子・タイ・ランを迎え撃つことが期待されていた。
タイ・ランはシーフーの養い児であり、抜群の格闘センスを持つ最強の戦士だったが、強さを求め秘伝の巻物を欲し、拒否されたことに激昂して暴れたため、囚われていたのだ。
修行を始めてみたものの、全く話にならないポーに見切りをつけ、ファイブ・マスターはタイ・ランを迎え撃つべく城を飛び出す。一方、シーフーは食べ物が絡むとポーが凄まじい身体能力を発揮することを発見し、それを利用して修行を始めるが・・・?
というようなお話。
いやあ、面白かったです~。最近のハリウッドアニメでは一番面白かった。
CGもよかったですが、最初のほうの中国っぽい色調を抑えたアニメーションもよかったです。つうか全編こっちでやってくれてもよかった気もします(笑)。
で、内容ですが。
まず、主人公・ポーはパンダなのに、お父さんはカモです。
え、ちょっと。なんでそこに誰も突っ込まないの?と思っていたら、クライマックスバトル前にようやくそのネタが活きてくる・・・というか、活きてないけど(笑)。観た人全員が「そこかよ!」と突っ込みたくなる触れられ方をします。ああもう、こういうの大好き。
ポーの声はジャック・ブラック(『スクール・オブ・ロック』主演)が担当しているんですが、それを踏まえるとポーはジャック・ブラックにしか見えない(笑)。顔も身体も似ている気がします。
全体的に笑える映画で楽しく観ましたが、涙もろいわたしはちょっと泣いてしまいました。シーフーとタイ・ランの関係に。
タイ・ランが脱獄するシーンの最初のほうでシーフーの消息を聞き「おれを覚えていてくれた」と呟くところでじわっと。「いてくれた」って。うう。
回想でのタイ・ランの幼少期の可愛さはもうたまらん感じです。猫科の生き物の可愛さは実にけしからんな!この回想を見たあとだと、シーフーとタイ・ランの戦闘シーンでの口論も泣きどころです。かつて強い絆で結ばれていたふたりが闘わなくてはならないという展開。もう駄目泣く。
それだけに、すべてが決着したあとタイ・ランはどうなったのかがちゃんと描かれていなかったのが残念。どうなったのあのあと。すごい気になるよ。
ちなみにエンドロールのあとに、短くも微笑ましいワンシーンがあるので、全部観ることをおすすめします。
全体的にとても面白くて満足したにはしましたが、最後まで気になった点が。「マスター・シーフー」っておかしくね?シーフー=師父だよね。先生とか師匠的な意味を二つ重ねちゃってね?それが不思議でしたが、そもそもちゃんと名前があるのってポーとタイ・ランとウーグウェイ導師くらいなもんなんですよね。他はみんな「タイガー」とか「モンキー」とかまんまじゃねえかという名前。なんかつけてあげればよかったのに。わたしは字幕で観たんですが、日本語ではどうなるんだろう。
ちなみに最近の例にもれず、吹き替え担当が有名俳優陣なんですが、モンキーの声はジャッキー・チェンでした。ぶっちゃけあんまり喋ってなかったけど(笑)。
兎にも角にも面白かったです。おすすめ。上でリンクしたサイトで結構映像も見れます。まだ工事中のところも多いですが、サイトのつくりも凝ってる感じですよ。