朝焼け

五時に目が覚めた、体はほとんどまだ寝ている。
今日しか時間がない、あのコゴメ畑にいけるのは。
外を見ると、桜草みたいな可憐な朝焼けが始まり始めた。
また雨の予感。
ラーメンスープの仕込みをしてから急いで、車を走らせた。
小千谷にさしかかると、ブナの木がわずかに芽吹いていた。
家の方はまだ赤い蕾だけど。
いつも行ってる場所のコゴメは少し伸びていて、だいぶ人が採った後だった。
でも残ってるのも有り、最後に出るオクノ太いのが出ていた。
5-6キロ採った頃、ポツリポツリと雨が始まった。雨具を持ってて良かった。
全部で15キロぐらい。
帰りにゴマナ、カタクリ、フキノトウを追加して、帰った。
山人参と野セリを採り忘れた。
黄スミレとニオイスミレが出始めた。
そろそろスミレにパスタの準備を始めなければ。
11時に帰り、急いで蕎麦を打って、スタッフがそろているので、少し休もうと思った。
雨もふっているから言いかと思い、お昼にお風呂に入り、出てみると、店は満員であった。
何か手伝う事はと、声を掛けると、もう終わった。
愛想のない返事。
気を使っているとこも有るのかな。
フラフラしていたら夜になった。
これから小千谷に飲みに行く。


酩酊君が帰ってきた。
もう酒は一生要らない。
そんな気分。
三軒で5000円のコースにいった。
駅前から本町に移転した焼き鳥屋に行った。
割り勘と決めておいた。
割り勘だからいっぱい飲む人もいた。
自分もいっぱい飲んだ。
人のことは言えない。
帰ったら良い匂いがするので良く見たら、ラーメンすーぷのけし忘れだった。
今日もまたまた大酩酊。

はしご酒

今日も黄砂の影響で霞んでる。
昨日はもっと凄かった。
夕方釣吉にメニューを届けにいき、ついでにビールを飲んだ。
その後、根小屋のふきだまりに行、最後は森永で飲めるだけ飲んだ。

釣吉ではいつもビールか酒だけでほとんどラーメンを食べた事はない。
つまみにメンマを入れたスープを出してくれた。
肉のうまみが前面に出たまろやかで力ずよいうまい味だ。
店がないときはしょちゅう行っていた。
自宅が近くでマスターとは幼馴染で、地震の時にチャーシューを貰た。
そのチャーシューを倒壊した家の柱を燃して焼いて食べた。
近所の若い人達がラーメンが食べたいね、と言い出したけど、水もラーメンも無かった。
その時そんなにラーメンが人気が有るのなら、店を再開したら一生懸命にしょうと。
それは経営を安定させる近道でもある。
火事のあと、焼け死ななかった事もあり、神様は、もっと真面目に一生懸命に
人生と付き合えと言っているのかと感じた。
地震の翌日、トン汁を炊き出して、皆さんに食べてもらった。
歳が替わり、春に近所の数人の人に言われた。
貴方のお陰で今生きている、あの南瓜のトン汁は美味しかった。
一生忘れませんと。
心が激震した。
涙が目から、噴出した。
この為にオレは生きてきたのかと。
死ぬまでもがいて、人生を楽しもう。
今日は古株が三人休み、予約が三つ、
一昨日トンカツと筍の煮物を昼定食にした
簡単だったからそれをする。
蕎麦を早めに打って、準備をしていたら、
11時にもうお客さんがきはじめた。
打ち合わせ通りに皆が動いてくれた。
志保ちゃんは、普段遠慮して天ぷらに手を出さなかったけれど、
今日は皆揚げてくれた。
早くから始まったから客数の割りに追われなかった。
明日は早く起きられたら、コゴメ取りに行きたい。

ツバメが遣ってきた

魚野川岸の柳も緑が目立ってきた。
10日ぐらい前に、渓流釣りに行ったところ、
魚野川にツバメが舞っていた。
今日、店の横の大沢川にやっとツバメが来た。
そこらじゅうで復興工事をしているので、
ツバメが遠慮してるのだろうか。
合鴨のペアーも居付き、餌の植物が芽吹かないので、
姿を見れば泣き声で催促する。
何処かの小学校の授業に使った、合鴨だった。
物好きの人が貰って、飼っていたけどじゃまになり、
ここなら広いし、餌にもふじゅうしないだろうしと、
勝手に置いていったらしい。
相変わらず、激震ラーメンが出ている。
昨日も、大宮ナンバーの4人が食べて出てきたので、感想を聞いたところ、
この前も来て食べたじゃないかと、言われてしまった。
取引先の肉屋さんが激震ラーメンを食べていたので聞いてみた。
この前も確か食べていたよねと。
イヤー癖になるよね。
200グラムのチャーシュとラーメン大盛りをぺロり。
今日記を書いている前で、若いペアが楽しそうに激震だねーと。
凄く嬉しい。
口コミで広がれば、やがて三国峠を越えて口コミが広がって行く。
中越地震の風化が少しでも遅れれば、メニユーを作った甲斐があり、
お世話になった地域にわずかだがお返しが出来るような気がします。
今日、キンちゃんが来たので、山古志蕎麦について、話してみた。
名前を勝手に使うなと、言われるかも知らないぞ。
決意が段々鈍ってきた。
魚野川蕎麦でもいいか。
今はそんな気持ち。
でも汁は鯉を使う事は絶対変わらない。
鯉の汁を、フードプロセッサーでトロトロにして、ウコッケイや山菜、
クコ、松実などで薬膳蕎麦を作ろうかとも考えてみた。

大沢川の水面に

朝の雲と青空が大沢川のみずもに輝きながら写っています。
前の山肌は雪が半分、土が半分になりました。
若い二人が休みで、ピザ焼きが自分の仕事になり,
久しぶりに焼いたら形が不揃いになり、お客さんに謝ったり、
挨拶したり、忙しい月曜日だった。
スモークチキンに三種類のハーブをふりかけ真空包装をした。
後で山菜と合わせた料理をする。
宴会は三組、連合老人会は参った。
役員一人ずつ堀之内中を回って、おくった。
安い予算だったけど、酒は一臂飲んでくれて、
そして酔っ払い、一人一人送ったので、
二組の蕎麦打ちが間に合わないようだった。
明日は四時におきて、山菜取りに行こうかなと、
思ってる気持ちも有るけど、何かシンドイナー。
フランス料理も休んで、飲みに行こうかな。　

山菜初物

厚い雲に覆われて、今でも降り出しそうな空模様。
1500メートルまで雲が降りて
駒ケ岳や荒沢岳の頂上は隠れてしまてる。
朝、若いのを集めて、タイヤショベルのバケットに乗せて
店の窓ガラスを拭かせた。
一階は倉庫や製麺室だから、中々手が届かない。
それに駐車場の車止めを置いた。
友人達が来店のつど、車が落ちると大変だからと、
忠告を受けていたからだ。
外周りの主任にお願いしようと、づっと考えていた事だった。
いつもの事だけど、雨が降りそうになるとやる気になる。
ひるまえに、やはり雨が降ってきた。
今日は予約が4つ、ひるに２つ。
和室とホールが半分使えないので、
ヒロちゃんと残ったホールに席作りをした。
入るだけテーブルを並べようとしたら、
それは変だよとクレームがついたけど、
日曜日は、一般客だけでも多いと200人ぐらい来店があるし、
遠く2－3時間掛けて魚野川を目指して来店される方が座れるように、
イスとテーブルを詰めるだけ詰めようと考えた。

やはりいっぱい来て、待つお客さんも出た。
帰ってしまう人もかなりいた。
携帯がなって、出ると山ちゃんが独活を持ってきてくれるとの事、
この前も別の山菜を貰ったばかりなのに。
宅急便で北海道から行者ニンニクが送られてきた。
最高級品であった。
夜のお客さんたちに出してあげた。
初物だ、初物だと、大喜び。
喜ばれた分だけ、大儲け。
山古志蕎麦の名前を返した後の名前を、魚野川蕎麦にしようと思い、
Ｇoogleで検索したらどこもやっていなかった。
けど朝日テレビ系列で、3月25日土曜日pm5時から、
オレはここで生きていると、全国放送したと検索に出てきた。
ほんとならこれは凄い事です。
外を見ていたら、群馬ナンバーのワゴンが、
店を探しながら来た感じがしたのは
気のせいだったかな。
鯉こくを真空包装にして、加熱殺菌を80度で1時間した。
お新香も真空包装機で作った。
いろいろ作って、冷凍庫のふたが閉まらなくなった。

ぴかぴかの一年生

料理学校に入学したてのぴかぴかの一年生、本とＤＶＤが教師です。
今、プロのためのフランス料理を始めました。
2日間で、フランス料理の歴史を読んで、
今日は調理道具とスパイス、そしてハーブ。
ハーブとスパイスは同じようななものだと思っていたけど。
別々のページに分けてあったので後で疑問を解き明かします。
何百年も時間を掛け研究されたのに、
20万ぐらいで教えてもらうなんてすごくラッキー。
鯉を5匹頼んだら、すぐ配達してくれた。
切ってうろこ部分を焼いて骨まで柔らかくなるようにして、
しょうゆ味のソバだしにして、前に書いた、山古志蕎麦の汁にし、
季節の山の恵みを合わせて作ろうと思った。
いろいろな方達に助けていただいて、魚野川が営業を始められた。
自分なりのお返しに、まず山古志の人達に声援を送ろう、
自分の得意とするもので。
いろいろ批判されるかもしれないけど。
山古志の人達が古里に帰り、生活を始めたら、
名前をお返しして造り方のレシピをプレゼントしょう。
それまで心をこめて育て続けよう。
山古志の人達頑張れ。
ぴかぴかの魚野川頑張れ。

ひま金

金曜日なのに予約が一つ。
超ひま。
霧雨がいつになっても、止まない。
予報ではもう止んでるはずなのに。
昨日友達が初コゴメを採って来たのを見たら急に、
自分でも取りに行きたくなって、小千谷の送迎を頼もうとしたら、
医者に行くので駄目だと断られた。
暗くなるまで、お昼過ぎから遣れば、20キロぐらいいくと思ったけど、
行き帰りを差し引くと、2時間弱しかない。
場所を探している時間がない。
去年と同じ場所にいくと、遠くに見慣れたバイクがあった。
こごめとりに来た時にあった人だ。
来年は店が忙しくなるからもうこないよと告げた爺いちゃんだ。
そこらじゅうを探したらしく、たった今の足跡だ。
採ると言うよりも、探し回ってるといった感じ。よく見ると、
枯れ草の中にいいこごめがのこっている、
遠くを見ると、去年一番いいこごめが出た場所に彼氏がいた
最悪と思いながらも、去年いい思いをした場所に行った。
西向きの日当たりの良い所を選んで、回った。
結局10キロの大台に乗せる事が出来た。
いつもは大事にしすぎて、最後は捨ててしまっている事が多かった。
それで普通のメニューにもとりたてさんさいを入れてあげよう。

プリモピアットジェノベーゼ

お気に入りのピザで、群馬産農林61号国産小麦の全粒粉２０％　
無漂白粉８０％でつくる、ナンやパンに近い自家製ピザの名前です。
表面に4種類のちーずとバジル、ニンニク、エキストラバージンオイル、
白胡麻
地胡桃、岩塩を乗せて石窯で焼き上げます。
地ぐるみは秋拾ったり、買い入れたりして、
一晩水に漬けておき、オーブンで焼き上げて口を開かせ、
割って、穿り出して使います。
手が掛かるけど、健康に良い食べ物です。
この頃少しづつ売り上げを伸ばしてきています。
次世代のメニューに、医食同源を意識した料理を、
10％ぐらい作ろうと考えています。
今日はのんべいの友達が2組家族を連れてきてくれて、
それなりに喜んでくれた。
川口町のお客さんが2組、おおいに盛り上がった。

青い山脈 駒ケ岳

いろいろの雲が浮かんでる。
きっと空は洗濯機の中みたいになっているのだろうな。
暖かい空気を前線が運んで来たからだ。
山々は透き通るような青に輝き、未丈ヶ岳の東峰も見える。
駒ケ岳にやがて白馬が現れて、猪苗代の季節が遣ってくる。
今は何処にあるのか若い人に見えないけれど、
長年見つづけたから何処が頭、足と
良く解る。
それにしても温かい、今週末にはコゴメノ早いところは出始めるだろう。
蕎麦がいっぱい出た、今日の蕎麦は香りがいい、
て言うことは、打っている時から香から、
時間が経てばどんどん香りが減る。
雑誌のキャッチフレーズに、数量販売には限界が有るけど、
質の向上には限界がない、そのとおりだと思う。
店の運営に導入しょう。

無断休店

前夜早く寝たので、６時過ぎに目が覚め、
親方と朝食を摂り星野さんと渓流釣りに行った。
千溝の川で、去年、山女魚が釣れた場所です。
柳の下に２匹の山女魚はいなかった。
二人ともぼうずで、ほか二箇所回って見たがどちらも駄目だった。
久しぶりの休みは忙しい、丸喜サンの横でサインポールに貼りついたり、
娘のドライブに付き合ったりで、
ついでに二軒のラーメン屋に味見に寄った。
広神の八千田屋さんに行き、二人で醤油ラーメンを注文して食べた。
１１時過ぎだったが３人のお客さんがいた。
上品で申し分のないスープでコンソメに似ていた、若い方にはものたりないとおもう。
帰るときに仕込み開始時間を聞くと、朝八時と答えて、
隣は６時から始めているよ、凄いね、答えてくれた。
彼のことは前からの知り合いで、東京で洋食のコックをしていたから、
今はやりのえげつないスープは遣らないだろうと
、想像していたよりもっと磨かれていて、２時頃が、
豊かなコクが出て最高の味になるだろう。
もう一杯食べたっかたので、彼が話した隣の店に行った。
娘はコーラで、黒と白、そして味噌ラーメン、餃子があった。
黒は何だろうか？
黒胡麻か、コガシニンニクか、焦がし砂糖系か、
まだ自分に解らないものか、
ワクワクして聞いてガッカリ、ただの醤油でした。
白はつり吉の二番煎じ、白醤油。
味は煮干が入った分雑味が出ていたけど美味しかった。
夜は自宅に帰り、ミッキーと、帰省した長男と夕食をとった。
喜んだミッキーに布団を取られて少し風邪気味。