おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

マイナス二度 積雪一メーター二センチ

2006-04-10 06:47:28 | Weblog
霧の中、朝日が斑の雪原を照らしている。
目覚ましを掛けたけど、あまり眠くて起きられず、6時にやっと起きたのだ。
自分の仕事は、刺身と煮物、それに蕎麦を打つ事だった。
板長の親父さんの葬儀に呼ばれていて、お経が9時半から始まるので、かなり忙しい。
マイクロバスを頼まれたけど、平日で運転手がいないので、
自分ですることにして、葬儀に出たり、運転手をしたり、
それで蕎麦が間に合わなかった。
板長一家は料理人一家で、長男は小島屋に勤めているから、
当然小島屋の社長が来て私の隣に座った。
長男の上司であるから、当然半分上座であった。
半分はかなり私の事を重要視してあると思う。
新潟の蕎麦を全国に広めた第一人者で、大金持ちである。
羨ましいけど、死ぬ時は持っていけないから、
好きな道をやると精一杯背伸びして話をした。
なんか惨め。
やっぱりお金があった方がいい。
貧すれば窮する。
骨拾いに行って一緒に拾った。
そして骨を、少し食べた。
骨っぽく味気なかった。
でも私が無くなるまで、心と体に残る。
夜は親方夫婦と、酒好きの親父さんの供養にたっぷり酒を飲んだ。
今でもすっと現れるような気がする。
あまり早い消え方で、戒名  孫助酔星宴強居士
ご冥福を祈ります。
コメント
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