今年はキリギリスの当たり年のようで、びっくりするほど大きなやつによく出会います。
そのキリギリスが、庭のダリアを食い荒らしてしまうといって、母が無事だった花を摘んできました。
このダリアは、今は亡き父方の祖母が植えたもの。赤や黄色、毎年夏になると色鮮やかな花が裏庭を彩ります。
祖母はどうやらとても花が好きな人だったらしく、昔の田舎の村では誰も植えていなかったであろう花がいくつも残ってます。このダリアもそのひとつ。母はそれらの花を、祖母の思いを受け継ぐように大切に育て続けています。
横浜に住んでいた私たち家族がその祖母に会いに来ることができたのは、夏休みを利用して数えるほどだったと思います。幼い頃の私が訪ねていくと、足が不自由だった祖母は、階段の急なこの二階家の、一階の西日の入る居間にいつもいました。そして痛い足を押して、なにかと孫が喜びそうなことを考えてくれようとしていたのを思い出します。
長いことこの家を一人で守ってきた祖母は、気丈で泣き言などついぞ言わない人だったと聞きます。少ない祖母の記憶をたどっても…いつもあっけらかんとして笑っている…そんな感じがします。
私ら孫たちが結婚する前に他界した祖母に、ひ孫の顔を見せてあげることはかないませんでしたが、自分が守ってきたこの家にひ孫たちを交えて私たちが毎日にぎやかに暮らしていると知ったら、どんな顔をするでしょう…そして全国各地から、あるいは外国から、たくさんのお客さんをお迎えしていると知ったら…。きっと、びっくりするだろうな。そして昔のように目じりにしわをいっぱい寄せて笑ってくれる気がします。
生後5か月のひ孫の住環境を考え、祖母がいつもいた西日の入る窓に、一昨日ひさしがつきました。規格外だから取り付けられないと言われて我慢してきた網戸も、知り合いのクラフトマンが特注でつけてくれ、すだれやよしずもあしらい、西日は髄文と和らぎました。
すだれ越しに入る夕風に涼みながら、母が何度も言いました。“お母様がいる間にこんな風にしてあげられればよかった”。
盛夏の頃、祖母がよく西日を避けて道の向かいの石段の一番下に座っていたのを、母は思い出しているようでした。
夏が来てダリアが咲くたびに、私たちは祖母のことを思い出す。曾祖母に会ったことがないこの子供たちにも、この花が咲くたびに祖母のことを話して聞かせていこう。
おばあさまが優しいまなざしで
いつまでも見守ってくれている感じが、
伝わってくる。
そして、花を咲かせることでそれをなっちやん達
に伝えているような気がするな。
いつもにぎやかなこのを、
とてもうれしく思っているんじゃないかな~
築100年のだって、隅々までエネルギーをもらって
活気付いているんじゃないかな~
(ちよっとホラーがかっている?) とても幸せな時間が流れているね。
ダリアは見たこと私は無いかな・・・
天国からおばあさんがひ孫さんを見守ってくれるといいですね{/hiyo_en2/
すみません・・・
天国、大宇宙の(極楽浄土)にダリアの花のこと伝えましたよ。
うんうん、いつか子供たちが祖母、曾祖母に逢える時が来るのを祈ろう…。
やさしいTくんたちのことだから、きっと年をとった大ばあちゃんのこともやさしく気遣ってくれたろうな…なんてね。
農泊をやっていると、そんな世代を超えた交流を見ることが出来たりして、とても心温まることが多いんです。
来週は韓国からの学生さんをお迎えしますよ~
kaoriちゃんもおばあさまとの思い出、ありますか?
絵文字は、慣れるまでちょっと難しいです。私も未だにしょっちゅうミスってますよ
気にしないでどんどん書き込んでね
おばあちゃんが喜んでくれててよかったです。大事なおばあちゃんの家を、けっこうリフォームで直した今日この頃。おばあちゃんがムッとしてたらどうしようと思ってました(笑)。
花が大好きだったおばあちゃんの心が、花たちにも伝わっていたのね。花も動物も、自分を愛してくれる人が分かるって言いますもんね。
そして、そう、そうでした。遺品の中にいっぱい線が引いてある古い聖書があって、私、それをいただいたんです。そうだったよね、おばあちゃん、聖書を読んでいたね。…なんだかうれしい。またひとつおばあちゃんと共通の話題ができたようで…
そう、そして我が家も…。TとRにも川崎の人々と会うときが訪れるのかな。
なんにしても、神様は良い方ですから…最善をもって備えてくださるよね。
共に期待して待ち望みましょう
さ、いまからyukaさんちにおじゃましにいくぞ。