今年は、海に行けないと思ってた。
せめてもの気休めに、インターネットラジオで湘南ビーチFMにチューニングして、気持ちだけでもビーチの風を感じよう・・・今年は、もう、それで十分、と思ってた。
でも『やせ我慢しなくていいよ』と、神様が天使をひとり、送ってくれた。
同じ誕生日、同じイニシャルのNちゃんは、大事な妹で、家族。
潮風のようにさわやかで、ココナッツみたいに日焼けして・・・いつも我が家に、とびきりの笑顔を届けてくれるかわいい子
そんな彼女が、忙しいスケジュールをあけて、子供たちの夏休み最後の日に、鵠沼海岸へ誘なってくれた。
折からの夏風邪にやられ、我が家の全員が交代で高熱に見舞われた今年の夏休み。
どうしてこのタイミングで??と、恨み言のひとつも言いたくなるような日々が続きました。
半月後に計画した、ワンラストチャンスの海の日に、雨だったら・・・誰かが病気になったら・・・と、そんな私の心配も杞憂に終わり、その日は抜けるような夏の青空に恵まれました。
・・・小田急線で、南へ下っていく。
電車に揺られながら、実は海に一直線の道を敷かれた場所に住んでいたことに、今更ながら気づきます。
神奈川は海に恵まれた県。・・・この恵みを、もっともっと享受しなくちゃな。
ビーチに着くまでに、Nちゃんお勧めのステキな場所に立ち寄りました。昔ながらの商店が並ぶ駅前通りの角をひとつ曲がると、住宅に並んでかわいらしい佇まいの一軒家が。
かき氷のお店、『埜庵』。
行列ができるほどの人気店だそうですが、この日はタイミングよくすぐにステキなデッキ席に案内され、程なくして世にもゴージャスなかき氷が運ばれてきました。
・・・かき氷は、もっとガシガシしていて、ガリガリ音を立てながら、頭がキーーンとなりながらワイルドに食べるものだと思い込んでいましたが・・・・
羽毛のようにふわふわのかき氷が、器にふんわりたっぷり盛り付けられ、その横には小さなピッチャーに入った特製シロップ・・・
食べてしまうのがまるでもったいないような、『おいしい』というほかに、もっと気の利いた言葉を探したくなってしまうような・・・そんなひと時でした。
・・・カラダの奥からひんやり涼をとったら、いよいよビーチへ一直線です。
近づくにつれて、潮のかおりが風に混じる。。。日常の中で緊張している心と思考が、ゆっくりと解き放たれていくのがわかる。
トンネルをくぐると、ヤシの木がそそり立つ青い空の空間が広がる・・・思わずわぁっと走り出したくなるような、開放感。
8月もまもなく終わるというのに、まだまだ地平線には真夏の入道雲がわきあがる。
ああ、やっぱり・・・夏は海に来なくっちゃ・・・!!
ちっぽけな自分に出会い、でっかい自然を全身で感じ、その創造主に思いを馳せに、ここに導かれたのかもしれないと
寄せては返す波打ち際の、Nちゃんと子供たちを遠巻きに見ながら思いました。
欠点があったり 弱さを抱えていたり 不器用だったり 正直になれなかったり
思うとおりにいかなかったり あれもこれも裏目に出てみたり
上手に気持ちを届けられなかったり 届いた気持ちを受け止められなかったり
一喜一憂したり 全てが空しいと嘆いてみたり
私たちはみんなそんな風でいながら、それでも健気に毎日を生きてる
私たちよりもっと大きな、この海や空のように包み込んでくれる大きな存在に愛されながら
赦されながら
・・・帰り道の噴水にコインをひとつ投げて 子供たちは何をお願いしたの?
また海に来られますように・・・そんなお願いだったら、私も一口、乗せて欲しいな^^
Thanks N-chan,We love you so!!
楽しい一日、良かったですね。
私も子供のために・・・とか、そう思わないとできないこと、いっぱいあります。
でも、本当に願ったり必要に駆られたりして求めると、神様は思いがけない天使を送ってくださるものです。
・・・まずは望んで求めるところから・・・そんな風で、いいんじゃないでしょうか。