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Fixing our eyes upon You

2016年07月11日 | Season's Special
参議院選挙が終わった。
結果は、みなさんご存知の通り。

「シルバーデモクラシー」などという言葉も耳にする昨今。
今回も高齢者の投票率が高いことや、日本人の性質からして、それぞれの地元ではやはり世襲候補が強い、という現実を鑑みるに、この結果を見て、安直に「これがニッポンの民意だ」と言うのは、いささか無理があるように思う。
当日の開票速報、私はテレ東の池上さんのやつを見たが、番組内の、ネットで(つまり若い世代が主に回答したと思しき)「憲法改正はした方が良いかどうか」を問う投票では、実に98%が「する必要はない」に入れているのを見ると、さらにそう思う。
今夜のNHKの特番を見ていても、ツイッターのコメントには、この結果に不満を残すものが目立つ。

投票率54.7%(戦後4番目の低さだそうだ)
今回初めて加わった18、19歳の投票率は45.45%

結果云々より…民主主義国家において、なにが残念ってこの数字が一番残念だ!

もちろん、私たちは、正当な方法で行われて出た結果を、主にあって粛々と受け止め、信頼して従う。「主に寄らない権威はない」からだ。

私たち人間は、たかだか数十年で朽ちて土に還ることが定められている生き物だ。それでなくても、神はお望みになれば、私たちを明日にでもお取りになることができる。
その宿命を思うとき、私たちはこの国を、この地を「自分の」と呼んで良いのか、迷う。
「自分の」という視点で考えるより、私たちがこの地を去った後にここに住む人たちの利益を、と考えて自分の一票の権利を使うほうが、より真っ当な気がする。

正直、今、私は、自分が死んだ後の次世代を生きていく息子たち世代、そして彼が愛してやまないであろう彼らの子たち世代が、どのような時代に生きていくのかを、憂慮せずにはいられずにいる。
おびただしい大軍に押し迫られ、とても自分の手に負えそうにない状況に圧倒され、恐れおののくヨシャパテ王のように。
だから今のわたしには、彼と同じように、こう祈ることしかできない。

「私たちとしては、どうすればよいかわかりません。ただ、あなたに私たちの目を注ぐのみです。 」Ⅱ歴代誌20:12

…が。
「それさえできれば十分だ」というのもまた、わたしにとっては、揺るがない真実だ。

天と地の主権者なる神の私たちのためのご計画が、決して災いではなく平安で、将来と希望を与えるもの(エレミヤ29:11)であり、私たち主を愛する者のために、主がすべてを相働かせて益としたまう(ローマ8:28)ということを、知っているがゆえに。

(もし、特にこの記事にコメントをいただいた場合、ここでのやりとりをするのは、今回はあえて控えようと思います。感謝します。)

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