周囲をサンゴ礁でいっぱいの海に囲まれた喜界島、海を眺めているだけではもったいない、一度でいいから潜ってみよう、と思ったら、いつの間にか海中を泳いでいた。
親切なインストラクターに案内され、荒木漁港から船で15分程沖へ出て、手久津久(てくずく)集落の近くの海に錨を下ろして、体験ダイビングが始まった。いくつかの注意事項があり、器材を付けて船べりに後ろ向きに座り、そのまま背中から海へ ザブーン と。あとはインストラクターに海の中を案内され、イソギンチャクに隠れるクマノミ を見ることができた。他にも沢山の熱帯魚と一緒に泳いだ。初めて体験する無重力の感覚。一生忘れないだろう。創造の神秘に触れた一日だった。
約30分の潜水の後、海面に出て船に上がった時、海中では全く重さを感じなかったのに、タンクの重さに、思わず足がふらついてしまった。
喜界島にはたくさんのダイビングポイントがあり、年中ダイビング客が本土から訪れて海中散歩を楽しんでいる。
「 神はそれらのものを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、海の水に満ちよ。鳥は地の上に増えよ。」」 (創世記 1:22)