ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

他力

2004年10月25日 | 徒然なるまま(日々雑事)
幼い命「どうして…」座席ごと揺られ2か月男児死亡 (読売新聞) - goo ニュース

 一夜明けた自宅で、奈美江さんは「最近、私たちの方を見て笑顔を見せてくれるようになった。『声を出して笑うのはこれからだね』と家族と話していたばかりだった」と声を上げて泣き崩れ、「今は1秒でも長く大地のそばにいてあげたい」と話した。

地震の直後、車庫から車を出す樋熊さん夫婦に代わって大地ちゃんを抱いていたという近所の主婦は「とても小さい赤ちゃんで、ふかふかの服を着せられて幸せそうだった。こんな亡くなり方は、想像もしていなかった」と涙をぬぐった。


幸せ一杯だった家族が、翌日には悲しみに包まれてしまっている・・
人生とは一寸先は闇だなって切なくなります。
そして、自らの力で幸せになれる、なろう、と頑張っていてもほとんどのことは自分の力ではどうにもならないものだなって思います。

せいぜい僕にできることは、日々を丁寧に生きていく、自分の人生に借りを作らない、そして、少しでも徳を積んで生きておく、ことぐらいかな。

赤ちゃんのご冥福と、ご家族の心の平穏をお祈りしております。

大学激動 & 首都圏のMBA

2004年10月25日 | 政治・経済・社会現象
日経新聞の連載の大学激動という連載が面白いのですが、
24日のものは、「迫るバブル崩壊」という題でした。

「定員300人に対し、新入生22人今春、定員の7%しか学生が子なった大学がある。」 という出だしで、締めが
「今春、私立大五百三十三校のうち、百五十五校で定員割れが起きた。十五校は半数にも届かなかった。
 それでも大学は増え続け、生き残りという名の我慢比べが続く」

うーん。いわゆる大学全入学時代の前段階として、競争力のない私立大学で定員割れが起きているわけですが、とてもまともな状況とは思えないです。
誰もが学べるというのは、「能力に応じ」というのが付くのが当然であり、高校を卒業したら誰でも大学に入学できる社会というのは、意欲と能力のある人にという論点が抜けており、とてもまともとは言えないでしょう。
入学難度の低下は、現実的には、高校卒で就職できない人が問題先延ばしとして、大学に進学している側面もあり、大卒就職率悪化にも貢献しています。

だいたい、日本で四年制大学の設立があいついでいるようですが、大学教育を今後どうしていくのかという論議が見えないんですよね。
新しく設立をされた大学というのは旧来にない特色などを持っているのでしょうか?

と思い、google様にて「大学全入学時代」を検索すると
http://www.sentaku.co.jp/backnumber/not_member/html/s0206124.htm
がトップに出てきました。
ここの資料によると、2001年の入学者充足率の最悪の大学は志望倍率0.21倍、充足率17.3という愛国学園大学だそうです。てっきり右派の大学かと思ったら、昭和13年からある高校の上に平成10年に作った女子大みたいですね。なんかなぁ・・

ところで、MBAに関して言うと、首都圏のビジネススクールのある大学で、入学者を定員分満たせたのは、一橋、筑波、都立、慶応の四大学だけで、あとは定員割れだと聞いています。

経営学を教えているんだから、需要予測や戦略ぐらいちゃんと立てろよ。
というのは僕の心の中でのツッコミですが、ほんとブームに乗っての乱立であれば情けない話です。

補足:
早稲田なんか、三つもビジネススクール持っているけど、外から見ると不思議な縦割り構造に見えますね