ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

Re:高すぎたデジタル・サービスのお値段 IT Pro 記者の眼 11月24日

2004年11月26日 | 徒然なるまま(日々雑事)
猫@現実逃避中です。

記事の質が安定しない日経BPの記事ですが、記者の眼を読んでのコメントをblogで書いていこうかなと思います。

高すぎたデジタル・サービスのお値段
として、プッシュ料金が高いという話をしているのですが、この主任編集員殿は、高いものは悪いことだという単純なロジックでしかものを見ないようです。

この記者、独占だとか国際的なとか競争とかいっていますが、
日経BP社は世界に類を見ない合法カルテルである、再販制度で守られた出版業をしていて、しかも日本の書籍は世界に類を見ない高価格だということは認識していてもこういう記事がかけるほど厚顔無恥なのか、それとも単なる無知なのか・・・
と思います。

記事の内容についてですが、私も月々390円のプッシュ料金は私にとって高いと思うので、特に契約していませんでしたが、この記者が言うように限りなくゼロだというのは、どうかと思う。

50年前においては高度な技術であり、ユーザにとっても代金を払う価値のあるものであったものが、今まで残ってしまった、というのが本当のように思います。
こういう経路依存というのは、今だけ見てもわからないものです。
たとえばCDなどでも今でこそ破格のメディアですが、商用化当時は開発元のソニーですら、均一な生成がうまくいかず、歩留まりも恐ろしく低く、ソニーの向上にはできそこないのCDが山積みだったと聞きます。
どんなものも立ち上げ時には、苦労やコスト高があり、そのタイミングで決まったルールを後から批判するのは用意ではあるが、それはモノを深く考えない子供の論理か、実務家でなく批判だけをしていればいいメディアの論理でしかない
と思います。
たとえば、僕の嫌いな道路公団や官僚組織も、アメリカの国際法違反の無差別空爆で都市のインフラを破壊されつくした日本が再建するには、有効な仕組みであった時代があったのです。
電力会社やガス会社、国鉄や電話会社に、不景気になると雇用対策として人を政府が半ば強制的に採用させていた時代もあるのです。それを今になって、人が多すぎる、と無邪気に批判するのは歴史を知らないか、厚顔無恥かのどちらかだと思うのと同じ根っこの問題です。

そういうことは、まさに経路依存性であると思います。
(日本の再販制度も経路依存の問題です)

そして、日本の電話技術は後進国であったにもかかわらず、世界で最も安定した電話サービスを離島や山間部にも提供し、停電時にあっても電話を家庭から利用できるというインフラを提供していて、そういう高価なものを国民も期待していた時代があったのです。
そういう高品質・高価格がダメだというなら、それこそベンチャーが低品質・低価格なものを出せばいいのであって、NTTに矛先を向けるのは間違っているように思います。

地震があっても電話が通じるだろうと思うほど、日本人は電話サービスに期待をしているのですが、それは高いサービスだというのは当たり前ですよね?



多忙に付き・・・

2004年11月25日 | 徒然なるまま(日々雑事)
猫です。

多忙に付き、少々更新が遅れますがご容赦下さい。

大学院で情報化は社会をよき方向へ導きうるか?
と悩んでいるのですが、情報化論で出てくる、情報化とはポストモダンの道だ
という時のモダン(近代)が何かよくわからないので、苦闘しています。


個人とか、公共とか、フロンティアとかそういうことらしいけど分からないので、
専門的な本を読んでいますが、すでに用語が・・・・
構造主義?? 実証主義??

物理やってきた人間にはよくわかりません。

ということで、更新は週末までないかも。。 です。

コンサルティングファーム 風の前の塵

2004年11月17日 | 徒然なるまま(日々雑事)
アビームコンサルティングがNEC傘下に

 NECとアビームコンサルティングは11月16日、資本提携を含めた戦略的な提携関係を確立することについての合意を発表した。

一時期、わが世の春を謳歌していたコンサルティング業界は冬の時代を迎えていますね。
明らかに人あまりでしょうし、ユーザを踏みにじってあくどく儲けすぎたせいか、彼らの提案どおりにやっても業績が上昇しなかった所為か、コンサル不振は広がっています。
ITバブルで人が増えて太ってしまったあとに、餌(売り上げ)が減ってしまった。というところでしょうか?
ただ、アビームの場合は業績不振はささやかれていましたが、今後日本以外のアジア各国への進出をするのに安定した経営基盤が必要だったということもあり、NECの資本を受け入れるのは、業績不振を除いても適切な判断だったように思います。

IT-PROの【詳報】NECがアビームに出資。経営不振説は否定の記事の”皆様の評価を見る”を見ると
[2004/11/16]
米会計事務所系コンサルティングファームはどこも財政基盤が貧弱であり、財政基盤の強化は急務で有ると思われる。アビームが自主的にNECの子会社化されたことは強制的に合併された事により、社員が逃げ出してしまった旧PWCや独自路線を歩んでいるアクセンチュアよりも優位に立ったことは間違いない。コンサルティングファームの再編成は今後、加速度的に発生するであろう。
(40代,その他,コンサルタント )


と書かれていますが、IBMとPwCについては、IBMの社員に聞いてもPwCの社員に聞いてもいい話を聞かないですね。

アビームにしろ、アクセンチュアにしろ、PwCにしろ、人をコンサルティングできるほど優秀なら、
「まずは自分たちの会社の業績を上げろよ・・・」
と思いますね。
紺屋の白袴というか、医者の不養生というか、実は持続的競争優位を構築できない程度の経営ノウハウしか出てこないなら、単なる詐欺師というか・・・
コンサルをドロップアウトした人を雇っている人たちやMBA卒を雇った人たちでも、この両者はパフォーマンスが期待したほどではないと評されることが多いようですし、ITバブルの前後で塗ったメッキがはがれてきているように思います。

大学院でもMBAを学んでいるからといって、それを使ってキャリアが上昇するとはあまり考えていない人が多いようです。

ITバブルの時に、良く分からないニューエコノミーで経済が発展しているように見えたときには、MBA卒やコンサルのいう理詰めでビジネスが上昇するような錯覚に陥りましたが、実際には現場で頑張っている人々が力を発揮しないと、やっぱり日本の企業は業績が上がらないように思います。

ところで、余談ですが、米アンダーセンが経営破たんするあたりで、雇用を失うとしてデモをしたアンダーセンの社員の方々もいましたが、コンサルや会計側としては、「利益のために解雇をすべきだ」と言うことも憚らなかったと私は思うのですが、彼らがいざ自分たちが職を失うとなるとデモをするのは、喜劇の世界か、コンサルがリストラを提案した企業の従業員にとってはブラックジョークだよなぁと思いました。

自分のように、ビジネスの上で、今、わが世の春を謳歌しているように思う人も含めて、



祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響有り。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる者も久しからず、唯春の夜の夢の如し。
たけき者も遂には亡びぬ、偏に風の前の塵に同じ。


だからこそ、ビジネスの金銭的な成功などのために魂を売り渡してはいけないのだ、と思います。

主婦合コン

2004年11月17日 | 徒然なるまま(日々雑事)
主婦合コン盛ん
大胆にして過激だが、どこか侘びしい
アエラ2004年9月20日号 より

子供を夫に預けて合コンへ。そんな主婦が増えているらしい。妻たちに、いったい何が起きているのか。

うーん。頭いたい・・・
(昨日整体に行くまではリアルに頭痛がしていたが、これは比喩として)

「たとえ夫から離婚を切り出されても、しがみつきますね。私たちには生活力がありませんから」とヨウコさんは、あっさりと言う。しかし、黙認する夫の方こそ浮気しているかもしれない。

浮気がもとでの離婚って家裁で慰謝料賠償を浮気相手も支払い命令をもらうのだが、みなさん、ずいぶんお金持ちなのね(笑)

世の中のフェミな方々が、子育てをする専業主婦は不幸だ!!なんていうから、みんな自分はもっと幸せにならなきゃいけないんじゃないか?って悩んで、こんな風になっちゃうと思うんだよな。
普通に主婦をしていることは幸せだよねって、世の中の価値を再構成していかないと、いつも何かに餓えているような生活になってしまうと思います。
(まぁ、主婦合コンしたい人は、夫婦といえどもフリーセックスだという結婚観同士の集団結婚でもするかした方が良いような・・・)

この記事の夫側が不憫でならない・・・ デス
村上龍が 人が幸せにしようと働いてきている女をさらに幸せにしてやる気にならないから、人妻は口説かない
と言っていたが、激しく同意。
別に、やりたい連中同士で、刹那を生きるも良いが、可愛い子供と、生活を保障してくれる夫がいる女をこれ以上幸せにしてやるほど、社会に幸福は満ち溢れてはいない 
と思う。

さて、おやすみなさい。

中国人IT技術者に関する考察

2004年11月16日 | IT・情報化・コンサルティング
今日も、体調不良であまりやる気がしないので本を読んだり、調べ物したりしてました。
歩くと足に痛みが走るので実験室に行くのも面倒だし・・・・と
中国SE関連のサイトなどを一気に眺めたのですが、個人的には将来の日本のSEはやはりヤバイだろと思っています。

中国ソフトウェア業界の実力とオフショア開発の勘所
中国のSE事情 from上海
「日本のソフト産業にもう学ぶものはない」、品質管理の専門家が苦言
アウトソーシングが破綻する!?
ベトナムはオフショア開発の“原石”
「中国での共同開発は難航した」――ミラクル・リナックス社長 佐藤武氏 
そして
馬場史郎氏のSE徒然草「しっかりしないと中国のSEに勝てない」(2004年10月18日号)を読んで、馬場史郎氏と同様の感想を持ちました。

僕が旅をしていてIT系の技術者なので目に付くのかもしれませんが、
★モロッコのカサブランカでマイクロソフトやオラクルの中上級の資格の学校のポスターがペタタペタ張ってあったり、
★スリランカのネットカフェのお兄さんがCCNA(シスコのベンダー資格)のテキストで勉強していたり、
★香港で配っているフリーペーパーにマイクロソフトのベンダー資格やMBAスクールの広告がペタペタ張ってあったりと、
日本を離れると、諸外国の人々の「能力を高めて豊かになろう!!」という懸命さに圧倒されます。
そして、ミャンマーあたりでは、親日的な国で、日本のドラマなども放送されているということもあり、日本語を話せる人も多く、理工系大卒が普通の専門性が高くない仕事をしていたりしました。

私は、本当に「しっかりしないと途上国のSEに勝てない」と思います。
そして、もし途上国の人々の方が安くていい仕事をするのであれば、彼らに仕事を頼むほうがより正義にかなうように思います。
日本人だから、日本のSEを使おうというのは、ひとつの考え方ではありますが、ビジネスですから、良いものがあればどこからでも調達する、という方が理にかなっていると思います。

ここでは馬場史郎さんが何度も訪中して印象深かった中国SEのことを簡単に紹介したいと思います。
1 目が輝いている。やる気が凄い。彼らのエネルギーに日本の若者が勝てるだろうかと、不安さえ覚えるほど。
2 中国のSEは中国人としては破格の待遇であり、エリートが集まってくる
3 SEは大卒か院卒であり、プログラマとは職種が別で、簡単にはSEになれない。
4 日本企業の新人教育以上の教育を大学や大学院で受けている
5 IT系学生の90%が英語を学習し、10%が日本語を学習。日本企業入社後半年で日常会話、1年でメールのやり取りが可能になる。
6 中国の雇用は3年契約で、一生勉強し努力し続けないと給料は上がらず、働くことも難しい
7 (引用)7点目は、IT企業の経営者が若いところ。ほとんどが30代でエネルギッシュだ。やる気もすごい。ある経営者は「我々は、SEの派遣はやらない。スキルが伸びないからだ。そんな日本企業とは付き合わない。」と明言した。これが中国のIT業界を代表した意見かどうかはわからないが、、そこには彼らが持つ夢と志を感じたような気がした。

として、「日本から3時間のところに、元気で頭がよく目を輝かせながら一生懸命努力している若者が数万人いる。それも年々増えている。 」
「中途半端な日本人SEは淘汰される」
と言っています。

僕もその通りだと思います。
体感的には日本のプログラマーとSEの下から7割ぐらいは、国際協業が可能になれば彼らに勝てないので不要でしょう。
一年目が、SEやITコンサルとして客先に行って、100万円/月です。なんて人を馬鹿にしたビジネスなど論外でしょうし、専門性が低ければ何年たっても中国オフシェアを目標価格にした単価しかもらえなくなるでしょう。
まさに、普通の小売や金融の窓口行員、能力的に平均以下のITエンジニアなどには、年収300万円時代がおそらく5年から10年以内に訪れるだろうと思います。

しかし、世界でも一部の人しか受けられない大学教育を受けた日本の人々は、自らの人生を切り開くだけの用意はされていると言っても過言ではないと思います。
日本の大卒は世界的に見たときには、弱者救済の対象であるはずがありません。
欲しいだけの年収がもらえないのは本人が悪いと思います。

しかし、逆に、全員が上を目指す世の中が素晴らしいとも思いません。
のんびりと年収300万円で生活しても、十分に素晴らしい人生だと思います。
しかし、能力も高くなく、努力も人並みでは、高い給料を望むべくもないというのもまた事実でしょうし、それは強欲というものです

私は日本のSEには頑張って欲しいと思います。
馬場史郎さんが繰り返し言っているように、現状では「顧客がかわいそうだ」と思います。

中国人SEに能力や提供するサービスで打ち勝とうという、目の輝きを持ったエンジニアが増えることを祈っています。
また、つまらない仕事しかしない、SE,プログラマ、ITコンサルが、淘汰されていくこともまた顧客のために必要なことです。そのためにも、ペースメーカーとしての中国SEは良いライバルだと思います。

日記。 他人の方は、読む価値はないです。徒然なる面倒な自分との対話 自己嫌悪

2004年11月16日 | 徒然なるまま(日々雑事)
たまに、自分が自分でいることに面倒になる。

その他大勢の一人でいたいと思うこともありながら、前に出てしまう自分。
面倒な人生を歩みたくないのに、無理に面倒にしてしまう自分
人を傷つけるぐらいなら関わらない方がましだと思いながら、人を傷つけてしまう自分
土があるような南国で生活したいと思いながら、都会の中で頭だけで働いている自分
素直に生きて生きたいと思いながら、そう生きていけない自分を感じる
心の奥底での葛藤が、将来何かをなすためのバネであるようにも感じるけど、よくわからない。

なんか、とても面倒だ。

あまり深く考えるのはやめよう。
こんなときは、ラオスかミャンマーに旅立つが一番だ。
でも、今はとてもそんな状況じゃない。
日曜日だけでとても幸せになれるぐらいだから、旅は無理だ。
だとすると神社かな。
どこかで一服お茶をたてていただいて、ゆっくりと自分と対峙したい。

まぁ、難しいことは考えずに、おやすみなさい。
本当に貧しい社会では人は自殺なんかしない。(統計的にも歴史的にもそう)
昔だって、自殺したのは貴族であって、食うに困った農民じゃない。
そんな、悩みを抱えている自分は、きっと満たされているから、考えなくてもいいことを考えるのだろう。
幸せであるということは、ときとして面倒である。

でも、やっぱり自分は幸せなのだなってのは、思う。
今日も一日幸せでした。


    |           .( ( | |\
     | )           ) ) | | .|
     |________(__| .\|
    /―   ∧ ∧  ――-\≒
  /      (    )       \ きょうも一日幸せですた・・・
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  |______________|

   ∧∧
  (  ・ω・)   あしたもすてきな一日でありますように
  _| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  <⌒/ヽ-、___ おやすみなさい。
/<_/____/

ビッグイシュー

2004年11月16日 | 徒然なるまま(日々雑事)
僕は新宿によく出没するのですが、新宿の都庁までの道を歩いていくと、
Big Issueを売っているおじさんがいます。
この雑誌はホームレスの人が90円で買い取って路上販売で200円で売るという雑誌です。
ホームレスの仕事をつくり、自立を促すという目的でやっています。
記事も社会の周辺部をネタにしたものが多く、表紙は著名人が飾っています。

ビッグイシューで検索をして、結構blogを拝見したのですが、褒めたり、いいことだから買おうという人がいる反面、面白くないとか、裏が見えてしまうと・・・という方もいたりして、まだまだ課題はあるプロジェクトなんだろうなと思います。

ついつい、笑ってしまい、そして複雑な気持ちになるのが、ビッグイシュー行動規範です。
『酒や薬物の影響をうけたまま「ビッグイシュー」を販売いたしません。』
『ビッグイシューの販売員として働いている期間中、攻撃的または脅迫的な態度や言葉を使いません』
などが書いてあって、ホームレスの方の生活の側面を表しているようで、完全な自立は難しいなって思います。

新宿のおじさんはバックナンバーも売っていて、僕もたまにはバックナンバーも買っています。
個人的にはひきこもりやニート・フリーターに社会学的にも興味があるし、正道とされない生き方をする人々の人生の多様性にも興味があるので、僕にとってはこの雑誌は買いです。

200円ってゲームセンターでZガンダムやるのの二回分なので、すごーーく安いですしね。
そして、たったの200円の雑誌を買ってくれるだけで、満面の笑みで
「ありがとうございました!!」
と言うおじさんを見ていると、生きていくことの厳しさと、ついつい慢心しがちな自分を恥じる気持ちになります。
ビジネスをする上で自分が優秀だからうまくいくのだと錯覚して、「ありがたい」という気持ちをついつい忘れてしまう自分は、人間としてまだまだだなって思います。

僕がビジネススクールに行っている一つの理由に、将来は社会起業家と言われるようなことをしたいと思っていて、経営をしっかりと学んでおきたい、ということもありました。
ビッグイシューも様々な問題を抱えていると思いますが、走りながら考えて直していけばいいと思います。どんなことも建設的な行動をしないことには変わらないと思っているので、これからもビッグイシューを心の中で応援していこうと思いまし、日本か海外かはわかりませんが、社会の仕組みで望まずにはじき出された人々が復帰することを手助けするような仕事を立ち上げられたらと思っています。

従来型の左翼の「ホームレスを支援しろ。小泉政権打倒!!」というような狂信的な「闘争史観」では、人の世は変わらないと思います。
人を批判することではなく、何かを丁寧に積み重ねていくことの大切さを教えられる気持ちで読んでいます。

ところで、以前のblogでご紹介したDAYS Japanも安定的に発行するにはまだ定期購読者が足りないらしいです。基本的に左派論調なので少々嫌気がさして、最近購読をやめようかと思っているけど、思想こそ違え、Days Japanのように石を積み上げていく努力をする人たちには頑張って欲しいし、どうしようかと悩み中。

購読希望の方を紹介すると、その方に10月号がもらえるらしいのでご興味のある方はご一報下さい
(最近は書店にもありますが)

こんな活動を応援している僕は、新保守論者で、批判だけで何も生み出さない共産党や社民党が犬の糞より嫌い。
世の中って、簡単にはカテゴライズされないなって思います。

中国の軍事的挑発

2004年11月13日 | 政治・経済・社会現象
領海侵犯で政府抗議、厳しい対中世論が背景 (読売新聞) - goo ニュース

結局三日間にわたる大追跡の結果、日本政府は中国に対して、原潜の領海侵犯を強く抗議したようです。

以前の日本の弱腰外交と比べるとかなりまともな対応になっていると思います。
中国側は早期に幕引きをしたい考えでしょうが、日本側は非常に有利なカードをもっているわけですから、
グローバルスタンダードな外交手腕を身につけるためにも、ここは有効に中国側に賠償や謝罪を突きつけてもらいたいものです。

さすがに、この状況下で日本側には領海内にいるときには、攻撃する権利もあったはずですが、中国の原潜を沈めてもあまりいいことはなさそうなので、外交カードとしてしっかりと中国にお灸を添えるのはよいと思います。


日本が過剰な軍拡をしないためにも、周辺国との軍事的安定は必要なわけですから、
中国側がこのような事態を二度と起こさないということは、右派、左派問わずに、利益になるはずですが、
さてさて、左翼のみなさんや朝日新聞などが、中国の平和を脅かす軍事的挑発に対してどのような反応や社説を出すのか見ものだと思います。

現実問題として、学校の教育現場で、君が代反対などと私利私欲を追求している教員達は
このような対中問題をどのように教えるんでしょうか?
(やはり知らぬ存ぜぬ だとは思いますが。)

日記 生活と仕事とアウトソーシング

2004年11月12日 | 徒然なるまま(日々雑事)
昨夜、体調が急降下したので、早めに眠ったのですが、今朝はダウンしてしまいました。

三時から打ち合わせがあったので、それまで家で眠っていました。
打ち合わせだけして帰るつもりだったのですが、そうもいきませんでしたので、
社内打ち合わせしたり、RedHatのインストールしたり、見積もりとったりしていました。

猫は仕事していないのではないか?という疑惑もあるので、どんなことをしていたか書いてみます。
今日の5時間の勤務内容。

三時から、横須賀から来た研究員に家庭用ファイアウォール機能のデモ
その後、組み込み系のLinuxのボードが欲しかったので、業者に見積もり依頼と電話打ち合わせ
自分の移動用のノートパソコンが欲しいので、その見積もり依頼
あとは、Webサーバの機能で特殊なことがしたいので、マニュアル(オライリー)読んだりして、
明日のテキスト印刷して帰りました。(約100ページぐらい・・・)

昨日のグループミーティングでもこの半期の目標が出たのですが、僕の仕事も目白押しです。
開発として僕ができて、かつ世の中的にインパクトのありそうなことを主体でやるつもりでいるのですが、サイズが小さいので、ソフトウェアは僕の内製。
画面などは専門のデザイン会社に出します。
必要な特許も自分で書かずに弁理士を雇って書いてもらう。
さらに、論文も日本語で僕が書いて、翻訳事務所に英訳してもらってチェックして投稿。
僕が前期に申請した特許も海外で特許化するのに、知的財産部門や国際特許事務所にお願いすることになります。

そんな感じで、自分の仕事で人ができないことだけをして、人にお金を出せば頼めることは、どんどんアウトソーシングすることになりそうです。

夜間に大学に通っていなければ、スキルアップもかねて、英語などは自分で書きたい気もしますが、
今日みたいに過労で倒れているようでは、とても無理ですね。

結局、仕事をどんどんアウトソーシングして、最後に自分でしかできないことがどれくらいあるかが、
一つのプロフェッショナルとしての側面だと思います。
人にお願いすることが多くなってくると、自分の仕事のうち切り出して他人にできない、「余人を持っておき耐えがたし」とは何か?
を意識するようになります。
そうしないと、あっというまにいらない人だよなって考えるようになりました。
今の採用の流れも、余人を持ってできることであれば、派遣社員やアウトソーシングに任せて、本社機能の本業を将来担える可能性のあるコア人材だけを採用する、というのが優良大企業の流れのようです。

僕も来年か再来年ぐらいには、経営学的視点を持った情報工学の専門家になれるように、これから明日の朝までにレポート三つです。
頭痛がするのに、ちょっと辛いので、英語の論文のまとめは出さずに、日本語のケーススタディーのレポート二本でお茶を濁します。

頑張るぞ!!

イラクの戦火

2004年11月10日 | 徒然なるまま(日々雑事)
米軍などファルージャ中心部に迫る 武装勢力各地で攻撃 (朝日新聞) - goo ニュース

ファルージャでの戦闘が続いています。
日本では一部でファルージャの軍事勢力をテロリストと呼ぶこともあるようですが、
侵略してきたアメリカと戦っているイラク人はレジスタンスではあってもテロリストと呼ばれるべきではないでしょう。

また何人ものイラクの民間人が死にます。
香田さんのように勝手に火中に飛び込んだ人を一応小泉首相は救おうとしましたが、
今回のアメリカの軍事侵攻には真っ先に支持を表明しています。

昔からファルージャに住んでいただけで、家を焼かれたり、人は死ななくてはいけないのでしょうか?


イラクに一刻も早い平穏と、正義が訪れますように。
そして、もし、人は、痛みを自分も痛みを知ることでしか理解できないのだとすれば、
アメリカ人に災いが訪れて、これ以上世界を痛みと悲しみで満たさせないように、彼らにも天罰を。
アメリカではアメリカ兵が死なないと反戦気運は高まらないようです。

日本は日本兵士が無くなる前に、名誉ある退却をして欲しいと思います。
イラクで血を流す兵士はアメリカだけで十分です。