ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

産業社会思想論 フェミニズムって変

2004年10月13日 | MBA(経営学夜間大学院生の日記)
今日は大学で産業社会思想論という授業をとりました。
なんと4人しか受講生がいないという寂しいゼミです。

今日は20世紀産業社会を支える三大構成要素として
ケインズ主義的福祉国家と性別分業家族とフォーディズムを前提としてその内容の授業でした。

フォーディズムとは、フォードが行った、当時の賃金の倍の賃金を払って従業員を雇い、
彼も数か月分の賃金で購入できる車を製造するという、賃金労働者を消費者として組み込んだことを
指すようです。

また、性別分業家族では、19世紀のイギリスでは労働者家族といって、子供も親も住み込みで全員が働く「労働者」だけの家族が雇われていました。

しかし、産業が高度化するにつれ、教育された人々の必要性や、生活の上での衛生の向上が必要となり、
家庭内で子供をしつけ、家事を行う専業主婦という家族構成がでてきました。

この点について学生の一人が、「働いていた女性を家事に従事させるのは国家的な犯罪だ」
といっていたのですが、講師(女性)は国家的な施策だけでなく、労働者たちもそれを望む土壌があったからであるということ、農村と違い、子供をコミュニティで育てる環境が無いことなどから、新たな必要性が生じたことなどを説明していました。

しかし、労働者家族の時代のように、教育もされていない人々が、家族全員で一日16時間労働をしている社会の方が、女性も働いて素晴らしい!!という感覚は、正直気味が悪いものでした。
所詮労働なんて、人生の手段でしかなく、食事も労働時間の間にあてがわれ、衣類を洗濯する暇も無く、休日は酒を飲んでいるような人生であっても、女性が働くから素晴らしいなんて、目的と手段が完全に反転しています。

まぁ、人生に何を主眼に置くかは人それぞれですが、豊かな人生とは何かと考えると、フェミニズムの人の言うことってへんだなぁって思います。

(加筆)東京藝術大学で 興福寺国宝展  見てきました

2004年10月13日 | 徒然なるまま(日々雑事)
今日は先週のCEATECの代休で休みだったので
上野に行って、そのあと整体、最後は大学に行ってきました。

興福寺国宝展 を見てきたのですが、かなり良かったです。

でも、仏陀像はなくて、他の菩薩のものが多かったです。
芸大の美術館の地下と三階で展示をしていて、正直地下の展示はあまりおもしろくなかったのですが、
三階での彫刻の展示はさすが国宝を集めただけあって素晴らしいものでした。
何度も、何度も見てました。

やはり日本の仏教美術は世界最高峰だと思います。
特に仏像はガンダーラやバーミヤンで出土するものと日本の物が最高だと信じています。

そのあと、芸大の食堂でご飯食べてきました。
才能と夢が溢れる若者達がたくさんいて、この中の一人ぐらい、僕の飲み仲間や恋人になったりすると
きっと楽しいだろうなあと思うような、元気で、人の良さそうな人がたくさんいて好印象でした。
創作に燃える若者と机を並べてご飯を食べるとこっちも幸せになります。
粛々と希望をもって頑張っている若者というのはとても素敵だし、国の宝だなって思
います。
そういう人達が頑張れるように、僕達大人が頑張らないとね。って思います。

人生が何度もあるなら、芸術を大学で学んでみたいなって思います。

自分が理工系でアカデミックよりなせいか、恋人になる人はクリエイター系や文学部の人が多いのですが、
きっと自分にないものを持っている人が輝いて見えるんでしょうね。

僕はしがない、工学博士と経営学修士を目指して頑張りますが、楽器も絵もできない自分の無能ぶりに溜息がでます。

ということで、上野での定食屋は芸大の食堂を利用させてもらうことにしました。
480円で肉じゃがコロッケとかぼちゃの小皿の定食を食べましたが、安くてお腹一杯で幸せでした。

また上野は散歩に行きたいです。それと奏楽堂で行われるコンサートにも行きたいですね。