ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

余暇は女性市場?

2005年01月28日 | 徒然なるまま(日々雑事)
もともと怠け者として生を受けた僕としては、ちょっと割に合わない日々が続いていますが、みなさんお元気でしょうか?

まぁ、会社的には、給料分働けと思っていると思うので、あまり贅沢はいえないのですが、疲れたぁ。

僕は今の仕事と大学のピークを超えたら温泉にゆっくりいきたいなぁと思います。
そこで一日か二日ぐらいぽーーーーーーーーーーーーーっとしていたいです。

さっき、カードのアカウント情報見るついでにお勧めの「美味しい宿」とか見ていたら、もう、なんか、
「小さい旅館で美味しい懐石食べて温泉につかって、ちびりちびりとやりながら、小
説なんか読んだりして。女将、晩酌用に軽くあぶったししゃもでも持ってきてもらえぬか?」
となんて、なんとも幸せな世界に魂が飛んでしまいました。

昔の文豪みたいに、自分の行きつけの宿とかあるといいですねぇ。
ところで、最近は、キャリアウーマンが高級ホテルに泊まってリフレッシュするなんていうプラ
ンもあるようですが、男性市場はないらしい・・・

たとえば、
帝国ホテル 、横浜インターコンチネンタルホテル 、シェラトン東京ベイ
では女性専用をうたったプランがあります。

それに引き換え、男は、フレンチ食べるにも旅館に行くにも一人というのは不便ですな。
男子たるもの、立ち飲み屋やバーでハードボイルドに飲んでいろということでしょう。
でも、個人的にはホテルで3万円使うなら、旅館のほうがいいですね。温泉につかって、和食を食べてたたみでごろごろというのが、一番のリラックスです。ってすでにオヤジか??

旅行中のホテルなんてゲストハウス(バックパッカー用の安宿)で十分!!

ところで、女性プランがあったり、
おひとりさま向上委員会では、一人向け女性用のマーケティングを行っているようですが、最近の消費者としてもっとも購買に旺盛なのは働く女性たちなのでしょう。
少なくとも、サービス業は女性客を確保することにかなり力をいれています。
それにひきかえ、男性消費の弱いこと。デパートなどすっかり女性用のたてもので、紳士売り場は縮小気味です。

「負け犬の遠吠え」の中で、東京は独身女性が遊ぶのに非常に環境が整っているといっていますが、実際そうなのだろうなと思います。都市型リゾートは女性市場なのかもしれないですね。
でも、東京で働いて戦って傷ついているのは女性たちだけじゃない!!

ということで、男性諸氏も、世間で好き勝手いう人々に
「サラリーマンはつまらなそう」とか、「顔に元気がない」とか、「社畜」とか言われないようにしっかりリフレッシュして、元気に頑張りましょう!!
資格取得勉強など、自己投資もいいけど、自分を楽しませて元気にして活力と品性を身につけるのもまた、大事な投資だと思います。

という、僕もちょっとリフレッシュが必要ですね。
3月のベトナム・カンボジア旅行まではカラ元気で頑張ります!!

ネタ

2005年01月25日 | 徒然なるまま(日々雑事)
なんか、仕事がテトリスみたいです。
消しても消しても、上からどんどん降ってきます。

blogも最近、政治ネタばかり書いていたので、たまにはITネタを書きたいなぁ。
IT業界もネタは結構あるのですが、なぜかblogに書いてない・・・・
たしかに最近、ネタになるような政治の話は多かったように思いますし、
世の中もそういう方向のように思います。

が、次はITネタで書くぞ!!

とりあえず、レポートの前に、晩御飯食べに行くかな・・・・

自分の子供をつけたい職業

2005年01月25日 | 政治・経済・社会現象
giants55さんのサイトで
官の世界は異次元世界
という記事で、大阪府の議員へ交通の無料パスの話が出ていました。

たしか国会議員にも交通費の無料パスあったような気がするのでgoogleしてみると
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/kokkaiokenngenn.htm
で、JR無料パスもらえるようです。
「議員個人と公設秘書に支払われる税金とこの政党助成金を合わせると,実に国会議員らの手に渡る直接費だけで年間総額は約800億円にものぼる。この数字は,日本の政府税収の0.2パーセントにも及ぶのである。」
だそうです。そりゃそれだけもらえば、辻本(社民)や真紀子(自民)や山本譲司(民主)みたいに汚職するやつも出るわな。

使って欲しいというよりも、議員として自分の行政区間を移動する必要はあるでしょうから、無料パスがあってもいいように思います。

それに比べて、行政官の公務員への不正支出はやっぱり許せないですね。
基本的に公務員の権利確保は民主党の利権区分ですが、政府に吸われ、公務員に吸われ、それには、自民党と民主党がそれぞれバックについていて、私たち庶民はどうしようもないですね。

ところで、自分の子供をつけたい仕事に自分の仕事を選ぶかというのがあって、
たとえば、トヨタだと、自分は仕事に満足しているが、とても大変な仕事なので、自分の子供にはすすめたくないとか、芸術家もやっぱり自分の子供を芸術家にしたいわけではないとか聞くのですが、公務員は自分の子供を公務員にしたいといいますね。
あと、医者も裏口入学だろうが医者にしたいと思うようですし、やっぱり公務員と医者は美味しいようです。
東京都だと、保育園という働くお母さんたちのための施設の保母さんが公務員だったりするのですが、公務員は残業しないので5時には子供を迎えに行かないといけないそうです。
さらに40歳ぐらいの保母さんで年収800万円ぐらい。
なんか、さすがに守られすぎですよね。こんな話を聞くと、自治労を支持母体にする民主党なんて絶対に投票してやらないとか思います。
民間に保育園をさせれば、時間外保育もしてくれるのに、公務員が保育園しないといけない理由はよくわかりません。

僕も一時期、体が病弱だったので、くびにならない、公務員になろうかと思ったのですが、
自分が入院した一回目の4年生のときに名古屋市の公務員試験を将来に備えて、慣れるために受けてみたら、専門外の領域なのに一次試験にあっさり受かってしまって、若くて天狗で鼻息も荒かったころなので、「ふん、こんな簡単な試験でエリートだと思えるような馬鹿と一生付き合っていけないな」とすっかり公務員になる気をなくして、それ以降、国家一種以外に受ける気なくなってしまいました。
でも、国一は生活がハードすぎるので、とてもじゃないけど、なる気ないですし、僕では勤まりません。
あんなにハードに働けるなら、外資系のコンサルあたりでガリガリ稼いだほうがまだましですが、やっぱり外資系コンサルも僕には勤まりません。
# だって、週に最低でも35時間ぐらいは寝ないと僕、死んじゃうもん・・・・

ところで、giantsさんは公務員は異次元世界だと言っていますが、公務員の人たちと話をしていると、やっぱり僕たちとは別のルールで生きているなぁと思います。
でも、異次元空間が幸せかというと、あまり幸せとも思えないのですが・・

ところで、キャリア官僚が局長クラスで退職すると退職金8000万円ぐらいだそうです。
一見多そうですが、キャリア官僚なんて、大学当時の友人たちは、上場企業の役員やっているような人たちだったりするわけで、生涯年収ではクラスメイトに負けていたりすることもあります。
(まぁ、その役員が、若手のキャリア頭を下げに来る世界ではありますが)

個人的には、一部のキャリアぐらいには、もっと給料を払って、そのかわり、天下り目当てなどの利益誘導をしたら厳罰で懲役刑ぐらいにしたほうが、税金は効率的に使われるだろうなぁと思います。

#でも、最近の大阪府の例はちょっと異常ですね。
#下っ端公務員に手厚くしなきゃいけない理由なんて僕にはさっぱりわかりません。

書評 働くということ (是非、若い学生さんには読んで欲しい本です)

2005年01月25日 | 就職・フリーター・ニート
日経新聞に連載されていた「働くということ」のシリーズを加筆修正して本にした働くということという本を読みました。
これは新聞で連載時にスクラップにして集めていたほど好きな連載だったのですが、改めてまとめて読むと、本当に素晴らしい仕上がりだと思います。


CNET Japan Blogの梅田望夫・英語で読むITトレンドに本書の書評もありますが、ここでは、
そんな中、毎日欠かさず読んだ記事の一つが、2003年4月から04年9月まで断続的に続いた同紙一面連載「働くということ」だった。なぜ毎日読んだか。それは、採算度外視で取材に法外なコストをかけた、恐ろしく単価の高い記事であることが容易にうかがえたからだ。
とおっしゃっていますが、まったく同感です。

ひょっとしたら大学のケーススタディ用のショートケースぐらい作れそうなほどのヒアリングをしているんだろうなと思いながら、それが2,3ページに凝縮されています。

生マグロの一番美味しいトロだけを選び抜いたような密度濃い仕上がりになっています。

様々な人々の仕事と働くことが描かれています。

裁判長をやめた居酒屋店主
年配社員と若者の架け橋になる人
技術をどうやって後世に残すか挑戦する人
43歳のフリーター
島の唯一人のSE
背広姿のホームレス
94歳現役添乗員
アナリストから年収8割減の再生機構へ
タクシーの運転席で勉強し続けて司法試験合格

本当に様々な人々の生き様が描かれています。
この本は、何かわかりやすい答えを訴えてはいません。
「輝ける仕事をする就職」とか、
「キャリアアップの転職」とか、
「君の夢は何だ?!」
などというもう聞き飽きた軽薄なフレーズもでてきません。

人々が自分の人生を苦悩したり希望を持ったり、挑戦したり、絶望したり
そんな等身大の姿が描かれています。

僕は、読みながら
「フリーターがつまらない仕事しかしてないなんて嘘っぱちジャン?」と思い、
「仕事の満足感は金じゃないと思う人たちがちゃんといるんだ」と、まだこの国は大丈夫かもと思い、
そして、「答えは自分が苦労し、代償を払って見つけていくしかないんだ」
という当たり前の事実を再確認しました。

良書です。働くことの意味を考える時に、ぜひ読まれることをお勧めいたします。

今日は大学のベンチャービジネス論で起業家のところへヒアリングへ行ってきました。
フリールという会社です。

とても素敵な社長でした。
医師でありながら、日本の医療を患者がより良い医療を受けられるようにと起業をしたそうです。
もし起業以外で医療を変えられるなら企業をしなかったかもしれない。
とおっしゃっていました。
ちなみに、本業の医師ではしっかり稼がれていますが、社長業は無給だそうです。
この方からも働くということの意味を少し学んだ気がします。

今日もまた、素晴らしい社会起業家をまた見てしまいました。
僕もいつか、世の中の仕組みを変える起業家になれるのだろうか?精進せねば。
(ということで、これからこれから大学の授業の希望格差社会のレジュメを書きます。)

忙しい・・・

2005年01月22日 | 徒然なるまま(日々雑事)
ただいま朝6時。
今日の授業のレポート書いています。。。

仕事も、僕の作っているセキュリティゲートウェイ、おかげさまで大好評で、デモや社内メディアなどの取材目白押しなのですが、次のフォーラムで新バージョンを出そうと思っていたのですが、すごーーーく上の方で「決定」事項になってしまったようで、あとに引けなくなりました。
ちなみに、僕一人で開発しているので、スケジュールは完全に僕の裁量です。

仕事の方が、ノリに乗っている状況なので大学院に入学する時期を間違えたような気もしないでもない今日この頃。

本日、職場内で僕の実験用資産のPCが一台行方不明で探したけどでてこなくて

情報漏洩などの関係で今は施錠管理などで厳密に管理されていて無くなると始末書ものなのですが、
11月にはあったものが、施錠してあるロッカーから消えるわけもなく、誰かに貸したんだろうと思うのですが、思い出せない・・・
貸したような記憶もあるのですが、熱でぼーっとしていたころではなかろうかと思うのですが。
あぁ、気が重い
(気が重いのは、私の上司も一緒かもしれないが)

2月下のフォーラムまでは気が休まることはなさそうです。
新バージョンのデザインを担当するデザイン会社にも納期を無理聞いてもらっているので(価格は一切叩かないけど)僕も必死で頑張ります。
トホホ・・・・・

プログラムとかって、まとまった時間がないと最初の2~3時間を過ぎてアイドリングが過ぎてから、コーディングとか設定とかの工夫とかがさくさく進むのですが、なかなかまとまった時間が取れなくて困っています。
短い時間では事務処理とかできても、知的生産ってやっぱりまとまった時間が必要ですね。

ちょっと心身ともにへたってきたのですが、3月に予定しているカンボジア・ベトナム旅行はちゃんといけますように・・


歴史に学ぶ前に現代を見よう

2005年01月18日 | 政治・経済・社会現象
いつもお世話になっているgiants55さんのblogで
ヘンリー王子がナチスの格好をしたことのblogでアウシュビッツを知らない人が多いということに驚かれ、歴史に学ぶことが多いのに、と書かれているので、その補足と異論です。

確かにアウシュビッツでの虐殺は悲劇であり、負の遺産です。
また、日本の戦争が侵略戦争であったことは確かでしょう。
ではそのナチスと日本が負けて世界は平和になりましたか?

より引用ですが
しかし、第二次大戦後の共産社会では
<>歴史的に見てもスターリンの粛正で一千万人以上の国民が犠牲となり、カンボジアのポル・ポトは国民の三分の一にも及ぶ二~三百万人を虐殺、中国では毛沢東による大躍進政策の失敗による飢餓や文化大革命による混乱で数千万人が死亡。これらは今起こっているイラクでの戦争やテロでの死者の数の比ではない。そして今も北朝鮮の金体制の圧政で少なくとも数百万人の人たちが飢餓に苦しみ、数十万人の人たちが強制収容所で明日の処刑におののいている。

また別のサイトの数字では
・体制によって暴力的に死に至らしめられた人
700万~1,000万人(うち数十万人はチベット人)
・「反革命派」としてラーゲリに収容され、そこで死亡した人
約2,000万人
・1959~61年の「大躍進期」に餓死した人
2,000ないし4,300万人
などと記しています。

どう見てもアウシュビッツよりも大きな悲劇だと思いますし、ポルポトは国内外のインテリを集めて全員殺しました。反対勢力を作らせないためです。
そのため、今でもカンボジアは知識層が少なく、国の発展を絶望的にしてきている理由の一つです。

またこの十年でチェチェンでは20万人がロシア軍によって虐殺されています。
アメリカはベトナムを荒野にし、枯葉剤を撒きました。
CIAはアルカイダを育てて共産勢力と戦わせました。
ユダヤ人もナチスに600万人も虐殺されたことは不幸ですが、ナチスがちゃんと虐殺しきっていれば
パレスチナ人が400万人も難民になったり、虐殺されることはなかったといわれても仕方ないほどの横暴を今でも続けています。

歴史に学ぶことは重要だといいながら、日教組や朝日が教えるのは「日本の戦争の話」ばかりです。
おかげで、まるで日本が戦争に負けてからはアジアは世界は平和になったかのような誤解をしてしまい、平和ボケといわれるような国民になってしまいました。

しかし、歴史に学ぶどころか、今現在世界で起きている悲劇にすら多くの人は無知で無関心です。
アウシュビッツを知らないどころか、日本人もアメリカ人も「イラク」が地球儀の上のどこかわからないで、「戦争」だと言っている人が多いのです。

朝日・日教組的左翼史観では
「ドイツ・日本が戦争に負けて世界は平和になりました。めでたしめでたし」
で現代史は終わりですが、そんなことはけしてない!!
今も、苦しんでいる人、言われもなく虐殺される人、そしてアウシュビッツで行われていた民族浄化は対象をチェチェン人やチベット人、アルメニア人そのたアフリカの民族紛争に姿を変えて行われ続けているとすら言えるでしょう。
また第二次大戦の話を必要以上にクローズアップすることは必ずしも世界を平和にする方向ではなく、今世界で起きている現実を曇らせることにもなりかねないということを理解して欲しいと思います。

あれが最後の悲劇ではない。

(写真はチェチェンやめられない戦争です。
読みかけですが、非常に素晴らしいルポです。 是非読んでみてください。
(ただし、国際政治力学についての予備知識がないと難しいかもしれません。
ロシア人向けに書かれた本を邦訳しているので)

NHKの放送圧力問題

2005年01月18日 | 徒然なるまま(日々雑事)
1月15日付・読売社説(2) (読売新聞) - goo ニュース

左翼団体をインタビューしたNHKの放送番組が事前のチェックで内容が変わったことに関して、議論が起きています。
個人的には自民党の議員とNHKの上層部で口裏あわせをしているのだろうと思うのですが、そもそもとして、こんな偏向している放送を行おうとした現場の人間の見識の浅さが招いていたことであり、仮に放送されていれば、やはりかなりの問題をNHKに起こしただろうと思います。

また、この団体に朝日新聞社のOBがいるとこのとで、かなり必死の擁護をしていますが、
朝日新聞って、もしこの被告が昭和天皇ではなくて、中国で共産主義を学んだポルポトや北朝鮮首脳部を被告とした私設法廷だったらこんな反応はしないでしょうね。

また、従軍慰安婦というのは戦後作られた造語であることは、広く認識されるべきです。
だいたい韓国人は被害者だと主張するが、ベトナム戦争に従軍した韓国人兵士が、ベトナムで強姦していたり、中国人民解放軍はチベットに侵攻したときに、やっぱりチベット人を強姦していたりするわけで、戦争と女性なんてテーマで解決したいなら、いまさら鬼籍に入っている天皇を被告にしたって今現在世界中にある同様の(別に左翼はそれを従軍慰安婦などとは呼ばないが)悲劇は続いているわけです。

その点、Days Japanは左翼系メディアでありながら、チェチェンの悲劇も、今起きている軍人の強姦被害もちゃんと映像にして伝えるから、まっとうだし、だから応援しています。
僕は別に左翼が嫌いなのではなく、朝日のような「卑怯」な左翼が嫌いなのです。そして多くの左翼は卑怯な上にレトリックを使う。

従軍慰安婦なんて造語があるなら、北朝鮮で、国中から美女を集めて、セクシーダンスや性の奉仕をさせられている「喜び組」なんかは「従共産慰安婦」だと思うのですが、朝日の用語集に載せませんか?>朝日の中の人

で、話は戻るのですが、NHKが作った狂牛病は骨肉粉が原因だっていうドキュメンタリーは農水省の圧力で再放送できなくなったし、まっとうな放送が政治の圧力でつぶされているのはあるようですね。

しかし、だからといって、現場の人間が好き勝手に自分の世間とは大きく異なる報道を行っていいことにとはまったく別です。

誰だって狂牛病の牛の肉は食いたくないが、従軍慰安婦なんていう戦後にできた冤罪を信じているかは人によって違うわけですが、NHKの電波に乗ってしまうと、昔は朝日の紙面になったことが、一人歩きしたように勝手に歩き出してしまうので、今回の処置は正しかったであろうという(右派メディアの)読売の社説がまっとうなことを言っていると思います。

ワインとチーズとフランス料理

2005年01月16日 | 徒然なるまま(日々雑事)
今日は、大学の帰りにビックカメラに寄って市場チェック(コンシュマー向けの研究をしている身としては実際の売り場に行くのは大事だと考えていますし、10000円を売る苦労を研究員も体感してくるべきだと力説してます)をしてきました。
ようは、プラプラと平積みのソフトやハードを見たり、客層のチェックをしたりするわけですが。

やっぱりiPodのようなところには、コンピュータとかとは関係なさそうな人がいますし、組み立てパソコンのコーナーは一般人の雰囲気じゃない方もいますね。

その帰りにデパ地下に寄ってきました。
チーズの試食をさせてもらった、気に入ったので50gずつ青カビと白を買ってきました。
当然、チーズといえばワインなので、そのフロアで見たのですが気に入ったものがなく、チーズのみ買って出ました。

本来なら吉祥寺のワイン屋で気に入ったワインを買って帰りたいところですが、雨降っているし、寒いし、家の近くの明治屋でオーストラリア産のカベルネ種のものを買って帰りました。

今飲んでいますが、チーズが旨いと、ワインも進みますね。
買ってきて適当においてあったので、オリがグラスに入ってしまっていて、フランス料理やだったら
交換してもらうような状態になってしまいましたが、2000円のワインにしては結構おいしく飲めています。

で、何がいいたかったというと、一人身だと、美味しいモノを食べるのも一苦労です。
何しろ、一人でフランス料理屋に行くのもはばかられますすし、ホテルのディナーに一人で行くのもね。

彼女がいる時は、彼女誕生日だとかボーナスが出たとかにかこつけて、ホテルでステーキ食ったり、フレンチ食ったり、お気に入りのメゾンで美味しいものを食べたりできるのですが、一人だと買ってきて食べたり飲んだりしないとまともなものが食べられないので不便です。
(ワインとチーズを小売店で買っただけで、3000円超えるのですから、居酒屋ではこのクラスなど望むべくもなく・・・)

最近は女性向けのお一人様向上委員会などという、怪しいマーケティング組織もありますが、男性用の一人でいける旨い食い物屋の地位も向上させてもらいたいなと思います。

そういえば、メールが来て知ったのですが、帝国ホテルのメインダイニングは改装中で使えないそうです。
以前は、国内最高級クラスといわれていた、一人5万円ぐらいの予算で、お客一人ずつに給仕がつく、完全に本格的なフランス料理を食せるレストランも時代の流れで帝国ホテルは閉めてしまったし(ここにはいったことは当然ない)、ちょっと不安ですね。
新装開店に期待といったところでしょうか?

4月新装開店だそうですから、ランチでも食べに偵察にいってみたいと思います。
やっぱり同じ程度の、芸術や味覚のセンスが身につきそうな彼女がいると生活が潤うだろうなぁと思いますね。

まぁ、家でYMO聞きながらチーズつまんで飲むワインもそこそこいけますが、たまには、ちゃんとしたフレンチでワインボトルを開けたいものです。

マックの新型

2005年01月15日 | 徒然なるまま(日々雑事)
マッキントッシュの新型が出ました。


マックミニと呼ばれる製品は大きさが弁当箱程度で価格は5万円台です。

いままでマッキントッシュというと高価なイメージがあったのですが、今回の製品はかなり安価で、しかもデザインもクールです。

大学院ではテクノロジマネージメントで、オープンアーキテクチャという論点での論議もよくなされるのですが、これはコンピュータを昔は各社が独自仕様で作っていたものをIBMパソコンのようにオープンな規格にして各社がパーツを作れるようにするようなことを指します。
そうすることで、各パーツをモジュラー化することができ、モジュラー化がすすめば、そのパーツ群を買ってくればどこでも最終アッセンブリメーカーになれます。
また、一般にインテグラルといわれる、各社ごとで内部ですり合わせて作るよりも安価で多くのバリエーションが生み出せる可能性が高いです。

例としては、自動車は完全モジュラーで、自転車屋さんが最終組み立て業者になれます。
しかし、自動車ではエンジンやボディはモジュラー化されておらず、各車種ごとにすり合わせ(インテグラル)が必要になります。

で、Windows & IBM互換機の組み合わせはオープン・モジュールの例として良く出てくるのですが、このマッキントッシュの仕様を見てみると、IBM互換機のモジュールをたくさん使っています。

アップルのページで仕様を確認すると
メモリやハードディスクはWindows系のものと一緒ですし、グラフィック用のチップもATI Radeon 9200で一般的なWindows用のものです(私のパソコンはRadeon 9800です)
CPUはintel系ではありませんが、PowerPCというチップを使っていて、組み込みなどでも使われている系統のCPUです。

で、結論としては、アップル社独自のパソコンでありながら、パーツは広くモジュラー化されているものを組み合わせています。(これはここ数年のアップル社からそうです)
そうしたことで、5万円台という価格を実現したのでしょう。

OS込みで5万円台はWindows系と比べても遜色ありません。
Windowsはユーザが多い意外にメリットがないパソコンですが、マッキントッシュは所有する楽しみがあるパソコンです。
デザイナーやミュージシャン、文筆家などクリエーター職の方にもファンが多いですし、この製品を起爆剤に、ユーザがぐっと増えるかもしれないですね。

実は職場でもちょっとした話題で、購入する人が増えそうです。
私はボーナス、すでに散在してしまったのですが、一台欲しいなと思います。

補足
また今のマッキントッシュののMac/OSはBSD系といわれるもので、大学の情報工学科の教育に十分耐えるレベルで使えるOSです。
あまり予算にゆとりのない大学が、簡単に使えるパソコンとしても、高度な情報処理技術を教えるパソコンとしても使えるとしてマッキントッシュを導入する例もあるそうです。

私も職場ではUNIX系も使いますし、やっぱりOfficeがWindowsで必須でもない限りはマッキントッシュで仕事したいですね。

ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦

2005年01月14日 | 徒然なるまま(日々雑事)
ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦を読み終えました。

来週までに本を二冊読んでレポート書かないといけないので、あまり読書の時間もなかったのですが、読み始めると面白くて一気に読んでしまいました。

かなり面白いです。是非ともみなさん読んでみてください。

著者の櫛田さんの最初の本になるようですが、ご本人がこれだと思って書き始めることになったそうで、やっぱり純粋にいい思い入れのある人が書いた文章だけに、関わっている人たちへの愛情も感じられて、素敵な仕上がりでした。

ところで、ビッグイシューに関してですが、
私は誰でもホームレスのような不幸と困難を背負う可能性はあると思っています。
私は左翼的な人が言う奇麗事としてではなくて、本当に肌の感覚として、人の人生は一寸先は闇だと思っています。
自分が大学生時代に倒れた経験から強く感じられるのですが、一見順風に来ていても、ふとしたところで、道に穴が開いていたりするものです。
自分はきれいに生きているつもりでも、愛する人の死を防ぐことはできませんし、自分に起こる不幸も防ぎようはありません。

一見きれいに見える道を歩んでいたら、足元に大きな穴が口をあけて待っていて、落ちてしまうこともあるように思います。
ある種の福祉というのは、その穴に落ちた人に、上からご飯を投げ与えるようなものだと思います。
しかし、手に血をにじましても、その穴から抜け出したいと思う人たちに、ロープを垂らすような試みが、ビッグイシューだと思います。
上りきるのは大変だけど、今、この瞬間にも頑張って上っている人がいて、その人たちが躍動感ある文章で描かれています。
ビッグイシューを支える人、立ち直ろうと頑張る人、新しい仲間を支えるホームレスの販売員たちの等身大の姿が描かれています。

私は、この2,3年、この世に絶望することが多くなりました。
世界に目を向けても国内を見ても、あまりいいことはないのに、不幸な話はたくさんあります。
世界に目を向ければ、チベットやチェチェン、アフガニスタンやバングラディッシュのようにアジアやヨーロッパでも世界から見捨てられている国々もありますし、アフリカは全土で絶望が多くあるように思っています。
日本でも、ニートや失業者の増加、未来の見えない日本の国情、不法入国者や中国人の凶悪な犯罪、家族や子供を殺害するなど信じられないような犯罪が頻発し、内外どちらも狂気の時代です。
(この感じ方は世界のために涙せよに強く影響されているように思います)

でも、この本で書かれているビッグイシューかものはしプロジェクト、その他ユニセフはユネスコの試みを見ると、ひょっとしたら、我々の手には未来をもう少し良くするための可能性は残されているのかもと思います。

そして世界を良くしていくとか言わずに、こういう試みを応援していくだけでも、ずいぶんと世の中は住みやすくなるのではないかと思います。

ぜひ、ご一読あれ。読後感もいい本でした。
そして、もしよければ、街頭でビッグイシューを売っている人々から一冊購入してみてください。

(お金がないけど読んでみたい学生諸氏がいれば、先着5名に限り、僕から贈呈しましょう。
メールくれればアマゾンから発送します。
条件は、贈った本を自分を含めて、みんなで読んでくれること。ってリクエストは来るのかな?)