先週、ウイグル協会のイベントにいってきました
http://uyghur-j.org/news_20100522-23.htm
コア・スタッフの方々は、土曜日の講演が終わった後、車を飛ばして大阪まで行ってスタッフをして、また講師を見送るために東京まで車で戻って成田まで行ったとか・・・・
本当に献身的な努力に敬意を表します
やっぱりそれは、「反中」とかいわれるような悪意じゃなくて、人を救いたいという善意からの行動じゃないとできないほどの大変さだと思います。
ただ、その講演会なのですが、どうも違和感があって、通訳が話の全てを通訳しないで、最後の方を忘れて通訳してないだろうとか、話の作り方がいいかがんだなぁとか、テクニカルな問題もあるのですが、まぁ、それは置いておいて、話の主張に違和感を持ったので記しておきます
講師の方はセイット・トムトルコ というかたで実際にトルコの立場から話をしていましたが、
トルコと日本はいかに昔から友好国だったかという話をして、助けて欲しいということを言っていました。
その話の中で、NHKの新シルクロードの撮影でウイグルの支援としての映像をとっていた人が、事故死したという話をしていました
コーディネーターの関岡英之 氏は「NHKもたまにはいいことをするんです」といって会場の笑いを取っていました。
【トルコと新シルクロード】
これに、僕はついていけないなぁという違和感を覚えたのですが、NHKが揶揄されるのは、新中的な番組が多かったり、自虐史観の番組を作るからなのでしょうが、では、トルコが新シルクロードに何をしたか、とりあえずwikiのコピペですが貼っておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89
6 「“希望”の門 トルコとクルド・2つの思い」(2007年10月28日。同年12月26日の放送では「トルコ横断1800キロ」と改題)
別にNHKって中国以外に、トルコの言論弾圧にも屈したよね。
言論の自由なんてトルコはまったく大事に思ってないよね?
【クルドとトルコ
それで、この番組のお話ですが
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071028.html
ということなのですが、このイラク側にあるクルド人自治区を今年も空爆したよね。というか、今月も空爆したよね??
人権の敵の中国のプチ版みたいトルコ君は人命とか人権について何かいいたいのかな?
トルコ人に日本とトルコは盟友だから人権のために連携が大切 とかいわれると、「寝言は寝てから言え」とか思うのですが・・・
櫻井よしこ氏や関岡英之氏は、日本がアジアの人権について世界に発信することが大切だということを言っていたように思うが、櫻井よしこ氏や関岡英之氏は、アジアの中で起きているクルド問題について、日本はどのようなメッセージを発するべきだとお考えなのだろうか?
講演会では、カンボジア政府が、中国から多額の援助金をもらって、ウイグル人亡命者が、強制送還された話をしていましたが、国連から難民認定を受けているクルド人を小泉氏が強制送還したよね? もうニュース記事を貼れないので、難民支援協会さんのページを貼らせていただきます
http://www.refugee.or.jp/jar/10yrs/4-1.shtml
こういう話を知らずにチベットとウイグルについてだけ語る人たちは、人権擁護派なのではなくて、反中なのだろうなぁと切に思う。
金をもらったカンボジア政府がウイグル人を中国に強制送還するのは許さないけど、小泉内閣がクルド人をトルコに強制送還するのはオッケイですか?
それってブサヨのアメリカがやると許さないけど、中国ならオッケイ!!というダブルスタンダードとまったく変わらないんじゃないのか?
生きとし生けるものよ幸せであれ
というのは、チベット人やウイグル人以外の様々な苦難の元にあるあらゆる民族・人種、そして人いがいのあらゆる生類に向けられているはずだが、どうも、違和感を感じますね。
もちろん、トルコが外道だからといって、ウイグルを見捨てる理由にはならないのは、述べるまでもありません。
しかし、僕がチベット人やウイグル人を助けたいと思うのは、あらゆる人々が、言われ無き弾圧の元にあることが許せないのからです。
パレスチナ人やチェチェン人やダルフールの少数民族の人たち、それ以外もあらゆる人たちの問題と同じ問題を共有するチベット人やウイグル人と縁があって、たまたま支援したいと思っているだけです。
決してトルコと日本が友好関係だからということではありませんし、チベット人やウイグル人がクルド人やパレスチナ人やチェチェン人よりも優れているからでもありません。
そして、アジアの平和を望み、軍人が民間人を殺すことを悪だという人たちには、トルコがクルドに何をしているのか、知って欲しいと思いますし、トルコには、それ以外にも西側基準では許容されない人権問題と領土問題があることを知って欲しいと思います。
# ただし、トルコの人権は「改善してきている」とは言われているようです。
私たちが、世界中の人々の苦難を理解し、助力したいと思いながら、それでも、限りある力では全てを解決できないから、たまたまチベットやウイグルの人たちとともに、正義のために戦っている。
という態度をちゃんと示し、行動することは、結局、自分たちを利するし、正義そのものが世界に広がっていくことを助けると思うのですよね。
そして、中国政府が正義であることに同意することで、失われる正義があるように、トルコ政府が正義であることに同意することで、失われる正義があることを知って欲しいと思います。
http://uyghur-j.org/news_20100522-23.htm
コア・スタッフの方々は、土曜日の講演が終わった後、車を飛ばして大阪まで行ってスタッフをして、また講師を見送るために東京まで車で戻って成田まで行ったとか・・・・
本当に献身的な努力に敬意を表します
やっぱりそれは、「反中」とかいわれるような悪意じゃなくて、人を救いたいという善意からの行動じゃないとできないほどの大変さだと思います。
ただ、その講演会なのですが、どうも違和感があって、通訳が話の全てを通訳しないで、最後の方を忘れて通訳してないだろうとか、話の作り方がいいかがんだなぁとか、テクニカルな問題もあるのですが、まぁ、それは置いておいて、話の主張に違和感を持ったので記しておきます
講師の方はセイット・トムトルコ というかたで実際にトルコの立場から話をしていましたが、
トルコと日本はいかに昔から友好国だったかという話をして、助けて欲しいということを言っていました。
その話の中で、NHKの新シルクロードの撮影でウイグルの支援としての映像をとっていた人が、事故死したという話をしていました
コーディネーターの関岡英之 氏は「NHKもたまにはいいことをするんです」といって会場の笑いを取っていました。
【トルコと新シルクロード】
これに、僕はついていけないなぁという違和感を覚えたのですが、NHKが揶揄されるのは、新中的な番組が多かったり、自虐史観の番組を作るからなのでしょうが、では、トルコが新シルクロードに何をしたか、とりあえずwikiのコピペですが貼っておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89
6 「“希望”の門 トルコとクルド・2つの思い」(2007年10月28日。同年12月26日の放送では「トルコ横断1800キロ」と改題)
「“希望”の門 トルコとクルド・2つの思い」について、駐日トルコ大使はNHKの橋本元一会長あてにトルコ軍との緊張が高まっている武装組織・クルディスタン労働者党(PKK)を取り上げた内容が「一方的でテロ組織の活動を正当化するもの」と主張して再放送の中止などを求める抗議文を送っている。これを受け、同年12月26日の放送では「トルコ横断1800キロ」と改題、内容もクルド人に対するトルコ政府の圧力に関する部分が削除されるなど、大幅に改変されてしまった。
別にNHKって中国以外に、トルコの言論弾圧にも屈したよね。
言論の自由なんてトルコはまったく大事に思ってないよね?
【クルドとトルコ
それで、この番組のお話ですが
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071028.html
シルクロードのなかで、東西文明の交差点として栄えてきたトルコは、いま、さまよえる民族・クルドの動きに大きく揺り動かされている。これまで祖国をもつことができなかったクルド人にとって、隣国のイラクに誕生したクルド自治政府の存在は民族の悲願であった。それに刺激されたトルコに暮らすクルドの若者たちがトルコからの独立をめざしはじめたのである。若者たちは、つぎつぎとイラクへと続く国境の門をめざしていく。その同じ道を、トルコの兵士たちは、国を守るために国境へと向かう。クルドの人々が自由と豊かさを求めて「希望の門」と呼ぶ国境のゲート、はたしてその向こう側にあるのは、希望なのか、それともさらなる過酷な運命なのか、イスタンブールからイラクとの国境・ハブル門までつつくシルクロード1800キロの現在を旅する。
ということなのですが、このイラク側にあるクルド人自治区を今年も空爆したよね。というか、今月も空爆したよね??
人権の敵の中国のプチ版みたいトルコ君は人命とか人権について何かいいたいのかな?
トルコ人に日本とトルコは盟友だから人権のために連携が大切 とかいわれると、「寝言は寝てから言え」とか思うのですが・・・
櫻井よしこ氏や関岡英之氏は、日本がアジアの人権について世界に発信することが大切だということを言っていたように思うが、櫻井よしこ氏や関岡英之氏は、アジアの中で起きているクルド問題について、日本はどのようなメッセージを発するべきだとお考えなのだろうか?
講演会では、カンボジア政府が、中国から多額の援助金をもらって、ウイグル人亡命者が、強制送還された話をしていましたが、国連から難民認定を受けているクルド人を小泉氏が強制送還したよね? もうニュース記事を貼れないので、難民支援協会さんのページを貼らせていただきます
http://www.refugee.or.jp/jar/10yrs/4-1.shtml
2005年1月、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が難民と認めたトルコ国籍のクルド人、カプランさん(仮名)とその長男が、法務省入国管理局(入管)に収容され、翌日にトルコに強制送還される事件が起こりました。二人の難民性を認めながらUNHCRには彼らの送還をとめる手立てはなく、処遇の改善を求めた弁護団や難民支援協会(JAR)の訴え、また誰よりも身近で支え続けた東文男さんらによる6万の署名者の声も、聞き遂げられることはありませんでした。強制送還にいたるまでの入管の対応と、国連やJAR、そして東さんのような一市民それぞれの難民へのかかわりを振り返ります。また「難民性を判断する」ことが、いかなる意味を持つのか考えます。
こういう話を知らずにチベットとウイグルについてだけ語る人たちは、人権擁護派なのではなくて、反中なのだろうなぁと切に思う。
金をもらったカンボジア政府がウイグル人を中国に強制送還するのは許さないけど、小泉内閣がクルド人をトルコに強制送還するのはオッケイですか?
それってブサヨのアメリカがやると許さないけど、中国ならオッケイ!!というダブルスタンダードとまったく変わらないんじゃないのか?
生きとし生けるものよ幸せであれ
というのは、チベット人やウイグル人以外の様々な苦難の元にあるあらゆる民族・人種、そして人いがいのあらゆる生類に向けられているはずだが、どうも、違和感を感じますね。
もちろん、トルコが外道だからといって、ウイグルを見捨てる理由にはならないのは、述べるまでもありません。
しかし、僕がチベット人やウイグル人を助けたいと思うのは、あらゆる人々が、言われ無き弾圧の元にあることが許せないのからです。
パレスチナ人やチェチェン人やダルフールの少数民族の人たち、それ以外もあらゆる人たちの問題と同じ問題を共有するチベット人やウイグル人と縁があって、たまたま支援したいと思っているだけです。
決してトルコと日本が友好関係だからということではありませんし、チベット人やウイグル人がクルド人やパレスチナ人やチェチェン人よりも優れているからでもありません。
そして、アジアの平和を望み、軍人が民間人を殺すことを悪だという人たちには、トルコがクルドに何をしているのか、知って欲しいと思いますし、トルコには、それ以外にも西側基準では許容されない人権問題と領土問題があることを知って欲しいと思います。
# ただし、トルコの人権は「改善してきている」とは言われているようです。
私たちが、世界中の人々の苦難を理解し、助力したいと思いながら、それでも、限りある力では全てを解決できないから、たまたまチベットやウイグルの人たちとともに、正義のために戦っている。
という態度をちゃんと示し、行動することは、結局、自分たちを利するし、正義そのものが世界に広がっていくことを助けると思うのですよね。
そして、中国政府が正義であることに同意することで、失われる正義があるように、トルコ政府が正義であることに同意することで、失われる正義があることを知って欲しいと思います。