IT業界におけるヒエラルキーとその弊害について書きたいと思います。
ビール飲みながらなので、おかしな点などコメント下さい。
IT業界で働いているのと、MBAの授業でヒューマンリソースマネージメント(以下HRM)で日本における情報技術者の育成がうまくいかない理由 というお題目でレポート書いたので、それがベースです。
(ベースの方はワードで10ページほどなので、ここに書くには長すぎますが)
問題意識としては、どうして、日本では、アメリカやインドやイスラエルや北欧のようなソフトウェア開発力がつかないのか?という疑問です。
また、以前は日本でもエンタープライズ系のシステムを組むとアメリカよりも生産性が高いといわれていましたが、昨今の状況をみるとどうもそれも崩れてきているようです。
まず、背景としてこの業界の状況を眺めたいと思います。
システム構築に関してはヒエラルキーがあります。
お客に近いところほど意思決定に携わることが多くなります。
意思決定がモチベーションに大きく影響しているとくのはHRMでもよく論議されることですし、
それによって自分の仕事への誇りや、向上心が生まれます。
また、意思決定に携われないと、仕事をさせられていると感じたり、仕事内容に不満を持つ傾向がでてきます。
どのようなシステムを作るかという意思決定をするのは、ITコン猿がいる場合は、彼らの仕事になります。
それをSEが仕様化して、最後のPGがコーディングするのが大まかな流れです。
もし、ISO的なソフトウェア品質管理がなされているのであれば、PGとは別のチームがコードの品質管理を行います(テスト等)
この場合、一番技術力が不足しているITコン猿がシステムの提案を行うために、一ステム全体の設計思想がおかしくなったり、実現が極めて困難な提案を行ったりということも多々おきます。
そうしたしわ寄せはPGなどの下流行程にいきます。
また、顧客から受け取る対価に関してもITコン猿が200万円/月 SEが100万円/月 プログラマーが50万円/月 だったりと、下流行程ほど対価が下がります。
実際、地方のソフトベンダーなどでは、一人当たり年に1ヶ月以上仕事に穴を開けると会社の経営が立ち行かなくなるほど単価を下げられているので、社員を研修させる暇も余力もなく、安月給でこき使わざる得ない状況になります。(月50万円って僕の年収/12ヶ月より安いかも・・・)
諸外国と異なり、プログラマーの地位が著しく低いのが日本の特徴です。
有名なUNIX系のソフト開発者が大学の教官でありながら、自分はプログラマーだと名乗るようなカルチャーとは大きく異なります。
また、プログラマやSEが建設的な提案をできないという問題もありますが、高額のフィーを取るコン猿が適切な設計をできないことが、現場での開発を困難にしており、優秀な人材が開発者として長く滞在しないという問題を生んでいます。
私はコンサルが適切な仕事をできるのであれば、月に200万円でも300万円でもいいと思うのですが(開発費の億近い額で中で占める割合はわずかです。)実際は、猿なみの仕事しかしない連中が多いので、開発者は苦労しているようです。
これは営業系SEも同罪で、知識のない連中が提案した内容で、開発者は苦労している話は事欠きません。
そのような背景やPGよりSEの方が聞こえがいいなどの理由から、プログラマーよりも高い単価になるSEを量産することとなり、実質はプログラマーだったりテスト要員だったりするような人までSEだと企業が紹介するので、SEという職種があふれることになります。
余談ですが、テストという大事な仕事を担う人も地位が低いんですよね。ここがある意味、要の一つなのですが。(ちなみにR&D部隊で商用化開発が始まると、コーディングはPGの仕事になるので、我々は品質管理やスケジュール管理といった管理業務でエンジニアとしてコードを書くことはなくなってしまうことが多いです。(自分より頭の悪い人の書いたコードレビューは苦痛なのですが・・・)
日本的製造業(トヨタ等)では生産現場が一番偉いのですが、IT産業はアメリカ的なカルチャーなのか口先三寸で仕事をするようなフロントが一番偉いのが特徴です。
ほんと、この業界はバカばっか(クソコード書くプログラマーも、自分の商材わかっていない営業やSEも、経営学的観点からちゃんと三文字単語を理解できずに、システムすらわからないコンサルも、ついでにビジネスにならない研究を好んでやる我々も)
優秀な人たちが築き上げた過去の栄光はどこへ・・・・・???
ビール飲みながらなので、おかしな点などコメント下さい。
IT業界で働いているのと、MBAの授業でヒューマンリソースマネージメント(以下HRM)で日本における情報技術者の育成がうまくいかない理由 というお題目でレポート書いたので、それがベースです。
(ベースの方はワードで10ページほどなので、ここに書くには長すぎますが)
問題意識としては、どうして、日本では、アメリカやインドやイスラエルや北欧のようなソフトウェア開発力がつかないのか?という疑問です。
また、以前は日本でもエンタープライズ系のシステムを組むとアメリカよりも生産性が高いといわれていましたが、昨今の状況をみるとどうもそれも崩れてきているようです。
まず、背景としてこの業界の状況を眺めたいと思います。
システム構築に関してはヒエラルキーがあります。
お客に近いところほど意思決定に携わることが多くなります。
意思決定がモチベーションに大きく影響しているとくのはHRMでもよく論議されることですし、
それによって自分の仕事への誇りや、向上心が生まれます。
また、意思決定に携われないと、仕事をさせられていると感じたり、仕事内容に不満を持つ傾向がでてきます。
どのようなシステムを作るかという意思決定をするのは、ITコン猿がいる場合は、彼らの仕事になります。
それをSEが仕様化して、最後のPGがコーディングするのが大まかな流れです。
もし、ISO的なソフトウェア品質管理がなされているのであれば、PGとは別のチームがコードの品質管理を行います(テスト等)
この場合、一番技術力が不足しているITコン猿がシステムの提案を行うために、一ステム全体の設計思想がおかしくなったり、実現が極めて困難な提案を行ったりということも多々おきます。
そうしたしわ寄せはPGなどの下流行程にいきます。
また、顧客から受け取る対価に関してもITコン猿が200万円/月 SEが100万円/月 プログラマーが50万円/月 だったりと、下流行程ほど対価が下がります。
実際、地方のソフトベンダーなどでは、一人当たり年に1ヶ月以上仕事に穴を開けると会社の経営が立ち行かなくなるほど単価を下げられているので、社員を研修させる暇も余力もなく、安月給でこき使わざる得ない状況になります。(月50万円って僕の年収/12ヶ月より安いかも・・・)
諸外国と異なり、プログラマーの地位が著しく低いのが日本の特徴です。
有名なUNIX系のソフト開発者が大学の教官でありながら、自分はプログラマーだと名乗るようなカルチャーとは大きく異なります。
また、プログラマやSEが建設的な提案をできないという問題もありますが、高額のフィーを取るコン猿が適切な設計をできないことが、現場での開発を困難にしており、優秀な人材が開発者として長く滞在しないという問題を生んでいます。
私はコンサルが適切な仕事をできるのであれば、月に200万円でも300万円でもいいと思うのですが(開発費の億近い額で中で占める割合はわずかです。)実際は、猿なみの仕事しかしない連中が多いので、開発者は苦労しているようです。
これは営業系SEも同罪で、知識のない連中が提案した内容で、開発者は苦労している話は事欠きません。
そのような背景やPGよりSEの方が聞こえがいいなどの理由から、プログラマーよりも高い単価になるSEを量産することとなり、実質はプログラマーだったりテスト要員だったりするような人までSEだと企業が紹介するので、SEという職種があふれることになります。
余談ですが、テストという大事な仕事を担う人も地位が低いんですよね。ここがある意味、要の一つなのですが。(ちなみにR&D部隊で商用化開発が始まると、コーディングはPGの仕事になるので、我々は品質管理やスケジュール管理といった管理業務でエンジニアとしてコードを書くことはなくなってしまうことが多いです。(自分より頭の悪い人の書いたコードレビューは苦痛なのですが・・・)
日本的製造業(トヨタ等)では生産現場が一番偉いのですが、IT産業はアメリカ的なカルチャーなのか口先三寸で仕事をするようなフロントが一番偉いのが特徴です。
ほんと、この業界はバカばっか(クソコード書くプログラマーも、自分の商材わかっていない営業やSEも、経営学的観点からちゃんと三文字単語を理解できずに、システムすらわからないコンサルも、ついでにビジネスにならない研究を好んでやる我々も)
優秀な人たちが築き上げた過去の栄光はどこへ・・・・・???