日経新聞の連載の大学激動という連載が面白いのですが、
24日のものは、「迫るバブル崩壊」という題でした。
「定員300人に対し、新入生22人今春、定員の7%しか学生が子なった大学がある。」 という出だしで、締めが
「今春、私立大五百三十三校のうち、百五十五校で定員割れが起きた。十五校は半数にも届かなかった。
それでも大学は増え続け、生き残りという名の我慢比べが続く」
うーん。いわゆる大学全入学時代の前段階として、競争力のない私立大学で定員割れが起きているわけですが、とてもまともな状況とは思えないです。
誰もが学べるというのは、「能力に応じ」というのが付くのが当然であり、高校を卒業したら誰でも大学に入学できる社会というのは、意欲と能力のある人にという論点が抜けており、とてもまともとは言えないでしょう。
入学難度の低下は、現実的には、高校卒で就職できない人が問題先延ばしとして、大学に進学している側面もあり、大卒就職率悪化にも貢献しています。
だいたい、日本で四年制大学の設立があいついでいるようですが、大学教育を今後どうしていくのかという論議が見えないんですよね。
新しく設立をされた大学というのは旧来にない特色などを持っているのでしょうか?
と思い、google様にて「大学全入学時代」を検索すると
http://www.sentaku.co.jp/backnumber/not_member/html/s0206124.htm
がトップに出てきました。
ここの資料によると、2001年の入学者充足率の最悪の大学は志望倍率0.21倍、充足率17.3という愛国学園大学だそうです。てっきり右派の大学かと思ったら、昭和13年からある高校の上に平成10年に作った女子大みたいですね。なんかなぁ・・
ところで、MBAに関して言うと、首都圏のビジネススクールのある大学で、入学者を定員分満たせたのは、一橋、筑波、都立、慶応の四大学だけで、あとは定員割れだと聞いています。
経営学を教えているんだから、需要予測や戦略ぐらいちゃんと立てろよ。
というのは僕の心の中でのツッコミですが、ほんとブームに乗っての乱立であれば情けない話です。
補足:
早稲田なんか、三つもビジネススクール持っているけど、外から見ると不思議な縦割り構造に見えますね
24日のものは、「迫るバブル崩壊」という題でした。
「定員300人に対し、新入生22人今春、定員の7%しか学生が子なった大学がある。」 という出だしで、締めが
「今春、私立大五百三十三校のうち、百五十五校で定員割れが起きた。十五校は半数にも届かなかった。
それでも大学は増え続け、生き残りという名の我慢比べが続く」
うーん。いわゆる大学全入学時代の前段階として、競争力のない私立大学で定員割れが起きているわけですが、とてもまともな状況とは思えないです。
誰もが学べるというのは、「能力に応じ」というのが付くのが当然であり、高校を卒業したら誰でも大学に入学できる社会というのは、意欲と能力のある人にという論点が抜けており、とてもまともとは言えないでしょう。
入学難度の低下は、現実的には、高校卒で就職できない人が問題先延ばしとして、大学に進学している側面もあり、大卒就職率悪化にも貢献しています。
だいたい、日本で四年制大学の設立があいついでいるようですが、大学教育を今後どうしていくのかという論議が見えないんですよね。
新しく設立をされた大学というのは旧来にない特色などを持っているのでしょうか?
と思い、google様にて「大学全入学時代」を検索すると
http://www.sentaku.co.jp/backnumber/not_member/html/s0206124.htm
がトップに出てきました。
ここの資料によると、2001年の入学者充足率の最悪の大学は志望倍率0.21倍、充足率17.3という愛国学園大学だそうです。てっきり右派の大学かと思ったら、昭和13年からある高校の上に平成10年に作った女子大みたいですね。なんかなぁ・・
ところで、MBAに関して言うと、首都圏のビジネススクールのある大学で、入学者を定員分満たせたのは、一橋、筑波、都立、慶応の四大学だけで、あとは定員割れだと聞いています。
経営学を教えているんだから、需要予測や戦略ぐらいちゃんと立てろよ。
というのは僕の心の中でのツッコミですが、ほんとブームに乗っての乱立であれば情けない話です。
補足:
早稲田なんか、三つもビジネススクール持っているけど、外から見ると不思議な縦割り構造に見えますね
例えば、SEをとってみても、個々の知識を教えることはできいても、全体のビジョンを教える科目ってないな、って感想はあります。教養科目はほとんど腑抜けだし、専門は専門で試験の点しか見てないし、なぜあんたがた(僕たち)は勉強して何に役立つのか、ってことはだれも教えない。まあ、自分でやるしかないですね。
大学のカリキュラムに不満があるようですね。
大学の権威は既に落ちていますね。
僕が痛感したのはスーフリ事件の時。
早稲田が舞台になりましたが、多くの人は
「優秀な早稲田の学生がそんなことをするはずがない!!」とは思わずに
「許せないが、そういうこともあるだろうな」
と思っていました。
もう、私立の一流大だというものに社会はさほど権威も期待もしていないということを端的にあらわしていたなぁと思いました。
あれが東大だったら少しは違ったかもしれませんが。
また、産業界からは以下の大学教育に対する強い不満があります。
しかし、日本って伝統的に大学に期待をしないんですよね。だから、企業内研修制度が整備されているし、職種と学部を結び付けない傾向もあります。
僕も学生なのですが、勉強して何に役立つかは、学生本人が見つけるべきものだと思います。
なにしろ、その大学に入ることを決めたのは学生本なのですから、その人の人生に学問がどう必要かを知っているのは学生本人のはずです。
クラスメイトを見ても、僕とクラスメイトたちはそれぞれに別の理由で教育を受けにきています。
教官にできることは対話することと、自らの職務として何を教えようとしているのかを誠実に語り、それを実行していくことぐらいしかないと思います。
もちろん学問的興味を引き出すようにするのは良い教育者の務めですが、意義については、学生と教官で探っていかないとダメだと思います。
昨日手帳を買いました。
「スケジュール管理」をすることが年内の私の目標!
目標ができると俄然やる気がでますね!