新得 のんびり宿 スロウ inn 楓(ふぅ~)

北海道十勝の自然の恵みをダッチオーブン料理でおもてなしするのんびり宿「スロウ inn 楓(ふう~)」のHP兼ブログです。

雫、巡る 

2011年11月06日 | メッセージ

新得は大雪山系・日高山脈の麓に位置し、
広大な山林と豊かな水資源を擁する町。
水源に近いせいか、水道水もとてもおいしく感じます。
このほど、そのおいしい水のPRのため、
町がペットボトル水道水の製作を企画しました。

ネーミングが公募され、選定されたのが、
H姉ちゃんが考案した『雫、巡る ―北海道新得町―』。
感謝状と記念品の贈呈式の際、Hさんは新得町長直々に、
「いつまでもきれいな水を守るため、被災地のがれきを
新得町に受け入れないでほしい」と強く訴えました。
安全かつおいしい水が蛇口をひねればあふれてくる。
実は、とてもとても幸せなことなのです。
(ペットボトル水道水は、販売はされず、
 町内外のイベントで活用されるそうです。)


今年は『観光農園にしかみ』のオーナー制度を利用し、
畑のプロが作る作物を、その都度収穫させていただきました。
ハウスの「イチゴ狩り」にも、Kが生まれてから何度も来ました。

今日、農園で〝オーナー制収穫感謝祭″なるものがありまして、
そのときの組合長さんのお話によると、
オーナー制度やイチゴ狩りなどの観光部門を、
来年度からは実施しない方針で進めているとのこと。
お子様連れのお客様にもおススメしていたのですが。
宿近郊の観光スポットが一つなくなってしまいます。
残念・・・。              MASA

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3 コメント

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Unknown (しぶちん)
2011-11-10 22:41:48
被災県に住んでいる者としては、
津波被害のがれきの処理に協力してもらえるとありがたいと思うのですが・・・。

放射性物質のこと考えると、「協力して」と簡単に言えることではないものなのだと思えてきました・・・。
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放射性物質さえなければ・・・ (H姉ちゃん)
2011-11-13 22:09:31
被災地に住む方々の多くが他県のがれき受け入れを望んでいらっしゃることと思いますし、私もこのような悲惨な災害にあったとすれば同じような考えを持つだろうと思います。
しかし、地震や津波だけならよいのですが、今回の震災は原発事故が余計なのです。
原発がまき散らした放射性物質の存在に目をつぶるようなことをしてはいけないと私は考えています。目に見えず、においがなく、痛くもかゆくもなく、味がないとしても、確実に存在しているのですから。
その点で、政府の対応はかなりおかしいです。
あの日原発事故が起きてから、政府は情報を国民に隠し続けてきました。「国民をパニックにおちいらせないように」とそのことだけを考えて、どさくさにまぎれて安全基準さえ引き上げました。いくら信念や愛、体力や根性があっても、人間は放射性物質には勝てません。
二度と福島のような事故が起こらぬよう、日本から、そして地球から原発をなくしていくべきだと考えています。
返信する
よりよい未来のために。 (MASA)
2011-11-14 22:46:18
しぶちんさん、Hさん、こんばんは。

僕は震災当日から現在までの被災地の様子について、各種メディアを通してしか知りません。自分の目で何も見ておらず、復興支援にも役立てていないことを、本当に申し訳なく思っています。
この「がれき」「放射性物質」「原発」etc.の問題については、いろいろな立場でいろいろな考えがありますね。
でも、どちらかの立場の意見だけが絶対的に正しい、ということはないと僕は思っています(普遍的な善悪はもちろんあります)。
それは普段の生活でも同じです。
大切なのは、イエスかノーかの議論ではなく、相手を頭から否定せずに、できる限りその立場や考えに寄り添うこと(なかなかできませんけど)だと思います。
僕もがれきの新得受入れには単純に反対ですが、しぶちんさんたち被災地の方々の心情を思うと、あまりに自己中心的な気もします。
でも、こうやって様々な思いを自分なりの表現方法で表明し合うことが次への一歩につながるのだとも思います。
Hさんのように、原発事故に心を痛め、深く勉強し、齢15にして一個人として自らのしっかりした考えを持って活動する、というのもとても立派なことですよね。
そしてしぶちんさん、遠慮せずにもっと愚痴をこぼしたり、弱音を吐いたりしていいんじゃないでしょうか。日本には被災地の復興を支援する義務があるのですから。そしてそれは、新得に住む僕たちにも決して他人ごとではないと思うのです。
だんだんと震災や福島のメディアでの扱われ方が小さくなっています。
まだまだみなさんの苦しみは継続しているはずなのに、ともすればそのことを忘れてしまいそうになる自分が怖いです。
だから、ときどきみんなで愚痴をこぼしましょう。
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