大舞台

今回の母の滞在の目的は、どこかへ観光することではなく、
日常生活の中で、慧と一緒に過ごすのがイチバンで、続いて
ブログで見て（食べたいなぁ）と思っていた手料理を食べること。
そんな平凡な毎日の予定が・・・

きっかけは１週間前の珈琲ランプ色。
元同僚で、いつも私たちを気遣ってくださるＳさんがご来店。
以前、母の参加している平和祈念プロジェクト２１が制作したＤＶＤを
お買い上げいただいた御礼をと、お帰りの際にご挨拶にいったところ、
「ぜひ疎開の体験談を、子どもたちに話をして欲しい」と、
突然のゲストティーチャーの依頼に、ビックリ
日程の調整をしてご連絡をいただいた時には、
なんと「参観日に」と、二度ビックリ

当日は、ビデオ撮影係で私もお供しました。
２年生の教室にはご近所のＡさんの姿も。（お母様も）
真剣に話に耳を傾けていただきまして、ありがとうございます。
戦争を知らない親（祖父母）世代の子どもたちです。
戦争経験者に会うだけでも、インパクト大だったかもしれません。
「学童疎開」という、今では考えられないような状況を、
自分にあてはめて想像するのは難しいと思いますが、
絵日記や母の話から、事実を知ることが少しでもできたなら、
きっと感じるものが芽生えたのではないかと思います。

母にとっても、参観日という大舞台を与えていただき、
お子様と一緒に保護者の皆様にもお伝えすることができたことは、
２５年間の活動の中でも印象的な充実した時間だったと思います。
Ｓさんの行動力にはいつも感心していますが、
このたびも大変お世話になりました。ありがとうございます。

大仕事を終えた翌日、新得駅から見送った母は、
また一回り大きく見えました。（連日の食べ過ぎもありますが）

平和祈念プロジェクト２１のＨＰがあります。
絵日記による「学童疎開」６００日の記録
お時間がありましたら、ぜひご覧くださいませ。