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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

旅するジーンズと16歳の夏

2010-12-22 | ふつう
予習ゼロで観てみたシリーズ。
タイトルからして、ロードムービーみたいのかと思っていたが、実際のところロードムービーなどではなく、タイトル通り旅しているのは離れ離れに夏休みを過ごす4人の少女の間で「友情の証」として送り送られしているジーンスそのものだった。


要するに、ひと夏の間にそれぞれ良いこと悪いことを経験して少しだけ大人になる4人の女の子達の成長期。つまり青春ものだ。

「女子の友情」にここまでスポット当ててる映画も珍しい気もするので、なんだか好印象。そうだよ、若いときはそれでいいんだよ。


祖母から接触を禁じられた相手との恋に落ちる少女、サッカー部のコーチへのあこがれを止められない少女、白血病の女の子と映画を撮る少女、両親が離婚し、父親が再婚する少女、と4人それぞれのシチュエーションで夏を過ごすのだが、やはりカワイイ順に恋に落ちていくあたりはそれが世の中ってもんなんだろうか。

なんだかこれだけ観ると、4人の間の「ひと夏の満足度」的な不公平感がものすごかったので、勢いあまって続編「旅するジーンズと19歳の旅立ち」まで観てしまった。結論として、こちらでは4人それぞれにハッピーな結末になっていたので、ほっと一安心。


座椅子自身はオッサンなせいか何だかそれほどの感慨も受けることなくボケーッと観てしまったのだが、年頃の女の子が観たら色々感じるのかなー、って映画。
まぁ、惚れた腫れた自殺だ麻薬だ妊娠だ中絶だで大騒ぎしてるアホみたいな映画よりかは、100万倍ココロの栄養にはなるでしょうな。


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