goo blog サービス終了のお知らせ 

シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

カンフー・ダンク!

2010-12-18 | おもろい
このブログ的にアジアムービーを観るのはなんと頭文字D以来という。
根本的にアジアムービーが苦手なことがバレますな。


本作。どうせ少林サッカーがバスケになっただけだろうと観てみた。きっと中華4000年の歴史の奥深さをある意味思い知らされるのだろうと思って。


では早速登場人物など。

バスケ部のキャプテン。バスケが上手い。パワフル系。見た目ワイルド。
バスケ部のエース。バスケが上手い。テクニック系。見た目スイーツ。
バスケ部のマネージャー。キャプテンの妹。エースに惚れてる。
バスケ部の新人。素人だけどバスケの天才。マネージャーに惚れてる。




要するに、ゴリとルカワとハルコさんと花道だ。わかるよな。




カンフーシーンがある映画を観たのが実に久しぶりだったので、何だかそれだけで新鮮な気分。そうだよやっぱり香港映画は敵が蹴飛ばされたら、豪快に吹っ飛んで豪快に酒瓶割りまくらなきゃ嘘だ。さすが基本は押さえてるな。


で、実際バスケが始まってみると、これまたバスケなのに膝蹴りするわ、エルボするわ、倒れた奴の腕踏んずけるわ、やりたい放題。

いつだったかのサッカー日中戦で、中国選手がラグビーさながらのタックルを繰り返していたのを思い出した。さすが中華、やっぱバスケやるならそうでないとな。


しまいにはバスケの試合中にバスケそっちのけで大喧嘩。あげくの果てに気功の奥義に目覚めた花道が、負けが決まったはずの試合の時間を巻き戻し、負ける寸前のラストプレイからやり直し、最後に逆転勝ちするというイカサマまがいの大勝利。これ何の競技だ。


総じて言うと、あまりのバカバカしさに声出して笑ってしまったので、俺の負けだ。おもしろかったze!
これは中国の人にとって王道的コメディなのか、自虐的コメディなのか知らないし知ろうとも思わないが、座椅子的には「座椅子が思い描くアジアムービー」だったので、何だか安心しました。やっぱ中華はこうでないとな。


しかし三井派だった座椅子としては、三っちゃんの存在がなかったことにされてるのがなんとも。


作品紹介はこちら