
朝日新聞の言論サイト「論座」でコロナ治療薬に関する注目記事が目にとまった。もう1ヵ月も前の記事だが、ノーベル賞を受賞した大村智博士発見の寄生虫病の特効薬イベルメクチンが、新型コロナの治療と予防に効いているという医学報告が世界各地から多数寄せられているという。コロナを終息させる切り札になるかも知れないという見方さえ出てきたという。発見国の日本は、もっと積極的にこの薬の効能判定に関わり、世界に先駆けて処方を確定し、コロナ治療・予防薬としてイベルメクチン使用を進めるべきだという。米国の医師グループから効果を評価した驚くべき報告やエジプトやイラクなどの研究グループから続々と「効果あり」との報告も寄せられているという。
一方、このイベルメクチンの効能に疑問を投げかける記事も目立つ。臨床試験も十分にできていないし、有効性は認められないという論文も発表されている。時々、話題になるアビガンという薬も同じかもしれない。効果があるとしても、コロナ治療薬としては、承認されていないのである。日本としては、治療薬の開発ももっと積極的に取り組むべきであるが、国産ワクチンの開発同様、政府の積極的取組姿勢が見られないのは残念である。政権維持だけに執着し、コロナ対策には関心が薄い菅政権が続くかぎりは、日本の前途は暗いといえる。最近は、自民党の中でも菅おろしの動きがあるようであるが、そんな政局の話ではなく、日本の今後について道筋を作るという気概のあるリーダーが出てきてほしいものである。日本国のためにも菅政権も自民党独裁政治は早く退場してもらいたい。
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