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三権分立は死語?

2020年02月09日 11時36分26秒 | 政治

三権分立とは、権力の乱用を防止し、国民の政治的自由を保障するため、国家権力を立法・司法・行政の三権に分け、それぞれ独立した機関にゆだねようとする原理のことである。また、日本国憲法では、国会・内閣・裁判所の三つの独立した機関が相互に抑制し合い、バランスを保つことにより、権力の乱用を防ぎ、国民の権利と自由を保障する「三権分立」の原則を定めている。

以上のようなことは学校で習ったと思うが、現実は、かけ離れたものになっている気がする。とくに、アメリカや韓国では大統領による権力の乱用が異常なほどひどいとの認識を持っていたが、我が日本も、現政権以降、三権分立をないがしろにしている事象が各所にあらわれている。ここ直近の話では、政権寄りの黒川東京高検検事長について、定年の8日前の直前に前例がない定年延長という閣議決定を行ったことが報道されている。定年延長の理由が明確でないし、閣議決定という方法も不明朗だし、子飼いを検事総長に据えて、自分達の犯罪を逃れようと禁じ手を使った人事への介入と疑われても仕方がない。

権力の乱用という点では、トランプには負けないというかトランプを超えているかも知れない。韓国では、同様の暴挙について、野党及び国民の叡智によって、チョ法相を辞任に追い込んだ最近の出来事に比べると、何もできない日本の方がホープレスの感がある。マスコミとて、政権によるこの人事介入に誰しもが厳しいコメントを行うが、それ以上の発展はない感じである。野党の追及もいつもごまめの歯ぎしりの感があり、桜を見る会問題はじめ、政権はますます独裁的な色彩が強くなっていることが懸念される。それにしても、安倍内閣の支持率が目立って下がらないのが不思議で仕方がない。お見事としかいいようがない。

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