浪漫飛行への誘(いざな)い

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洗足池界隈探訪

2024年01月29日 07時31分04秒 | 住まい

 

最近、大田区にある洗足池界隈に行く機会が増えた。それは、タイから帰国した次男ファミリー(奥さんと孫)が界隈に住まいを借りたからである。我が家から車だと15~20分位であるが、この界隈とは昔から縁があり、馴染み深い。結婚して長男が生まれた頃、この界隈に会社の社宅があり、3年ほど住んでいた。池上線の長原と洗足池の間位の閑静な住宅街にあり、近くには淡谷のり子さんの家もあった。

洗足池の公園は、桜や梅の名所でもあり、卓球クラブのお花見で何回か訪れたこともある。池の畔には、勝海舟のお墓や記念館もあり、今は梅が見頃を迎えている。池の大きさもほどよく、ボートが楽しめたり、水鳥が多数生息し、神社もあったりして、落ち着いた閑静な雰囲気は大変魅力的である。勝海舟は、「咸臨丸」で渡米し、海軍の育成に努めるなど革新的な幕臣で、「江戸無血開城」を実現させたことも有名である。彼は、江戸城の明け渡しについて、新政府軍の本陣があった池上本門寺へ向かう途中、洗足池付近で休息をとった際、周辺の風景を大変気に入り、1891年に「洗足軒」といわれる別荘を構えたという。本人の遺志により、この地に葬られたものの、一時は青山墓地に移ったようであるが、今は、この地に改葬され、二つの五輪塔が並んだ「勝海舟夫妻墓所」として親しまれている。

この界隈の住所は、「千束」という文字が使われているが、なぜ「洗足池」のように、「洗足」という文字が使われているか疑問に思い、調べてみたら、この地は、永らく「千束」とされていた。千束とはこの地にある大池(現在の洗足池)が水源地として灌漑に利用されていたので、1000束分の稲が免税されたためという説が有力なようである。その後、身延山久遠寺から両親の墓参のため常陸へ向かう日蓮聖人が、「千束郷の大池」のほとりで休息し、足を洗ったという言い伝えから、その池を「洗足池」と改めたとのことである。東急線の駅名も、「北千束」あり、「洗足池」ありでわけがわからない。孫の面倒で、この界隈に行く機会が増えそうだが、3月末のお花見が楽しみである。勝海舟記念館にも足を運び、歴史探訪も楽しんでみたい。

 

画像は、歌川広重「名所江戸百景 千束の池袈裟懸松」 


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