朝日新聞の五輪に関する記事がネットと本紙で全く違う内容が掲載されていることが明らかになった。デジタル版では、東京医大病院渡航者医療センター特任教授の浜田篤郎氏が、インタビューに答えて、五輪開催するなら、下記の4条件をクリアできなければ、中止しかないと断言しているが、本紙では、「医療資源の確保 開催に必須」という見出しで、ネット版とは相当異なるニュアンスの記事が掲載されており、偏向報道の疑いがある。
1 海外選手らが入国する際、新たな変異株が入ってくるのを防ぐこと。
2 政府は選手の毎日検査を検討しているが、海外からの数万人に加え、日本人の選手・スタッフに対して、誰が、どこで検査するのか、医療関係者には大きな負荷となる。
3 大会後、日本で感染した海外選手たちがそのまま帰国し、五輪をきっかけに日本から世界に感染を広げれば、大きな国際問題となるので、出国時に検査し、陰性を確認する必要がある。
4 一番大事なことで、五輪を開催するには医療関係者といった人材、病院や検査機関といった施設など、相当な医療資源を投入する必要がある。 五輪優先で医療資源を使うのは避けるべきである。
この4つの条件がクリアできないなら中止すべきと浜田氏は強調するが、現実を見る限り、4つのどれもクリアできていない状況にあるので、やはり中止せざるを得ないところであろう。朝日新聞は、五輪のスポンサーになってしまっているからか、本紙では、ネガティブなニュアンスを避け、真実とは程遠い内容となっており、偏向報道と言われても仕方がない。襟を正して正確な報道をしてもらいたいところである。
一月万冊(4/25): https://youtu.be/qPh8G4ASmzQ
朝日新聞デジタル(4/23): https://digital.asahi.com/articles/ASP4R3PHVP4QULBJ019.html?pn=4
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