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「70歳が老化の分かれ道」!?

2023年07月11日 04時57分03秒 | 健康

図書館で予約待ちをしていた本書がやっと回ってきて、70歳をとうに過ぎているので、少々遅きに失したが、興味を持って読んでみた。著者は、精神科医として、特に高齢者医療の世界で有名な和田秀樹さんで、「80歳の壁」はベストセラーにもなっている。

著者によれば、70代の日本人は、これまでの70代とはまったく違う。若々しく、健康になった70代の10年間は、人生における「最後の活動期」となるという。70代の過ごし方が、その後、その人がどう老いていくかを決めるようになる。70代に努力することで、要介護となる時期をできるだけ遅らせ、晩年も若々しさを保つことができる。70代の生活、医療とのかかわり方など、老化を遅らせる知恵を、著者は説く。

目次を見るだけで、著書の概要やポイントがつかめるので、下記に示してみる。なるほどという内容ばかりなので、遅ればせながら実践してみたい。70代の人は是非一読をお薦めする。

第1章 健康長寿のカギは「70代」にある

・いまの70代は、これまでの70代とはまったく違う
・もはや70代は現役時代の延長でいられる期間となった
・「人生100年時代」に70代はターニングポイント
・早死にするか、ボケで亡くなるかの時代
・70代は老いと闘える最後のチャンス
・努力したかどうかが、あとあと大きな差になる
・一気に老け込まないために、いちばん必要なもの
  --- 意欲の低下をいかに防ぐか 
・70代にはさまざまなリスクがある
  --- 意欲の低下、病気やケガ、生活環境の変化
・70代に身につける「習慣」が、その後の人生を救う

第2章 老いを遅らせる70代の生活

・何事においても、「引退」などしてはいけない
・働くことは、老化防止の最高の薬
・運転免許は返納してはいけない
・肉を食べる習慣が「老い」を遠ざける
・陽の光を浴びる習慣が人を若々しくする
・脳の老化を防ぐのは、生活のなかの「変化」
・インプットからアウトプットに行動を変える効果
  --- 本を読んでインプットする行為より、会話などのアウトプットの行為
    の方が老化の防止になる
・70代の運動習慣のつくり方
  --- 意識して定期的、継続的に運動する
・寝たきりにならない転倒リスクの減らし方
・長生きしたければダイエットをしてはいけない
・美味しいものを食べて免疫力アップ
・70代になったら、人づき合いを見直そう
   --- 嫌な人とはつきあわない
など

第3章 知らないと寿命を縮める70代の医療とのつき合い方

・いま飲んでいる薬を見直してみよう
・血圧、血糖値はコントロールしすぎない
・検診より心臓ドック、脳ドックを受ける
・70代になったら注意すべき医師の言葉
  ---日本の医師は、長生きの専門家ではなく、自分が担当する臓器のスペシ
   ャリストにしかすぎない。
・70代の人のかしこい医師の選び方
  ---嫌な医師とはつき合わず、会うと気持ちが楽になる話しやすい雰囲気が
   ある医師を選ぶ、
・70代のための「がん」とのつき合い方
  ---「がん」になっても、70代では手術はしないほうがいい
・70代は「うつ」のリスクが高くなる
  --- 心の病だと病院に行かない人も多いが、病院に行くべし
・認知症は病気ではなく、老化現象の一つだ
・医学は発展途上の学問である

第4章 退職、介護、死別、うつ・・・「70代の危機」を乗り越える

・定年後の喪失感をどう克服するか
・趣味は働いているうちにつくろう
・介護を生きがいにしない
・在宅介護より在宅看取りという選択肢
・高齢者のうつのサインを見逃さない
・男性ホルモンは男にとっても女にとっても若さの源
・歳をとってやさしくなることが幸せへの近道
  ---自分のことだけで生きるのではなく、まわりの人のために尽くす生き方に変えるべき

等々

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