浪漫飛行への誘(いざな)い

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4月8日はお釈迦様の生まれた日

2022年04月06日 19時40分51秒 | 宗教

 

お釈迦様ことゴータマ・シッダールタは、紀元前5世紀(6,7世紀説もある)の旧暦4月8日に、ネパールのルンビニという町で生まれた。釈迦族の王様、淨飯王のマーヤ夫人が出産で里帰りする途中、ルンビニ園という花園で、急に産気づいて、シッダールタを出産したと言われている。マ-ヤ夫人が園内で休息中、アショーカの木に咲く美しい赤い花に見とれ、花を折ろうと手を伸ばそうとした際、王妃の右脇から誕生したと言われている。夫人は出産して7日後に亡くなった。釈迦族の王子だったので、釈迦と呼ばれるようになったが、29歳で出家し35歳で悟りを開いたと言われる。生まれたばかりの王子は、七歩歩み、「天上天下唯我独尊」の述べたというのは有名な話である。この言葉は、一言で言えば、「人間にはかけがいのない生きる目的がある」という意味であり、自分独りが尊いとか偉いというのは完全な誤解である。4月8日には、各地でルンビニの花園にちなんで、「花まつり」の行事が行われている。ブッダ誕生に見る生きる意味については、エピソードを交え、仏教講師の菊谷隆太氏が興味深い講話をしてくれている。

このルンビニに旅行したのは、今から9年前の2012年3月のことで、カトマンズからイエティ航空の小型機でバイラワまで飛び、そこからハイヤーでルンビニまで足を延ばした。途中エベレスト等ヒマラヤの山々を機内から見ることもできた。ルンビニ園は、世界遺産にも指定されており、丹下健三氏の設計の基づき整備され、世界各国の寺院も建てられている。最大の見どころは、誕生シーンのレリーフ、アショカ王の石柱(紀元前3世紀にアショカ王が生誕の正確な位置を示すマーカーストーンを立てもの)、マーヤー聖堂(マヤデヴィ堂)、プスカリニ池(夫人が沐浴したところ)で、池の傍には、当時を再現した菩提樹が植えられている。

釈迦の生誕地ルンビニに加え、2014年4月には、イエス・キリストの生誕地ベツレヘムを訪問する機会も得た。イスラム教の創始者ムハンマドの生誕地メッカには全く興味がないが、仏教とキリスト教の創始者の生誕地に足を運ぶことができたことはラッキーであった。仏教という壮大な教えを肌で感じるためにも、ルンビニにも一度は訪れてみたい。

下の写真は、アショカ王の石柱とマーヤー聖堂とプスカリニ池

 

ブッダ誕生に見る生きる意味~菊谷隆太さんの解説(4/2): https://youtu.be/MI1aRtdQ2Ak

ルンビニ旅行アルバム(7.24~): https://youtu.be/owK_tzCjs3I

 

 

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