4月20日の新聞広告に「あの素晴らしい歌をもう一度コンサート2024東京」の公演案内が掲載されているのが目に留まった。ニッポン放送開局70周年記念とあり、6月27日の17時からで場所は東京国際フォーラムとなっていた。出演歌手を見たら、懐かしいメンバーばかりで、早速チケットを購入することにした。チケット代は、一人10,500円であったが、出演メンバーを見るかぎり、安い方ではないかと思う。
出演歌手は、イルカ、 岡崎友紀、 尾崎亜美、 小原礼(尾崎亜美の夫、音楽家)、 クミコ、杉田二郎(元ジローズ)、 タブレット純(元マヒナスターズ、歌手タレント)、 トワ・エ・モワ、 松山猛(作詞家、イムジン河等)、 森山良子、LE VELVETS、 きたやまおさむ(元フォーク・クルセダーズ)という昔懐かしいメンバーばかりで、恐らく「あの素晴らしい歌」というのもよく知った曲ばかりではないかと思う。案内によると、予定曲として「なごり雪」「マイ・ウェイ」「花嫁」「イムジン河」等が載っていたが、もっといろいろな懐かしい曲が聴けるものと期待している。
若い頃、岡崎友紀のファンであったので、古希を迎えた今はどうしているかなと思っていたが、まだ元気に活躍しているようで、今の姿を拝見するのを楽しみにしている。彼女が主演した「おくさまは18歳」も懐かしいし、レコードも何枚も持っていた。彼女には、当時、お母さんが帯同しており、千歳空港で飛行機搭乗時にちょこっと会話をしたこともある。一世を風靡したフォーク・クルセダーズや懐かしいフォークソングを生で聴ける絶好のチャンスでもある。フォークルでは、加藤和彦さんもはしだのりひこさんもすでに旅立ち、きたやまおさむさん(精神科医、白鷗大学学長)しかいないし、当時活躍した歌手にはすでに亡くなっている人も少なくない。団塊の世代からするとこのような機会は今後ほとんどないような気もするので、生コンサ-トで青春プレイバックといきたい。
おくさまは18歳: https://www.youtube.com/watch?v=C-OIDH69qb4
15日BS日テレの「歌謡プレミアム」は、青い三角定規のヴォーカルであった西口久美子さんをゲストに迎え、“THE 青春”というタイトルで、懐かしい当時の青春ソングをいろいろ紹介してくれた。まずは、学園青春ドラマ「飛び出せ!青春」(村野武範主演 1972~73年)の主題歌であった青い三角定規の代表曲「太陽がくれた季節」(1972年)、次に布施明が歌った青春ソング「これが青春だ」(1966年)を彼女が歌ってくれた。西口さんの「太陽がくれた季節」は、同窓会コンサートはじめ、夢グループのコンサートで、生で何回も拝見したことがあるので、今でも活躍している様はよく知っていたが、最近はある病と闘っていることがわかり心配である。
「これが青春だ」のテレビドラマは、高校時代でほとんど毎週見ていたので、懐かしい限りである。先生が竜雷太さんで、女生徒に、同年代の岡田可愛、松本めぐみ(加山雄三さんと結婚)さんがいたので、強い印象が残っている。大の岡田ファンだったが、今どうしているのであろうか?主題歌は、布施明の「これが青春だ」と「貴様と俺」で、当時、レコードを買ってよく聴いていたものである。当時は、青春ドラマ全盛時代で、次から次へのいろいろな青春ドラマが放映されていた。サッカーやバレーボール(サインはV)の青春ものや野球だと「巨人の星」、バレーボールだと「アタックNO1」などのアニメも流行っていて、毎週夢中になって見ていた。中村雅俊の青春学園ドラマである「われら青春!」(1974年)や「俺は男だ!」の主題歌である森田健作の「さらば涙 と言おう」も青春そのものであった。我々「団塊の世代」の青春は、まさにこの時代であったと思うが、当時の映像を見たり音楽を聴いたりすると一気に青春がプレイバックする。あの頃が懐かしく、音楽を聴くと元気が出るから不思議だ。
「太陽がくれた季節」(青い三角定規): https://www.youtube.com/watch?v=3_AxR3tSkMU
「これが青春だ」(布施明): https://www.youtube.com/watch?v=sxNKCLrk5ms
3.月26日夜9時から久しぶりにBS-TBSの「うた恋!音楽会」見たが、今回は、名曲ベストコレクション・総集編でお送りする2時間ということで、たっぷり昭和の名曲を聴くことができた。司会は、由紀さおりと三山ひろしでリニューアルされてからもう1年という。
まず、うたのリジェンドとしてシンガーソングライターの小椋佳氏が取り上げられ、彼の作詞作曲の「俺たちの旅」「シクラメンのかほり」「夢芝居」「愛燦燦」「山河」等の名曲をゲスト歌手が歌ってくれた。彼自身もいろいろ歌っていたが、今振り返ると名曲ばかりである。彼は、東大卒の日本勧業銀行(当時)の銀行マンであったが、作詞・作曲・歌唱も素晴らしく当時からその才能は光っていた。久しぶりに、ユーチューブで彼の歌声を聴いてみたが、一世を風靡しただけあって、やはりいい曲ばかりである。少し先輩であるが、今はどうしているのであろうか?
次に、三山ひろしが思い出の曲として、「もしもピアノが弾けたら」(1981)「ブルー・シャトウ」(1967)を披露してくれた。楽器コラボセレクションとしてブル-・シャトウは新沼謙治のドラムとコラボしていた。ブルー・シャトウは、カナディアンロッキーにあるレイク・ルイーズという美しい湖を舞台とした楽曲で、現地を2回も訪れたことがあるので、印象深い曲である。楽器コラボの一つとして、山本譲二がギターの弾き語りで「雨に咲く花」(1960)という懐かしい曲も歌っていた。
また、盲目のギタリストでシンガーソングライターの長谷川きよしさんが久しぶりにテレビに登場し、ジョン・レノンの「イマジン」(1971)を披露してくれた。「イマジン」はリヴァプールに旅行した時、「ビートルズ・ストーリー」という博物館の最後の部屋で、白いピアノとともに流れていた楽曲で強烈に印象的あった。また、彼の名曲「別れのサンバ」(1969)も歌ってくれて懐かしい思いであった。やはり、テレビの音楽番組や生の歌謡ショーなどで、特に懐かしい思い出の曲を聴くたびに、”NO MUSIC, NO LIFE”(音楽の無い人生なんて!)で、音楽の魅力を痛感する今日この頃である。4月から日曜日の放送に引っ越すとのことであるが、可能な限り覗いてみようと思う。
小椋佳のセレクト7: https://www.youtube.com/watch?v=iBEyC_u7Zws
クラッシク音楽やイージーリスニング音楽で癒し・ヒーリング効果のあるものを取り上げたユーチューブは少なくない。クラシックでは、モーツァルトの音楽がヒーリング効果があるという解説が多い。モーツァルトの楽曲は、528hzという周波数周辺を多く含むものが多く、自律神経を整える癒し効果があり、健康への手助けとなるという。恐らく専門家によって、自律神経を整える効果が実証されているのであろう。
モーツァルトの楽曲は耳障りがよく、聴いていて落ち着く体感があるので、大好きであるが、個人的によりヒーリング効果を感じるのはテレサ・テンが歌う楽曲である。曲自体に自律神経を整える要素があるのかも知れないが、彼女の歌声というか声質自体がヒーリング効果を持っていると感じる。彼女の透き通るような歌声を聴いていると不思議と落ち着くのである。オリジナルの曲はそれなりに癒し効果があるが、不思議なことにヒーリング効果という点ではカバー曲の方がより大きく感じることが多い。原曲では感じないが、彼女がカバーして歌うと一気にヒーリング効果で湧き出て、曲の魅力が倍増するのである。
彼女のことを知ったのは、日本にデビューする4年前の1970年のことである。卒業旅行で台湾を旅していた時に、現地のレコード店に聴きなれた日本の歌謡曲が流れており、歌っていたのが鄧麗君(後のテレサ・テン)という当時17歳の女の子であった。曲は馴染み深い日本の歌だが、中国語で歌われており、その歌声の響きがなんとも言えない印象であった。日本語は、ぶつぶつっと言葉が切れるが、中国語は流れるように言葉が繋がる印象で、初めて耳にした女性の喋る中国の魅了に憑りつかれた。一番印象的だったのは、特急列車の中国語による女性の車内アナウンスで、何を言っているか意味は分からなかったが、流れるようなその声に聴き惚れたことをよく覚えている。
テレサ・テンの声質はそのものが透き通るようで魅力的であるが、中国語での歌唱となるとその魅力が倍増する印象がある。彼女は日本語も綺麗で日本語での歌も物凄く魅力的だが、声質は美しい中国語から来ているのかも知れない。中国語は勉強していないので、よくわからないが、サウンドとしては、日本語より美しく響く。よくフランス語が美しい言語であると言われるが、男性の中国語は駄目だが、女性の中国語といっても北京語は世界で一番美しい言語であると個人的には感じている。香港等で話される広東語は好きではないが、台湾でも話される北京語は流れるような旋律を持つ言語であり、それがまさにテレサ・テンの声の魅力である。また、中国生まれで、テレサ・テンの声質を受け継いだ陳佳(KEI)さんもテレサ・テンを彷彿とさせる美しい声の持ち主で同じように癒される。下の「問わず語り」と「西海岸から」では、テレサ・テンと陳佳(KEI)の歌声が混在している。テレサが歌う曲はどれも好きだが、個人的にヒーリングという観点から聴いていて癒される曲ベスト10をあげてみると以下の通り。知られていない曲もあると思うが、彼女の美しい癒しの歌声をじっくり聴いてみてほしい。
1 「問わず語り」(カバー曲) https://youtu.be/aQ3kAzQmQss?si=qwMOzqEh9q5dRdIc
2 「北の旅人」(カバー曲)https://youtu.be/CkH_Y0kdMe4?si=J9OljHTdJDAH4dwb
3 「西海岸から」 https://youtu.be/KIaGQKBmFoc?si=LcCORYCfmzKvqGnx
4 「そして...めぐり逢い」(カバー曲) https://www.youtube.com/watch?v=ZvRZ0fX0Kho
5 「そっとおやすみ」(カバー曲)https://youtu.be/wjRI8CIeksk?si=2vIH43VGnjbu7HEa
6 「川の流れのように」(カバー曲)https://youtu.be/KacMAoZryOw?si=xFqLw2V25biIAG_r
7 「時の流れに身をまかせ」(中国語バージョン)https://www.youtube.com/watch?v=k5gE_8z_xKM
8 「愛人」(中国語バージョン)https://www.youtube.com/watch?v=xpwQviVrIgg
9 「草原情歌」(中国語)https://www.youtube.com/watch?v=maxXFN4mGTo
10 「月亮代表我的心」(中国語) https://www.youtube.com/watch?v=-FdzX8EGHZo
自律神経を整える癒しのモーツァルトの楽曲(528hz 13曲 1時間30分):
2011年3月11日に発生した東日本大震災の遺児孤児を支援する全音楽界によるチャリティコンサートの第11回が3月11日にサントリーホールで開催され、今年も足を運んだ。「ポップス、演歌、クラシック!ジャンルを越えた音楽のチカラを!」というキャッチフレーズで、出演アーティストやオーケストラの有志メンバーもすべてボランティアで、会場の使用も無料とのことで、入場無料であるが、観客には1万円以上の寄付金をお願いしているものである。
今回で4回目となるが、知り合いがこのイベント企画に関わっているので、事前に寄付し、チケットを手配してもらっている。プロデュースは、三枝成彰、湯川れい子、林真理子さん等で、今回は、歌謡界からは、五木ひろし、クミコ、坂本冬美、さだまさし、島田歌穂、LE VELVETS(男性ヴォーカル) 、邦楽界からは、麻生花帆(お囃子)、榎戸二幸(筝曲)、クラシック界からは、大谷康子:服部百音(バイオリニスト)、宮田大(チェリスト)、仲道郁代・横山幸雄(ピアニスト)、coba(アコーディオニスト)、上野耕平(サクソフォニスト)、ジョン・健・ヌッツォ・笛田博昭(テノール歌手)、小林沙羅・市原愛(ソプラノ歌手)、桜井万祐子(メゾソプラノ歌手)、樋口達哉(オペラ歌手)さん、それに3つの合唱隊等々で、指揮者は、大友直人さんと渡辺俊幸さんが交代で務める。司会は、露木茂さんと永井美奈子さんの名コンビである。クラシック界は詳しくないが、蒼々たるメンバーである。
今回は、一人住まいの姉を誘い、前から3列目という素晴らしい席をとっていただき、かぶりつきでコンサートを堪能することができた。幕開けは、さだまさしさんの「いのちの理由」で、つい先日弾き語りライブで聴いたばかりのお気に入りの曲であった。約3時間、休憩もなく、次から次へと素晴らしいエンタテイナーが歌や演奏を披露してくれるのだから、たまらない。驚いたのは、林芳正官房長官が、ピアノの弾き語りで、ビートルズの「レットイットビー」を歌ったことである。いつも会場に来ていたが、今回は弟さんのサクソフォンの伴奏付で舞台に立っての披露で、プロ顔負けだったのでビックリした。トリは五木ひろしさんの壮大なる「山河」で、コンサートを締め括った。演歌とフルオーケストラのコラボ、クラシックの演奏やオペラの歌、琴やお囃子の邦楽、合唱隊によるコーラスとまさにジャンルを越えたコンサートでこのような機会はこのコンサート以外にはなく、それも音楽の殿堂、サントリーホールで楽しめるので大変貴重なものである。
会場はほぼ満席で、1900人位来ていたようである。今回のチャリティコンサートで集まった寄付金は、19時半現在で、21,266,363円であったことも最後に報告された。初めて2000万円を超え、この寄付金は、「3、11,塾」として「夢をかなえるチカラになる」ことをめざし、240名を超える震災孤児遺児が成長するその日まで支援するために使われるという。また、来年も3月11日(火)に同会場で開催予定であることも案内された。こんな贅沢なコンサートは、他にはまずあり得ないので、出来れば来年も足を運びたいと思う。今年は、元旦に能登半島大地震が発生し、いまだに復興の兆しが見えないが、このような支援組織ができるであろうか?
山河(五木ひろし): https://www.youtube.com/watch?v=uS4Uu1zmv-I
3月10日のBSテレ東で、今NHKの朝ドラ「ブギウギ」で話題となっている服部良一と笠置シヅ子とに焦点を当てた特別番組があった。二人が出会う前に、服部氏にはドラマにも出てくる淡谷のり子との出会いがあり、昭和12年の「別れのブルース」を始め、数多くのブルースを作曲し、彼女は「ブルースの女王」と呼ばれるようになった。慰問にもノーギャラで「別れのブルース」を歌っていたという。
また、服部氏は昭和13年に中国慰問団に参加し、慰問先で渡辺はま子と出会い、中国の風景に心を奪われ、チャイナメロディを作曲。その一つが「蘇州夜曲」(昭和15年)で、李香蘭(山口淑子)と「長谷川一夫が」共演した「志那の夜」の副主題歌となって、渡辺はま子が歌った。作詞は西條八十さんであるが、28年前に蘇州を訪れたことがあるので、親近感がある。服部氏本人が一番好きな曲だという。彼女は、積極的に慰問に参加していたようである。
笠置シヅ子は幼少の頃から歌と踊りが大好きで大阪松竹楽劇部に入り、その後昭和13年に上京、松竹楽劇団旗揚げ公演で服部氏と出会う。彼は当初、シヅ子にいい印象はなかったがステージを見て才能に惚れ込む。その後、名曲「ラッパと娘」が誕生、ジャズ歌手としてデビューするも、戦時中ゆえ、当局の指導によりたびたびの公演中止を余儀なくされたという。個人的には、あまりよく知らなかった曲だが、朝ドラ「ブギウギ」で何度も聴くことになり親しみを覚えていた。番組では当時の実際の映像も初めて見ることができた。
服部氏は戦死したシヅ子の弟に捧げた「大空の弟」を作曲。その後、吉本興業の御曹司と結婚するが、昭和22年に死に別れ、失意のどん底の中で歌ったのが「東京ブギウギ」(昭和23年)で、爆発的ヒット曲となった。その後、シヅ子は「買物ブギー」(昭和25年)や黒澤映画の主題歌「ジャングルブギー」などヒットを連発し、ブギの女王と呼ばれるようになった。タイムリーな特別番組で、朝ドラがますます楽しみになってきた。服部氏は、青春ソング「青い山脈」や皆を元気づけた「銀座カンカン娘」など昭和歌謡の黎明期にいち早くジャズとポップスを融合した西洋の新しいメロディーを取り入れ、数々の名曲を作り上げたまさに昭和歌謡史を支えた第一人者といえる。
「ラッパと娘」: https://www.youtube.com/watch?v=Lto7CLt6Txs
「東京ブギウギ」: https://www.youtube.com/watch?v=9-exu6mzKLE
「蘇州夜曲」: https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=siK56nFQyzA
「別れのブルース」: https://www.youtube.com/watch?v=d3wPTUQk3EE
3月4日朝日新聞主催の「ReライフFESTIVAL2024春」が水天宮にあるロイヤルパークホテルで開催され、「さだまさし スペシャルト-ク&弾き語りライブ」のチケットが当ったので、二人して出かけてきました。このフェスティバルでは、いろいろなイベントが企画されていて、他にも、加藤登紀子さんや森山良子さんらのトークショーや松本明子さん、今村翔吾さん、SAMさんら多彩なゲストを招いての各種イベントが開催されたようである。どのイベントも参加無料だが、抽選制だったので、倍率も高く、他のイベントに参加できなかったのは残念であった。しかし、最も人気が高かったのは、さだまさしさんのト-クライブで、そのチケットが当ったのは大変ラッキーであった。また、人生充実をテーマにスポンサー企業によるブースエリアも設置されていたが、時間があまりなく、ゆっくりとブースを回ることはできなかった。
さだまさしさんのトークライブは、約1時間の予定が20分ほど延びるほど盛り上がり、彼独特のトークを楽しむことが出来たほか、弾き語りライブとして5曲も披露してくれた。ホテルの大ホールだが、コンサートの大ホールと違って、かなり近くで聴くことができた。「案山子」という曲から始まり、「無縁坂」「関白宣言」を弾き語りのギターとともに、熱唱してくれた。彼の話によると「関白宣言」の歌詞は、いまどきはパワハラ、セクハラ、モラハラとかに当たるとされてしまうが、オリジナル歌詞で歌ってくれた。4曲目は、最近のロシアによるウクライナ侵略をテーマとした「キーウから遠く離れて」、そして、締めくくりは、「いのちの理由」という曲を歌ってくれた。さださんのトークは有名で大変面白いが、やはり弾き語りの生歌は最高である。「いのちの理由」は、大好きな曲の一つで、2009年6月10日発売のアルバム『美しい朝』の収録曲として発表されたが、法然上人800年大遠忌(2011年)記念の「法然共生(ともいき)イメージソング」として、浄土宗からの依頼により作られたものである。宗教色を出さないようにとの依頼で作られたようであるが、歌詞を噛みしめてみると、「なぜ生きる」という人生の本質が語られている気がする。岩崎宏美さんもカバーしているが、これまた素敵な曲になっている。さだまさしさんは、ヒット曲を多数生み出しているが、どれも作詞作曲のシンガーソングライターなので、その才能に驚くばかりであるが、最近は小説もいろいろ書いているようである。朝日新聞のおかげで、無料で生の弾き語りライブを楽しむことができたのは大変ラッキーであった。
いのちの理由: https://www.youtube.com/watch?v=u6nqSPHPi1s
いのちの理由(岩崎宏美カバー 手話付き): https://www.youtube.com/watch?v=TomWGF7gdHU