花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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足元に注意 龍門司坂を歩く 2023/04/04(鹿児島)

2023-04-07 18:04:29 | 史跡巡り
4月4日(火)龍門の滝の後は龍門司坂を歩きました。

13時44分 龍門司坂上り口 以下の画像は4月4日に撮影


画面外右手に駐車場とトイレがあります。龍門(りゅうもん)の滝に対して、こちらは龍門司坂(たつもんじざか)、読みの違うところが不思議な感じです。

NHK大河ドラマのロケ地


平成8年に文化庁より「歴史の道百選」に選定され、NHK大河ドラマ「篤姫」(2008年)、「西郷どん」(2018年)のロケ地としても有名です。

ここにも杖がありました


最初は普通の広い石段ですが、すぐに石畳の坂道になるため杖を利用した方が安心です。

薄暗い坂道が続く 雨に濡れているときは歩かない方が無難


ここ数日雨は降っていませんが、雨の日や石畳が濡れているときは特に足元に注意が必要です。

苔むした石畳


日頃足元に不安を感じる方は坂の往復にこだわらず、途中で引き返した方が無難です。

林の中を歩く


よくこんな場所に道を通したものだと思いますが、江戸時代には大事な幹線道路でした。

明治10年(1877年)の西南の役では、西郷隆盛率いる薩軍がこの坂道を通って熊本へ向かいました。

時折日差しが届く


天気は下り坂、雲が多めでたまに日差しが出る程度でした。林の中に強い光が届くと、薄暗い部分との明暗差が際立って撮影しにくい感じでした。

西郷隆盛決意の杉 ロケに使われた杉の木


大河ドラマ「西郷どん」オープニング映像で、西郷が手を触れ空を見上げているシーンの杉です。

坂の終点


龍門司坂は寛永12年(1635年)に着工し、その100年余後に完成したと言われます。石は近くの樋ノ迫山から切り出されたと伝えられています。

全長1500mほどの道のうち、今も残る500mほどを上がりました。これより上の方では、現在ある道路の下に古道が埋もれているようです。

軽やかに上がっていく若者たち


高校生らしい若者が上がっていきました。急勾配個所はありませんが、杖を利用してゆっくり歩くうちには汗が流れました。

実際に歩いてみると500mがかなり長く感じられ、下りは特に足元に注意して駐車場まで戻りました。

あまり日の当たらない石畳は苔が付き、濡れていると危険な感じです。コロナ禍が過ぎれば観光客が戻るとしても、安全対策が何より大切でしょう。

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