花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

今季3回目の干柿作り 2017/12/11 (鹿児島)

2017-12-11 17:21:35 | 日記
早いもので師走も中旬です。
今日は季節風の強い中で今季3回目の干柿作りをしました。

12月11日 NHK朝の天気情報 鹿児島も季節風が強い


12月11日 NHK6時半のニュース


初回の干柿作り 11月8日


前日に木からちぎった柿をもらいました。皮むき後にカビ防止のため焼酎(25度を5:5の水割)を表面に掛けて干しました。

初回の干柿 出来上がり 11月16日


枝先で成熟が進んでいたので2日ほどですぐに萎んできました。7日ほどで芯も柔らかくなったため冷蔵庫に取り込みました。表面まで柔らかくて生の食味も残り美味、すぐに食べ終わりました。

2回目の干柿作り 11月16日


11月15日、日置市伊集院町の物産館で愛媛産渋柿を見つけました。税込み10個で580円を2袋購入。10袋以上も平積みされ、40個ほど入った箱もあり出回り始めのようでした。

初回よりも柿が大きいため二重にした針金ハンガーに吊るしました。ハンガーを使うことで場所移動、雨天の室内取込みがしやすくなりました。

2回目の干柿 出来上がり 12月1日


12日目頃に急に萎みました。説明書に一月ほど干すと書かれていたので、干し続けたところ表面が固くなりしわが目立ってきました。夜中に雨が降り出して表面が湿り、小さな虫も飛んできて一部では数ミリ程度のカビが出たため冷蔵庫に取り込みました。

雨に濡らさず芯まで柔らかくなった時点で取り込めばよかったと反省。干柿用に市販されているだけあって、糖度が高く味は抜群です。食べる前には熱湯をかけ軽く洗いますので、表面の傷みなどは気になりません。

3回目の干柿作り 以下の画像は12月11日に撮影


2回目の反省を生かしてもう一度干柿作りに着手しました。12月9日に量販店のダイレックスで愛媛産渋柿20個を税込み1059円で購入。

品種はこれまでと同じ愛宕柿と思われます。熟度が平均的で良型、一個当たり250gほど。大きなものでは300gでした。地元産の柿でも干柿は可能でしょうが、干しあがりに小さくなりすぎること、皮がむきにくいのが難点と思われます。

鹿児島の秋は干柿作りに不向き

今も庭先や畑に残る柿は大半が渋柿です。鹿児島は11月頃まで気温が高いので干柿には向いていないと思います。渋抜きはヘタの隙間に焼酎をかけてビニル袋に入れて置く方法、所によっては温泉での渋抜きもあります。

干柿用の品種は柿が大きく、干したとき丁度良い大きさになります。干しやすいようT形に枝を残してあります。枝がないと竹串などが必要になり作業効率が悪くなります。

干柿の失敗原因は腐敗とカビです。最近は穏やかですが桜島の火山灰も大敵。
熟しかけた柿ではハエなどが集まりやすく、カビが付く前に全体が腐ってダメになります。初冬は空気が乾燥し気温も低く、虫が集まりにくくなりカビも付かずにすむようです。

ピーラーで皮むき


最初にヘタの周りを丸くむき、むいたところから柿の先端へピーラーを滑らせます。ある程度厚めに皮をむいた方が乾燥しやすいかもしれませんが、気にせず適当に皮をむきました。包丁で柿を回しながらの皮むきはしにくそうです。

ナイロン紐で括る


皮をむいた後、カビ防止のため5~10秒熱湯にくぐらせています。残っている枝を折らないよう注意してナイロン紐で括っていきます。柿同士がくっつかないよう注意しています。

ベランダに吊るす


吊るした紐の位置を調整してハンガーのバランスを取っています。この時に表面に残った水分をキッチンペーパーで軽く拭き取りました。今季最後の干柿作りは曇り空でのスタートです。干し過ぎないよう、雨に濡らさないよう気を付けて見守ります。年末には美味しい干柿になりますように。

<追記>3回目の干柿完成 2017/12/25


3回目の干柿を終えて冷蔵庫に取り込みました。
前回ほど表面が黒くならずにすみました。干す前は1個当たり250~300gでしたが、今日は80~110gになっていました。ヘタに近い部分に少し固さを感じる柿もありますが、前回干し過ぎたので全部取り込みました。(固さを感じたのは種子で、多いものでは7個も入っていました。)

22日にも良質な渋柿が手に入ったので、明日午前中には皮むきして干す予定です。時期的にも今シーズン最後の干柿になることでしょう。甘党ではありませんが、ここ数年は殆ど酒類に縁がありません。

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