2023.10.25撮影
今日は、この秋最後の花をまとめてみます。
最初は、シュウメイギク(Eriocapitella hupehensis)。シュウメイギクは、新しい分類ではEriocapitella属(和名はないもよう)で、シュウメイギクをイチリンソウ属(Anemone)とするのは、古い分類です。
うちではこの秋、なぜか、この1輪だけが咲き残ってしまいました。他にほとんど何も咲いていない庭の中で、ポツンとピンクの花がまだ半ばツボミのような形をしているのは、微笑みを誘いました。
2023.10.21撮影
ナデシコ属(Dianthus)の、この濃いめのピンクの花は、今年はなにも作らなかった野菜畑の横で、これも1輪だけ、咲き残っていたんです。草抜きするまで気づきませんでした。すごく元気で、また、色もはっきりとしていて、見たわたしの方まで元気が出ました。
これは、ナデシコ? カーネーション?
2023.10.25撮影
足を怪我してから、ずっと植物の茂った中には入っていけなかったのですが、2ヶ月してなんとか足を踏みしめられるようになり、やっと庭の植物を、文字通り、間近に見ることができました。すると、失ったか、と思っていたナツシロギク(Tanacetum parthenium)が、小株ながら残っていたんです。うれしいわあ〜、これからまた大事にして育てましょう。
でも、やっぱり、八重のはなくなっちゃったかな?
咲き残った花のハイライトは、なんと言っても、次の植物です。何かお分かりでしょうか。
2023.10.06撮影
これは、ヒエンソウ属(Delphinium)の園芸種です。一般には夏に咲くものですが、早々と咲いてタネになり、タネも落としてしまった軸を、わたしが切り取ってしまったら、脇芽が何本も出てきました。それでどうなるのか「ハラハラ」していたら、秋にツボミをつけてしまいました。それが10月始め。
そのツボミが、秋の雨の中、咲いたんです。
2023.10.19撮影
いやいや、そのうち、雨に打たれて花が崩れるよ、と思っていたら、なんと、雨がそれほど降らなかった。気温もあまり下がらない。
それで、次々とツボミが開くようになりました。
一方のわたしは、足の回復と天気の協力で、キンポウゲ(Ranunculus)だらけだった庭の草抜きができました。草抜きができたので、春の球根も植えることができました。
2023.11.01撮影
上の画像の、画像右下に棒を並べてあるのが、球根を植えたところです。この辺り、一帯、草だらけだったんです。草を抜けば土が柔らかくなりますから、そこに球根を植えるのは、容易です。でも、そのまま土をむき出しにしておくと、ノラネコさんたちがご使用になりますし、アライグマさんたちが球根をほじくってくれるので、せめてもの対策として、このような棒(木を剪定したもの)を並べます。実際、役に立っているようです。
本来ならば、自家製のマルチ(チップス)を敷き詰めるところなんですが、そこまで足は回復していません。
2023.11.05撮影(上から見下ろして撮影)
気温が低いからでしょう、花びらの色は薄いです。でも、結構な数の花が開いています。今後いつまで咲いたままでいるか、観察をつづけます。
ヒエンソウの花の下と右上に見えている茶色いものは、ヒエンソウの花の終わったものではなく、アガパンサス(Agapanthus)のタネのサヤです。
夏には、次のように咲いていたはず。「はず」というのは、この時期帰国していたので、自分で写した写真がないんです。それで、以下の画像は、2年前のものです。
2021.05.28撮影 2021.06.22撮影
咲き始め やや盛りすぎ