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秋の庭から、黄色いキク科の花

2023年10月16日 08時00分00秒 | キク科
2023.09.20撮影

今日からしばらく、(10月ではなく9月の画像ですが)わたしの秋の庭から、いくつかの植物の様子をお届けします。今日は、黄色系統のキク科(Asteraceae)の花、2種。

最初の花は、前にもご紹介したヒマワリモドキ(Heliopsis helianthoides)です。草丈は、1m程度。大きい植物ではありません。


学名 Heliopsis helianthoides 'Summer Nights'
英名 False sunflower(ニセヒマワリ)
和名 ヒマワリモドキ「夏の夜」

うちのヒマワリモドキの園芸種名は「夏の夜」ですが、なぜか、わたしの庭では、真夏ではなく、夏遅くに咲き出して、秋にも咲いている。バンクーバーで秋の雨が降り出しても咲いている、だんだん、花の大きさが小さくなるけれども。

例年、秋には、アスター(Aster)がきれいに咲いてくれます。でも、今年は、ほんのちょっとしか咲いていないので、「夏の夜」がまだ目をぱっちりと開いてくれていて、ありがたいです。


キク科の花と言えば、今年の夏は、ナツシロギク(Tanacetum parthenium)が咲かなかったのでは? 抜かなくてはいけないほど何株も庭中に生えていたのに、消えてしまった? 庭の中央まで分け入って探すだけの足の調子ではないので、分かりません。


2023.09.20撮影

うちのヒマワリモドキ「夏の夜」は、花びらの色がオレンジ色に近いです。軸も、葉っぱも、赤っぽいです。特に、軸は赤い。軸が赤いのは、2番目の画像で見ることができます。

1番目の画像では、赤茶色の花粉が花びらの上に落ちているのが、見えます。そして、花びらが平面ではなく、折り目がついているのも見えます。

画像2枚(特に、2番目の画像)から、わたしの庭が、9月の後半で、すでに秋枯れである様子がうかがえるでしょうか。現在、当たり前のことながら、10月半ばでは、もっと進んでいます。

薄茶色で飛び出ている軸は、ヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva)です。ヤブカンゾウの花軸です。花は、ずいぶん前に終わりました。わたしの足が本調子でないので、枯れたものを取り除いて庭を整えられていないのです。

2番目の画像中、奥に見える赤い花は、クサキョウチクトウ(Phlox paniculata)です。クサキョウチクトウは花期が長いので、これもありがたい存在です。

2023.09.20撮影

足の怪我の後、なんとか庭に出られるようになって、この黄色い花が見えたときには、びっくりしました。え? まだ咲いている? 怪我の前にも咲いていたのに。今年はな〜んにも世話しなかったのに。もうこんな季節なのに、、、。切り戻したら、もっと咲いてくれる? この足でそんなことができるわけがない、、、

学名 Coreopsis grandiflora 'Sunburst'
英名 Large-flowered tickseed
和名 コレオプシス「太陽のほとばしり」

この花も、ややオレンジ色がかっていますね。

2023.09.20撮影

わたしは、白や青や紫の花が好きなので、努力しないと、庭中そういう色になってしまいます。あるとき、バンクーバーを訪れていた母が、「flowerconnectionちゃんのお庭は、花はきれいだけど、色がさびしいね」と言ったのです。母は、わたしが少女時代に、赤やピンクのものを着せたかったのに、わたしが着たがらなくて、苦労したのです。

母がそうつぶやいてから、わたしは、努力して赤やピンクの花を庭に導入しました。そして、気づいてみると、赤やピンクはあるが、黄色やオレンジ色の花が全然ない。それで、そこから、黄色やオレンジ色の花を増やしていきました。それが、このヒマワリモドキやコレオプシスなんです。最初は、自分で植えたのを忘れて、なぜ庭のあんなところに黄色いものが? と戸惑いがありましたが、確かに庭は活気づいた、と思いました。

今年は、庭作りの転機であろう、ということを、先週、書きました。



これからは、このような、「自立」して花を咲かせる植物を多く庭に取り入れていかなくてはならない、と思います。

またもや、足の怪我のぐちぐちで、失礼をいたしました。でも、ここ数日で、メキメキよくなってきたんですよ〜〜。自然治癒の力はすごい。


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