2023.10.26撮影(9時42分14秒)
あっらあ、いらっしゃい。裏口のドアの外で引っかくような音が聞こえるのでポーチの外灯をつけてみると、いました、いました。ア・ラ・イ・グ・マ! 特徴のあるお顔は見えませんが、もこもこ体形、太いしましまシッポ、アライグマさん以外の何者でもありません。
庭に落とし物は見かけていたんです。それに、裏口のポーチで、ちょっとした物が移動していることもあったんです。アライグマさんたちが来ていることは来ているのだろう、とは思っていましたが、去年のようなドアに体当たりする、どおおん、がなかったので、お母ちゃん、今年は子どもに恵まれなかったかな、それか、縄張りを少しずらしたかな、ぐらいに思っていました。
ポーチの外灯をつける直前、心の準備はしましたが、実際に目の前の光の中に急に野生の動物が現れると、やっぱりタジッとしますよ。ドアは隔てていても、ほんの50cmぐらい先に、殺傷能力のある牙と爪を備えた動物がいるんですから。
今回、最初に目撃した時には3匹いたんですが、カメラを取りに走っている間に、2匹になってしまっていました。1匹は、階段を降りて行ったものだと思われます。
冒頭の画像をご覧ください。1匹がもう1匹に覆い被さっています。投げ技をかけるのではなく、寝技をかけているのね。それで、どおおん、ってのが今年はちっとも聞こえないんだ。去年のお子ちゃんたちより、おとなしい感じがした。匹数の違い?
アライグマは、一度に2〜5匹の子どもを産みます。去年は、5匹かな? と思いました。今年は、3匹か、あるいは、他に1〜2匹がここから見えないところにいるのかもしれません。
2023.10.26撮影(9時42分27秒)
わたしがいい撮影アングルを求めてブラインドをガシャガシャやっていると、上に乗っていた子が、わたしに気づきました。押さえつけられていた子は、それで解放されて、階段を降りようとしています。シッポがポーチの上にまだ残っています。ね? 太いしましまシッポでしょ?
こっちを向いている子は、お尻をペタンとして座って、かわいいですね。いかん、いかん、アライグマをかわいい、かわいい、と言っては。アライグマは、猛獣である。狂犬病を持っている場合もある。
2023.10.26撮影(9時42分35秒)
こっちを眺めているアライグマちゃんを残したまま、兄弟アライグマちゃんは、そのまま階段を降りていきます。シッポが階段の途中に見えます。
すると、わたしの方を子細に眺めていたアライグマの子どもさんが、元の方へ振り返って、ガバッとポーチに被さりました。兄弟ちゃんがずらかったのに気づかず、寝技の続きをしようとしたのかな。下の画像を、冒頭の画像とお比べください。
いないんだよ、もう、そこにはだれも。
2023.10.26撮影(9時42分42秒)
すると、突如として、体をひねり、、、
2023.10.26撮影(9時42分50秒)
アライグマもネコさんみたいに、毛づくろいするんかいな???
2023.10.26撮影(9時43分01秒)
なんか、あらぬところを見つめて、これを、「延々と」15秒ぐらい続けたのであります。そして、階段の方へクッと向き替えると(ここは撮影できなかった)、そのまま階段を降りていってしまいました。
2023.10.26撮影(9時43分19秒)
その後、みんな(3匹+)はどこへ行って何をしているかなあ、と思って、暗闇を観察していると、あいつらね〜〜、野菜畑を跳梁跋扈しているのよ。うわ〜〜、と言っても今年は野菜をまったく作らなかったので、野菜類は何もないのだけど、そこには、コンポスト用に生ゴミを捨ててあるんです。いいのよ、いいのよ、それがご飯になるなら、どうぞ、どうぞ。
花畑の方の球根は掘り返さないでね。どうせ、美味しくないんだから。