奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

栗原寺跡(明日香)

2011年10月05日 | 古跡
 日本で初めて「火葬」が行われた所といわれます 撮影日;2011.09.24

 栗原寺は竹林寺とも称していたようです
 阿知使主の子孫坂上駒子が崇峻4年(592)に創建したと伝えられます

 寺跡は明確で有りませんが、呉津彦神社の東北方の俗称「光徳寺跡」付近と考えられています
 (墓地が有ります)
 白鳳期の古瓦や礎石が出土しています(7世紀後半の建立か?)
 西大門・中門・金堂・講堂を一直線に並べる西向きの伽藍配置であったと考えられているようです

 文武4年(700)、法相宗の祖である道昭 (629~700)という僧が、火葬によってその死を見送られた
 その地は、明日香村栗原であったと伝えられています
 道昭は、遣唐使として海を渡り(653年)、玄奘三蔵に師事した後、飛鳥寺に東南禅院を建てたと伝わります
 行基の師でもあるそうです
 宇治川にかかる宇治橋は道昭の建立と伝わります


 現竹林寺に栗原寺の礎石が残っています
  
栗原寺跡説明版 墓地に置かれる礎石?

★所在地;高市郡明日香村栗原
★交通;近鉄飛鳥駅下車 徒歩20分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;0744-54-5600(明日香村役場文化財課)



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