理源大師の御廟と伝わります 撮影日;2010.11.06
花崗岩造りの極めて精巧な宝塔形の石塔
高さ2.1m
正面台座の亀の浮き彫りに正平24年(1369)の刻銘があります
国の重要文化財に指定されています
御廟の手前に、大師から餅飯殿と呼ばれた箱屋勘兵衛の五輪塔があります
★所在地;吉野郡黒滝村鳥住
★交通;近鉄下市口駅より バスで鳥住下車 徒歩30分
★駐車場;鳥住春日神社前に数台
★入場料;見学可
★問合せ;0747-62-2031(黒滝村役場)
鳳閣寺の脇を通り、百貝岳山頂へ向かう途中にあります
鳳閣寺には聖宝の法螺貝と、退治した大蛇の骨と伝えられる動物の骨が保管されているそうです
理源大師聖宝は、天智天皇の血統を引き恒蔭王と呼ばれました
空海の実弟の真雅を師として16歳で東大寺に入寺
真言道場を作り醍醐寺の基礎を確立する
東寺や東大寺の要職も勤め皇室の信頼も厚く1707年理源大師の称号を東山帝より授かる
真言修験道中興の祖で、真言宗小野流の祖でもあります
箱屋勘兵衛は理源大師様と共に吉野大峯山中の大蛇を退治した人です
奈良から黒滝村の理源大師様に会いに行くときには、いつも餅飯を持っていきました
それで勘兵衛は「餅飯殿」と呼ばれるようになり、いつしか勘兵衛の住んでいる所も「餅飯殿(もちいどの)」と呼ばれるようになりました
参考;箱屋本店のホームページ