奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

山城国分寺跡「恭仁宮跡」

2013年11月02日 | 史跡
山城国分寺塔跡礎石
 奈良時代に4年間だけ皇都とされた宮跡です

 木津川右岸に位置する宮跡です
 その場所に奈良時代の天平13年(741)に聖武天皇の詔勅によって全国に建立された国分寺の一つが移転したと考えられます
 天平18年(746)9月には、恭仁宮の大極殿が国分寺に寄進されたことが『続日本紀』に記されています

 山城国分寺跡の遺構は、国分寺境内と大極殿を転用した金堂跡とその南東にある塔跡です
 塔跡は方形の土壇上に花崗岩の礎石が残っています
 寺の範囲はこの2ヵ所の遺構を中心として、東西約275m・南北約330m
 南端部には大門や東大門という字名が残っています

 昭和32年に国の史跡に指定され、平成19年に追加指定され史跡名称が「恭仁宮跡(山城国分寺跡)」となりました
 
 周辺では晩夏から秋にかけて、蕎麦の花・彼岸花・コスモスが見頃となります

山城国分寺跡 金堂跡基壇

 天平12年、聖武天皇がこの地に入り、恭仁宮と称し、平城宮の大極殿などが移築されました
 天平14年には、近江に紫香楽宮を造営しますが、翌年に恭仁宮の造営を停止
 さらに翌年には難波宮に移り、天平17年に平城に戻っています 

★所在地;木津川市加茂町例幣溝垣内
★交通;JR加茂駅下車 徒歩30分
★駐車場;有ります
★入場料;見学自由
★問合せ;0774-73-8191 (木津川市観光協会)



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