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奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

宝来横穴墓群

2015年03月16日 | 古墳
宝来横穴墓群付近
 7基の横穴墓が確認されています 撮影日;2014.03.08

 1号墓は全長6.9m、2号墓は全長約5.3m、3号墓は全長約3.9m、4号墓は全長約4.3m
 6号墓から異形陶棺が出土しています
 小型(砲弾型?)の陶棺が納められていたようです

宝来横穴辺りの谷 発掘時の宝来横穴群

 奈良盆地の北西部に面する丘陵では、6世紀の後半から7世紀の中頃にかけて、丘陵の斜面に横穴を掘削して遺体を埋葬する「横穴墓」がさかんに造くられます
 (歌姫赤井谷横穴墓群赤田横穴墓群・山陵町狐塚横穴墓群など)
 遺体は、木棺や陶棺と呼ばれる素焼きの棺に納めて埋葬されています

 第2阪奈道路を挟んで西側に安康天皇陵が有ります 
 宝来の高速跨道橋 宝来安康天皇陵

★所在地;奈良市宝来4-31付近
★交通;近鉄奈良駅より バスで阪奈宝来下車 徒歩6分
★駐車場;有りません
★見学;埋め戻しされています
★問合せ;


都祁馬場・塚穴古墳

2015年03月01日 | 古墳
都祁馬場塚穴古墳の小丘
 名前から、かつて石室が有ったのでしょう 撮影日;2014.02.15

 神明神社の西、田圃の中・農道脇に残された小丘に石材が散乱しています
 遺跡地図の「9B-2」です
 詳細不明です

都祁馬場塚穴古墳 都祁馬場塚穴古墳石材 

 古墳が有りそうな場所だな~、と思って寄ってみました
 家に帰って遺跡地図を確認すると、塚穴古墳と云う名前の有る古墳でした

★所在地;奈良市都祁馬場町字芝田
★交通;名阪国道「針インターチェンジ」より バスで「馬場」下車 徒歩1分
★駐車場;路駐
★見学;自由
★問合せ;


 今回は訪れませんでしたが、近くに馬場城址が有ります
馬場城址遺跡地図

字タコ瀬の古墳

2015年02月28日 | 古墳
タコセ南古墳石室
 二基の古墳が仲良く並んでいます 撮影日;2014.02.15

 タコセ古墳から南へ延びる尾根の先端に有ります
 (南東へ200mほどの所です)
 遺跡地図の「9D-47」「9D-48」です
 東西に並んでいる様に記載されていますが、ほぼ南北に並んでいます

タコセ南古墳石室奥壁側 タコセ南古墳石室羨道側

 南側の円墳は、径15mほどで高さ4mほど有り、墳頂は大きく盗掘を受けて石室が見えています
 天井石は無く、羨道部も埋まっています
 開口方向は北東です
 玄室長約3.5m・幅約1m・高さ1.2m
 細長い石室です

タコセ南古墳墳丘 タコセ北古墳墳丘

 北側の円墳は、径約12m・高さ3.5mほど(少し南側の古墳より小さいです)
 この古墳も墳頂に穴が空いていて、石室が見えています
 東側が開口部で、羨道部は埋まっています
 玄室長さ2.5mほど・幅0.8m(南側のよりさらに小さな石室です)
 幅50cmほどの梁のような天井石が1枚有ります

タコセ北古墳石室 タコセ北古墳羨道部

 被葬者は親子か兄弟か?、いずれにしても近親者の古墳でしょうね 

★所在地;奈良市針町字タコ瀬
★交通;名阪国道・針インターチェンジより 徒歩20分
★駐車場;名阪国道・道の駅「針テラス」
★見学;自己責任で・・・
★問合せ;


タコセ南北古墳墳丘

タコセ古墳

2015年02月27日 | 古墳
タコセ古墳
 名阪国道・道の駅「針テラス」の東の山中に有ります 撮影日;2014.02.15

 遺跡地図の「9D-46」ですが・・・場所が違います
 標高550mの最高所に有ることになっていますが、南東へ100mほど降りていった所に有りました
 タコセは高背が訛ったと考えられます
 
 径8mほどの小さな円墳です
 南側に横穴式石室が開口しています
 (小倉口古墳の北東600mほどの所に有り、同規模の古墳です)

タコセ古墳奥壁

 石室長さ4m以上
 羨道部は破壊されて有りません
 残存している玄室長さ約2m・幅0.95m・高さ1.2m(かなり土砂が入り込んでいます)
 天井石は2枚残っています
 玄室の幅が狭いので、おそらく無袖式と思います 

 最高所には、石材かも?と思える石がたくさん転がっています ⇒画像

★所在地;奈良市針町字タコ瀬
★交通;車またはバスで名阪国道・針インターチェンジ下車 徒歩20分
★駐車場;針テラス
★見学;自己責任で・・・
★問合せ; 

タコセ古墳へ タコセ林道水道施設
 針テラスの温泉裏から東へ山道が延びています(水道施設まで行けます)
 その先はほとんど道が無く、倒木を乗り越えながら尾根上へ登っていきます
 後は・・・感に頼って見つけてくださいね


ウシガシバ2号墳(仮)

2015年02月25日 | 古墳
ウシガシバ2号墳
 新所原山(標高611m)の南中腹に有ります 撮影日;2014.02.07

 ウシガシバ古墳「12B-55」の東側の尾根上にある1基です
 「12B-57」でしょうか?(2基有るようなんですが?)
 熊笹に覆われていて、どこに有るのかとても見つけにくいです

ウシガシバ2号墳側壁 ウシガシバ2号墳露出石材

 墳丘もはっきりせず、規模も定かでは有りません ⇒画像
 (径10m?の円墳?)
 石室もほとんど破壊されています
 かろうじて奥壁付近の側壁が残っています
 (開口部は、たぶん南側) 

★所在地;奈良市都祁吐山町
★交通;近鉄榛原駅より バスで「吐山」下車 徒歩15分
★駐車場;路駐または都祁・野外活動センター
★見学;自己責任で・・・
★問合せ;



吐山町の石室墳

 ウシガシバ古墳≪再訪≫ 
ウシガシバ古墳 ウシガシバ古墳開口部

 南に開口する横穴式石室は、かなり土砂で埋まっていて、石材も崩落しています
 もちろん、入室はできません
 石室全長は5mほどでしょうか?

ウシガシバ古墳奥壁開口部 ウシガシバ古墳奥壁

 前回訪問時より倒木が少なかったので、ちょっと見学しやすくなっていました
 結構、登っていかなければいけないので、しんどいですね

ジョイン2号墳(仮)

2015年02月24日 | 古墳
ジョイン2号墳奥壁
 周りは薮で覆われ、石室内はカビだらけです 撮影日;2014.02.07

 ジョイン1号墳(仮)の南東、尾根の先端斜面に石室が開口しています
 この古墳も正式な名前は有りません
 遺跡地図の「12B-65」です
 墳丘規模不明(10mほどの円墳?)
 無袖式?横穴式石室です

ジョイン2号墳開口部 ジョイン2号墳袖部 

 石室全長5m
 羨道部がはっきりしないので、石室はもっと長かったと思われます
 玄室長2.8m・幅1.1~1.3m・高さ1.2~1.4m
 南東に開口しています

ジョイン2号墳斜面 ジョイン2号墳墳丘上から

 尾根の先端と言うよりは、ほとんど尾根を降りてしまった所に築かれています
 下から見つけようとすると、薮や倒木に阻まれてたどり着くのは大変です
 上から降りていくと、墳丘も分かりやすいと思います 

★所在地;奈良市都祁吐山町字ジョイン
★交通;近鉄榛原駅より バスで「吐山」下車 徒歩5分
★駐車場;路駐になります
★見学;自己責任で・・・
★問合せ;


ジョイン1号墳(仮)

2015年02月23日 | 古墳
ジョイン1号墳
 封土は失われ、天井石のない横穴式石室が露出しています 撮影日;2014.02.07

 吐山城址の北東、森の中に有ります
 遺跡地図の「12B-64」です
 墳丘の規模不明
 ほぼ南に開口する横穴式石室です(たぶん両袖式)

ジョイン1号墳開口部 ジョイン1号墳奥壁

 羨道部は破壊されていて、全長不明(8mほどあった?)

 玄室長3.5m・幅1.8m・高さ1.8m
 羨道幅1.2m・高さ60cm
 土砂で1mほど埋まっていると思います

 この辺りの古墳では、池の谷1号墳より大きな石室です 

ジョイン1号墳石室 ジョイン1号墳袖部

 正式な名称は無いようです
 都祁吐山町の字ジョインには二基の横穴式石室墳が有ります
 北西側の「12B-64」を1号墳としておきます(こっちの方が石室が大きいので・・・)

★所在地;奈良市都祁吐山町字ジョイン
★交通;近鉄榛原駅より バスで「吐山」下車 徒歩5分
★駐車場;路駐になります
★見学;自己責任で・・・
★問合せ;

 墳丘がほとんど無いので、ちょっと見つけにくいです


米谷塚穴古墳(仮)=その2=

2015年02月19日 | 古墳
米谷東古墳石室内
 鉄塔の有る南斜面に石室が開口しています 撮影日;2014.02.07

 「9C-15」から200mほど東に有ります
 遺跡地図の「9C-26」だと思います

米谷東古墳 米谷東古墳開口部

 石室長さ4.6m、玄室長さ3.2m・幅1.3m、羨道幅1.05m
 土砂で半分以上埋まっているので、両袖式?

 羨道部は崩落していてなくなっているようです
 30cmほどの自然石で小口積みに作られている細長い玄室です

 墳頂は↓↓平らになっていて、倒竹が覆っています(とても見つけにくいです)
米谷東古墳頂 米谷東古墳入口
 丘陵への入口(すぐに獣捕獲用の檻が有ります)↑↑左側の頂に鉄塔が建っています

 さらに東200mの所、民家の裏山にも石室の有る古墳が有るようです 

★所在地;奈良市米谷町
★交通;JR・近鉄天理駅より バスで「天理東インター」下車 徒歩25分
★駐車場;有りません
★見学;自己責任でお願いします
★問合せ;


米谷塚穴古墳(仮)

2015年02月18日 | 古墳
米谷塚穴古墳開口部
 二基の横穴式石室が開口しています 撮影日;2014.02.07

 西名阪国道が大きく蛇行する米谷町の西の外れ、尾根の中腹に有る古墳です

 北側の一基「9C-15」かな?
 封土は流失していて墳形不明(おそらく円墳:径7mほど)
 南東に横穴式石室が開口しています

米谷塚穴古墳奥壁部 米谷塚穴古墳袖部

 石室全長約4m以上、玄室長さ2.7m・幅1.3~1.6m
 土砂が流入していて、現状高さ1.6m
 羨道長さ1.5m・幅0.95m・現状高さ50cm
 わずかに両袖式
  米谷塚穴古墳の墳丘↓↓(全く目立ちません) 
米谷塚穴古墳墳丘 米谷塚穴南古墳墳丘
 8mほど南にも径7~8mの円墳が有ります↑↑
 こちらは比較的良好に墳丘が残っています
 石材が露出していて、北側に小さな開口部が有ります
 内部は土砂でほとんど埋まっています 

米谷塚穴南古墳開口部 米谷塚穴南古墳石室内

 70~80mほど北にも背の高い円墳が有ります
 石室が残っているかどうか、不明です
     ↓↓
米谷塚穴北古墳 米谷塚穴古墳前
 画像の左側の丘陵の中に古墳が有ります ↑↑(奥の赤い橋は名阪国道の米谷橋です)
★所在地;奈良市米谷町字塚穴
★交通;名阪国道「天理東インターチェンジ」より 東へ1.5km
★駐車場;有りません (路肩もほとんど無い細い道です)
★見学;私有地です
★問合せ;


三角点山古墳群

2015年02月16日 | 古墳
三角点山頂横の古墳
 大柳生町の山中に有る古墳群です 撮影日;2014.02.01

 2基の古墳で横穴式石室が確認できました

 三角点山山頂(三等三角点の標識が有る・・・こも古墳・・・1号墳らしい)
 西隣りに径10mほどの円墳が有ります(号数不明)
 小型の(細長い)石室が開口しています
 羨道は無くなっています
 左片袖式でしょうか?(無袖かも) 石室内に石材が飛び出していて入室しづらいです
 長さ3m、幅1m弱、高さ1mほど

三角点山頂横の古墳開口部 三角点山頂横の古墳石室

 100mほど東にも封土が流失して墳丘は目立ちませんが、石室が開口しています(たぶん「6B-10」径18mの円墳)
 土砂でかなり埋まっていて、石室長さ1.5m、幅1.5m、高さ60cmほど

三角点山東古墳 三角点山東古墳石室

 西側の高圧線鉄塔の南側にはたくさん石が転がっています
 石室の残骸かどうかは不明

 さらに山頂から南へ尾根を下っていくと石材が露出した古墳が有ります
 ほとんど開口はしていません

三角点山南古墳 三角点山三角点

 他にも古墳が有るようです 

★所在地;奈良市大柳生町椿井
★交通;JR・近鉄奈良駅より バスで大柳生下車 徒歩25分
★駐車場;有りません
★見学;自由
★問合せ;
 三角点山へは大柳生西山古墳群を通っていく道と、競馬道1号墳の有る競馬道を登っていく、2通りの行き方が有ります
 山頂への道は不明瞭ですが、山頂横にある鉄塔が目印です