KFCガールズ(Thailand)なんていなくたって(笑)、私には屋台があります、焼き鳥があります、シンハービールもウィスキーもウォッカもあります。そして最高の仲間達、サシパパファミリーがいればそれだけで充分幸せです。寂しくなんかありません。彼らは私のトレーナー、プータオ(向かって左)とワン(右)です。どちらも歴戦のツワモノにしてベテランのトレーナーです。6年間本当にお世話になってます。練習の時は厳しくしごかれるけれど、ジムを離れれば我々は大親友です。「お前のパンチを受けると肩が外れそうだよ。(欧米人との)スパーリングもよかったぜ。」と褒められながら飲む酒は最高に旨いです。ここにいるとすごく温かく心地よく感じます。大切な家族。大切な兄弟。
この男、クリスは私の世界一仲の良いイギリス人で悪友です。もちろんサシパパジムの同門でタイで5戦闘っていますが、今はトレーニングをせず、ジムの近くに住み着いてタイ人に英語など教えながらスローライフを楽しんでいます。我々日本のビジネスマンにはなかなか真似のできないスタイルですが、彼に言わせると、今、イギリス経済があまり芳しくないので今まで貯めたお金で物価の安いタイの生活を楽しんだ方がいいとのこと。そういう考えもありなんだなぁと、少し年下の彼が人生の達人に思えます。 タイのKFCガールズに試験勉強を理由に放置され(笑)、1人でマンション近くのコンビニにいると、「ヘイ直樹!こないだの女達はどうしたんだ?フラれたのか?じゃあこれから街に繰り出そうぜ!今日は土曜だぜメ~ン!」というノリのまま(笑)タクシーに乗ってクリスお薦めのナイトスポットで明け方まで遊んだのでありました。もうすぐ日本に帰ってしまう友達を楽しませようとするその気持ちがすごく嬉しかったです。ありがとうクリス、また会う日まで。 ここサシパパジムに世界中から集まるファイター達とは毎回出会いと別れの繰り返しですが、実は我々サシパパファミリーは『Face Book』という世界最大のSNSで繋がっており、ちょくちょく連絡を取り合っています。だから、今回の私の訪タイをクリスは事前に知っていたし、ドイツやデンマークやニュージーランドや、世界中の仲間達も見ているはずです。世界はひとつ。私は幸せです。