あっという間に最後の日を迎えました。もう体が限界だったのと帰国の準備があったので最後は気持ち程度の練習で締めくくりました。
Morning
ロードワーク 6km
シャドーボクシング 1R
ミット 2R
サンドバック 3R
日本でのあらゆる悩みも不安もストレスも、スワンナプーム国際空港に降り立った時に忘れようとしました。部屋に一人でいる時間にはどうしても思い煩ってしまうことがあったけど、とにかくこの2週間だけは、ムエタイにのめり込もう、真摯に向き合おうと思いました。そして毎日必死に取り組んだつもりです。怪我や体調に気を付けながら、少しでも早く体力を取り戻そうとしました。これ以上はできなかったと思います。 でも、今の私には1ラウンドの3分間がとてつもなく永くて・・・。そして汗を吸ったグローブが重くて重くて・・・。 とうとうベストの自分に近づくことのないまま、最後の練習を終えました。限界という壁を初めて感じたショック、それを越えられなかった不甲斐ない自分に泣けてきました。自分はもう終わりなのだと初めて感覚的に悟りました。 誰にも必ず訪れる、『時』というリミット。Total
ロードワーク 50km
シャドーボクシング 25R
ミット 80R
サンドバック 108R
技術指導 27R
スパーリング 3R
膝蹴り (Sasiprapa Dance) 400回
肘打ち 100回
*1R=3min30sec
認めたくありませんでしたが、ついに私にも幕引きの時が来たのかも知れません。いや、きっとそうなのでしょう。思えばよくここまで続けてこれたものです。 自分が空っぽになってしまう恐ろしさ、積み上げてきたものが無に帰する虚しさ、感じています。 でも、最終章であるならば、できるとこまでもう一度やってみようという気持ちも芽生えつつあります。もしかしたら奇跡のリカバリーがあるかも知れないし。(さすがに無いかな・・・。) 自分の死期を悟り、受け入れようとしている、私はそんな最終の着陸体制にあるのだと思います。 もう少し、頑張ってみます。