KFCブログ~Growing old is not shame~

格闘芸術家集団KFCブログ、満を持して復活です。
明るく楽しく真剣に格闘技に取り組む社会人の格闘倶楽部です。

動けるものから

2011-03-31 06:27:10 | 声明

皆様、大変ご無沙汰しております。ブログを停止してから半月あまり。数年ぶりに解放感を味わいました。同時に、今までずっと私の中にあった生活の張りのようなものが失われていくのも感じました。相変わらず日本の危機的状況は変わらず、私の周囲もそのような状況に慣れてしまってきている一方、陰鬱な空気が毎日漂っております。そんな中ですが、私はブログを再開することにいたしました。『動けるものが動く』これが私の想いです。

先週末に被災地仙台にボランティアへ行ってきた後輩から話を聞きました。彼は自殺防止のボランティア団体に属している関係で呼ばれたそうです。現地のリアルな状況を聞きました。報道されている以上にすごく悲惨な話ばかり。いたたまれない気持ちでいっぱいです。彼も相当ショックを受けたようで、手を震わせ涙をためながら話してくれました。あれ以来辛くて仕方ないのだと。私は彼にこう言いました。「すごい経験をしたな。頑張って来たな。俺もその場に行ったらきっと同じように感じるだろう。でもな、お前までずっと落ち込んでたらどうする。俺達は一日も早く日常を取り戻して活動して、それが復興を後押しするのではないだろうか。」

今回、身近でこれだけの大災害が起きてしまって、私も含めて多分多くの人にとっては初めてのことで、日本中が悲しみに包まれています。直接の被災地ではないところも沈滞ムード、自粛ムードが蔓延しています。何かやろうとすると「こんな時に不謹慎だ!」という支配的な意見が出てきます。でも、みんながずっと沈んでいるままでは、本当に日本国全体が沈んでしまうと思うのです。動ける人は前を向いてしっかり動いて、様々な活動を精一杯することが、被災地も含め、日本復興に寄与するのだと私は信じます。募金、節電、買占めしない、デマに惑わされない。ここまでやってきたら今度は、日常を取り戻すこと。いや、今まで以上に頑張ること。一人一人がオールジャパンの総力を挙げて復興しようという強い意識を持って。私はそう信じています。日本万歳!!!


【格闘浪漫】男の花道111~常在戦場~

2011-03-14 06:08:32 | スポーツ

【格闘浪漫】男の花道111~常在戦場~
【格闘浪漫】男の花道111~常在戦場~
【格闘浪漫】男の花道111~常在戦場~
【格闘浪漫】男の花道111~常在戦場~
こんな非常時でも、練習どころじゃなくても、我々は練習するしかありませんでした。刻一刻と変わる情勢を、ラウンドの合間にパソコンや携帯でチェックしながら・・・。

師匠と話しあいました。我々に何かできることはないか?今何をすべきなのか?我々が日頃重ねた『修練の力』は、この平和な時代に意識してきた『常在戦場の心』は、有事の際に何かに役立てるべきもの。大自然の力の前になんと無力な存在かも知れないけれど、何かやるべきことがあるはずだと。

少し、このブログの連載をストップします。電力のこともあります。今は国家の一大事。私は情勢をよく見極めながら、不安だらけの毎日を強い心を持って進みます。デマに踊らされず、パニックに陥らず、できる限り平静な日常生活を心がけます。そして今も苦しんでいる同胞のために、正直今は募金しか思いつかないけれど、将来的にもっとできることがあるならばやりたいです。私の大切な人達、またこのブログを読んでくださる皆様、どうか今こそ相互扶助の精神を持って、冷静で強い心を持って、この難局を乗り切りましょう。日本国のために・・・。


有事

2011-03-12 13:22:00 | 声明

この場を借りて失礼いたします。未曾有の事態が起こってしまいました・・・。皆さん、ご無事だったでしょうか?メールや電話をいただいた皆さま、私は無事です。

昨日、たまたま午後からお休みをいただき、横浜・関内の産業貿易センターにパスポートの更新をしに向かっておりました。ちょうど中華街を通っている時、周囲の女性が、「なんか揺れてない?」っと言うのが聞こえました。それから数秒自覚がなく歩いているといきなり地面がプリンのように揺れだし、周囲の建物や電柱まで大きく歪んで揺れ始めました。周囲はたちまち阿鼻叫喚のパニック状態に陥りました。全く揺れは収まる気配はなく、立っていられないほどでした。私は古い建物が立ち並ぶここから離れ、少しでも広いところを探そうと、よろけながらも走り始めました。同時に母親に携帯から連絡をしました。まだ、地震発生中だったこともあり、すぐにつながり無事を確認。外に出るように伝えて切りました。安心して涙がでました。こちらはまだまだ人人人のパニックの中。冷静に冷静にと自分に言い聞かせて、津波の心配をしながらも山下公園の近くまで辿り着いてみるとここも避難する人でごった返していました。警察車両の放送で、震源が東北であること、ここは震度5強であることを知りました。そして目的地である産業貿易センターへとりあえず入ると、そこの大画面テレビに地獄絵図のような津波の映像が流れていました。多くの船や車が現実に流されていました。人が濁流に飲み込まれる映像も。この世の終わりのような光景でした。自分はなんて無力な存在なんだろうと思うしかありませんでした。涙が滲みました。犠牲になられた方々に、心からお悔やみ申し上げます。

今、何かできることはないか考えています。これは国家の一大事です。今こそ、声を掛け合って、一人一人ができることを貢献する時だと思っています。これからまた大きな災害があるかも知れません。とにかく冷静に冷静に。何があっても気持ちを強く持って、みんなで頑張りましょう。どうかご無事で・・・。


【昼練】~昼休みに殴りあう~

2011-03-11 00:53:48 | スポーツ

【昼練】~スパー~まさかオフィスで殴りあうことができるなんて、半年前には夢にも思っていませんでした。お相手は最近毎日のように練習に参加しているM君。ストレス解消のためだと言って練習する彼は上達著しいです。私は一生懸命教えています。ゆくゆくは本格的なスパーリングパートナーになって欲しいからです。(笑)
【昼練】~スパー~なにはともあれ、拳を合わせます。安全第一で、私は拳を握らず、自分で教えた彼の攻撃を確認し、持てる技術で避け、時にカウンターのタイミングを計ります。これは得意の右クロス。左ジャブにかぶせるようにして放つ右ストレート。
【昼練】~スパー~そして、彼のワン・ツーパンチを丁寧にダッキング(屈伸で避ける動作)した後の左ボディー。サンドバックで練習した技は、実戦の中で磨かれ、真の兵器と成るのです。それは彼も同じ。すでに踏み込みながら打つということに気付き、覚えつつあります。最初は目をつぶってでも避けれた彼の打撃は徐々に鋭さを増し、今では私も真剣に防御テクニックを駆使して避けています。彼も動く標的にパンチを放つことで、実戦の感覚を少しづつ着実に掴んでいます。私も、普段亀仙人と繰り返し練習しているカウンターや防御テクニックをここで毎日磨くことができます。そう、格闘技とは一人ではできないのです。だからパートナーに感謝。そして試合の相手にも感謝。

では、今日もまたくだらんポエムを。(笑)

『遊んじまった次の朝

一人ですする富士そばは

帳尻合わせの味がする』

今日は金曜日。本当に一週間が早いです。皆様どうか良い週末を。


RUNNERS

2011-03-10 00:32:08 | ポエム


昨夜はファミリー芸人、『めいどのみやげ』(http://www.newstaffag.com/profile/meidonomiyage.html)を応援するために中野の会場へ向かいました。所属事務所ニュースタッフエージェンシー(http://www.newstaffag.com/)の1軍ライブに上がるための大事な2軍ライブとのことで、応援に駆け付けたのです。彼らはここのところ1軍と2軍の間を行ったりきたりしています。

会場は中野の奥地。交通の便があまり良くないといっても毎回かなりのお客さんが来ます。でも今回は前方がぽっかりと空くほど客の入りが今一つでした。こんな時は空気もなかなか温まらないものです。そうこうしているうちに本番スタートしましたが、やはり、いつもよりも圧倒的に笑いが少なく、かく言う私もほとんど笑うことはなく、『めいどのみやげ』の出番となりました。彼らはショートコントに挑戦していました。私が初めて観るネタでした。台詞が短くて済むので、ティーチャ(お父さん)には良いなと思いながら観てました。初めて笑うことができました。それでもいつもみんなが笑うお約束のところであまり笑いが起きなかったりと、会場の空気は重いまま終了。観客の投票を経て、上位2組が昇格です。結果、『めいどのみやげ』は惜しくも3位。ほんの少しの差でした。

ライブ終わりにみんなでいつものところで飲みました。久しぶりのことでした。今日の反省と、あとは楽しく語りました。いつも温かい会場でネタをやらせてもらうことが多いので、今回の重い空気をひっくり返せなかったとサッチィー(娘)は悔しがっていたけれど、私は彼らに限らず、あの中でネタをやりきる芸人達のメンタルはいかほど辛いかと思います。お客さんは正直だし、プロなら当たり前のことなのだけど。 女子会に出るというサッチィーを残し、お父さんと帰りました。娘のためにももっと(芸人として)鍛えなきゃならない。だから、ピン芸人としていろんなライブに出るつもりだと、並んで座った中央線の席でお父さんポソッと言いました。私は驚き心打たれました。76歳のお父さんがまだまだ本気で走ろうとしていることに…。御茶ノ水で降りたお父さんの少し疲れた背中を私はぼんやり見送りました。

私達はみなわかっているのです。いつか終わりが来ることなんて。でも、そんなことを思い悩んでいる暇があったら、今、精一杯努力する。それが走るということだと思います。我々はランナーなのだから。

では、またなんとなく思っていることを詩に書きます。

『お前に言いたかったことがある。

言った方がきっと良かったこともある。

でも、そうしちまったら格好悪いだろ?

だから墓場まで、後生大事に持って行くよ。』