当ブログではお馴染みのファミリー芸人『南野やじ』と私に挟まれているのが、この度芸人を引退することになった『うつのみや八郎』氏であります。12年、東京で芸人をしていたとのこと。つまらないだの泥芸人だのいつもみんなから散々言われまくっていましたが、口では何と言おうと芸人仲間はみんな寂しがっていました。「あいつだってまだやっているから、俺も大丈夫。」というような、彼はある意味関東芸人界のセーフティーネット(笑)というか、不安のスケープゴート(笑)のような存在だったのだろうかと考えてしまいました。世の中にいらない人間なんていないのです。みんな何かしら、意味を持って存在しているのだと私は信じます。この安らかな笑顔を見る限り、彼は納得して辞めて行くんだろうし、第二の人生を是非実らせてもらいたいと思います。全てに終わりがありますが、やじを始めとする芸人仲間達はまだ踏みとどまって頑張るでしょうし、道は違えど、私もそれは同じです。
朝6時に起きて、6km~10kmのロードワークをこなし、8時から10時と16時から18時までの1日2回、シャドーやサンドバックやミット打ちや首相撲をやりまくる。そして、残りの時間はホテルの部屋でぐったりし、普段読まないような本を読んだり、ホテルのネットカフェからブログを更新したりする。
今頃そんな日々を送っているはずでした。今は夜通し飲んで朝寝て昼に起きてがっかりし、なんとなくまた飲みに行くまでの時間を過ごすような毎日を送っています。こんなんじゃいけないと、朝練ならぬ昼練を行いました。タイでのほんの何十分の一くらいの練習かも知れないけど、せずにはいられませんでした。せっかく作ってきた体も酒で持ち崩してしまったらもったいないです。酒で解決できることなんて結局なく、その場しのぎの一瞬の蜃気楼のような快楽だけ。後には後悔が待っています。しばらく亀仙人もいない今、もう一度立て直す踏ん切りをどうやってつけようか考えています。
本当はバンコクに発つはずだった今日、『カポエィラ・テンポ大飲み会』に参加してまいりました。新宿駅に程近い居酒屋に集まったのは男女総勢60余人。まさに大飲み会というにふさわしい盛大なものでした。皆に飲み物がいきわたって乾杯するまでが一苦労。私もたまにパーティーを主催したりするので幹事の苦労はわかります。とにもかくにも宴が始まりました。私は知り合いのカポエィラガールズ&ボーイズが何人かいたので寂しい思いをせずにすみました。また、初めてお会いした方々ともたくさんお話できました。全員自己紹介しましたが、みんな本当にいろんな業種業界です。こういうところから、新たなシナジー効果が生まれると思います。みんながカポエィラで繋がっているというのは素敵なことです。驚いたことに、たくさんの初対面の方から、「ブログ見て知ってますよ。」と言われました。代表の竜ちゃんとは相互リンクしているとは言え、なんだか不思議な感じがしました。一次会で焼酎やワインをしこたま飲み、二次会へ流れました。少人数でゆっくり話せました。(既に酩酊状態で内容は殆ど覚えてませんけど。)やっと竜ちゃんと飲めました。スポーツで飯を食うこと、組織を率いることの難しさを語ったような気がします。(多分。笑)盟友とはそのうちサシでもっと語りたいと思ってます。タイには行けなかったけど、楽しい飲み会に参加することができました。絡んで下さった皆様、ありがとうございました!押忍!
小雨の中、傘ももたず(ただ職場に忘れただけです。笑)、プライムライブに行ってまいりました。この男、ファミリー芸人筆頭『南野やじ』を始め、『ザクマシンガン』、『パッチワーク』を、いや全員を応援しに行ったのでした。今回は特に、やじが新キャラ『王春眠』というキャラクターを披露するということで楽しみにしていました。のっけから音響がトラブルを起こす中、彼はアカペラで乗り切りました。よく中国人の特徴をつかんでいて、私は面白いと思いました。彼の芸人としての引き出しが増えることを願います。皆、舞台上で輝いていました。そんな中、ライブ終わりの告知で、知り合いのある同い年の芸人が廃業して田舎に帰ることを知りました。その直後、外で出くわしたので本人に聞いたら認めたので間違いありません。詳しくはわかりませんが、いろんな事情があるのだと思います。確かに私達は夢で食べれるわけではないし、夢を追いかけていられる歳ではもうないのかも知れません。同い年だけになんだかすごく寂しくなりました。同時に、私は毎回、ファミリー芸人のお笑いライブを応援しに行っていたのではなく、私が応援されていたのだと思いました。
『コーナーに追い詰められてもなお、カウンターを狙うような人生。』
昔、格闘界の兄貴分に言われた言葉です。今もそうありたいと思っています。
この練習の少し前にはタイ渡航を断念することを自分の中で決めていました。師匠を車で迎えに行って、真っ先に伝えました。私のタイへの思い入れを知っているだけに、一緒になって残念がってくれました。それだけで少しだけ救われた気がします。いつものようにスパーして、それからミットをやりました。
当面の目標が無くなってしまい、胸にぽっかりと穴が空いたような私。気持もどこかに行ってしまいそうです。でも、そんな時でも師匠は毎週こうしてやってきてくれて、ミットを構えてくれます。私は指示通りそこに思いっきり打ち込むのみです。渾身の右ストレートを・・・。
そして煩わしいもの全てをなぎ倒すかのような右フックを・・・。
やり場のない怒りを突き上げるような左アッパーを・・・。
後半一時間はサウナスーツを着用しました。リアルに地獄でした。でも、前にもきっと書いたかも知れないことですけど、この瞬間だけが一瞬でも全てを忘れて解放される安息の時なのです。ただ、打つべし・・・。
タイ武者修行が無くなった今、減量や今後の計画等をもう一度練り直さなければなりません。気持ちの中に張っていた糸も正直切れてしまいました。でもせっかくいただいた12連休なので、無駄にはしたくありません。KFCも2週間お休みです。この機会に少し何か気分転換をしたいと思っています。現実に起こる全ての事象は何か自分にとって意味のあることだとずっと信じてきました。今も、そしてこれからもそれは変わりません。良いことも試練も、あらゆる事象はきっと何か意味があってのことなのです。