いつものように業務を終えて夜練をしようとカツマタジムに向かうと、ある同僚が靴を脱いで（カツマタジムは土足厳禁です。笑）我がサンドバックに向き合っていました。「なんだかストレスたまっちゃって。これ殴らせてもらえないですか？」「おう、いいよいいよ。よかったらそこにあるグローブ使いなよ。」私は仲間ができたようで嬉しかったのです。しばらく彼がサンドバックに殴る姿を観ていたらいてもたってもいられなくなり、「ちょっと基本教えようか？」「マジっすか？お願いします。」
っというわけで（笑）、新たな弟子が入門いたしました。左右のストレートとフック、及びその防御法を繰り返し教えたところでローキックまで実際にお尻で受けてもらって（笑）、最後はムエタイ必殺の肘打ち。
教えているうちになんだか楽しくなってきました。やっぱり格闘技はいいです。誰だって、いくつになったって、楽しく始められるのです。たった少しの練習でしたが、彼も本当に楽しいと言ってくれました。続けてくれたら嬉しいです。一人でも多くの人にこの素晴らしさを伝えられたらと思っています。格闘技は万人のもの。人類が生み出した偉大なる文化遺産なのです。
東京マラソンで盛り上がったこの日の夜、私は思うところあって以前走っていた『孤独の道』を辿りました。相変わらず人気のほとんどない寂しい道。見渡せば眩いばかりの横浜の夜。私は確かにここを走っていました。何度も何度も。それは減量のためであり、心肺機能や筋力の向上のためであり、試合前の調整のためでありました。でも、この道を走り続ける中で私が得た一番のものは、『ただ自分のみと向き合う時間』でした。誰もいない真っ暗なこの道を走っているうち、いつしか私は頬を切る冷たい空気に溶け、靴底に感じる硬いアスファルトに溶け、ただそこにあるのは自分の内面の世界だけになります。過去のいろんなことが浮かんでは消えていきました。“今まで決して良いことばかりじゃなかった。人生甘くない。それは認めよう。でも、たま～にある良いことを繋げていけば、人生悪いもんじゃない。折れない。負けない。”凝縮すればいつもだいたいこんな思考を繰り返していました。(我ながら単純過ぎますね。笑)
『東京マラソン２０１１』ご出場の皆様、本当におめでとうございました！＆お疲れさまでした！天気にも恵まれ、あの沿道の大歓声を全身に浴び、苦しいながらもかつてないくらい最高に感動してゴールされたことと思います。私も思い出しただけで今でもウルウルくるし、是非参加したかったです。来年もまたＫＦＣ代表として、エントリーいたします。全国のランナーの皆さん、また一緒に熱い青春の汗を流しましょう！押忍！
諸事情あって実に３週間ぶりのＫＦＣです。少々お腹がたるんでいるように見えるのはご了承ください。（笑）私は太りやすく痩せやすい体質なのです。年末のいろんな修羅場でぽっかり空いた私の胃の穴も、年明けから続けている気功と太極拳のおかげですっかり塞がり、今は飯が美味くて仕方ありません。（笑）そして、プライベートも充実しているおかげなのか、最近ちょっとまたウェートが気になるところ。去年の今頃は『東京マラソン２０１０』真っ只中で最高に絞れていたことを考えると、そろそろ期間を区切って本格的に減量しなきゃと思わずにいられません。さて、本業です。
年明けから温めていた新兵器構想を師匠に打ち明け、相談しながら練習しました。それはズバリ！『右フック』です。今までゲーセンのパンチ力測定機やサンドバック練習における経験で、自分の中で最強のパンチだという確信を持っていましたが未だ実戦での使用経験はありませんでした。右ストレートと同様に、いやそれ以上に当たれば確実に倒せる新兵器として今回師匠に開発申請をし、初めて師匠の構えるミットに叩きこみました。腕にしっかり角度を付けて、
内側に巻き込むようにして思いっきり打ち抜きます。イイ感じ、すごい手応えです。「このパンチはやばいな。」っと師匠もその威力を認めてくれました。あとはいかにコンパクトかつスピーディーに打てるかと、相手に効果的に当てるためのコンビネーションを組み立てるかだと思います。とにかく自分のモノなるまで練習あるのみです。一点不安要素があるとすれば、その威力ゆえにリストへの負担が大きいということです。今回のミット練習でも、手首に痛みが走りました。師匠のアドバイスでバンテージを手首に重点的に硬めに巻いて乗り切りましたが、今年に入ってこの技を練習しだしてから慢性的に手首が痛いので、抜本的な対策を講じなくてはなりません。
返しの左フックです。左はもともとよく練習している技です。右フックで重心を左にためてからの返しは、通常よりもさらに威力がますように思います。あとはいかに左右の連続フックのスピードを高めていけるかどうか。
威力のある左右のフック攻撃も課題がたくさんあります。ストレート系に比べて相手に接近しなければならないこと、及び攻撃の際に隙ができやすいことです。つまりはディフェンスのさらなる強化が必要ということです。あのタイソンの全盛期ように、鉄壁の防御と圧倒的なスピードで相手の懐に入る技術がなければなりません。やりがいのある課題として、この一年で取り組みたいと思っています。
まだ上長の許可を取ってはいませんが（同僚には話しています。）、４月に武者修行の旅に出ようと考えています。向かうはもちろんタイ王国はバンコク都ラットプラオ区のサシパパジム。全然消化していない年休とＧＷを上手く組み合わせて丸２週間行ければ本当に嬉しいです。（それはかなりのアドベンチャーです。笑）でも私は最近サッカーのキング・カズさんの本を読んで非常に感銘を受け、刺激されています。誰のためでもない、自分のための、たった一度の短い人生。これ以上ないってほど好きなように生きるのが当たり前の生き方なのだと確信しています。今だって悔いのないように生きているつもりですが、キング・カズさんはさらに桁違いです。イチローと同じく、真の男、現代の侍です。レベルは全然違えども、そして誰がなんと言おうと、目指すところは本質的に私も同じなのです。
昨夜は兄貴分とサシで飲みました。サラリーマンの街でとことん語りました。どうせ飲むなら美味しい店が良いと、前から行きたかった刺身料理の名店を訪ねました。
これは貝づくし。これで１０００円しないのです。あわびがたまらん歯ごたえでした。
これは看板メニューのぶつ盛り。たくさんの魚介類を楽しめます。私は牡蠣にハマりました。
今回一番美味しかったのはこの赤魚の煮つけ。思わずご飯を注文してしまいそうになったほど、ものすごく柔らかい食感と絶妙な味付けでした。世界各国の料理を食べ比べてみたら、やっぱり和食が最高です。１００％、私は日本人なのです。
兄貴分と語りました。今、我々に必要なのは自尊の気概や相互扶助の精神なのだと。日本人はもっと自信を持っていいと思うし、サッカー等を見るにつけても、日本人の強みはチームワークにあるのだと思います。高度経済成長期に世界に評された日本的経営（終身雇用、年功序列）が、『失われた１０年（２０年）』を経て、グローバリゼーション（アメリカナイズ）の波の中でいつしか否定され、成果主義実力主義の波が吹き荒れました。成果主義は一見効率的なようでありながら、その実、我々にとって一番大切だったチームワークの源泉、『人を思いやる心』を徐々に奪っていったように思えて仕方ありません。我々はアメリカ人ではありません。我々は大和民族、日本人です。個人主義がはたして我々にとって本当に幸せな選択なのでしょうか？いろんな技能才能を持った集団がそれぞれの強みを活かしてまさに適材適所で思う存分自分の力を発揮してチーム(公)に貢献し、そこに遣り甲斐生き甲斐を感じる。そしてもし周囲で困っている人がいたら、みんなで声を掛け合い、チーム一丸となって問題に対処し外敵に対抗する。これが私の理想です。そしていつも励まし合い、何より互いに認め合う。人は誰かに認めてもらいたい生き物なのです。そして、どんな人だってみんな何かしら必ずいいところがあるのです。我々の社会は、我々の意識変革によってもっともっと良くなっていくはずなのです。
なんだか昨夜のテンションのまま、いつになく熱くなって真面目なことを書いてしまいましたが、今日は金曜日。毎日が金曜日の私でも（笑）、やっぱりリアル金曜日は嬉しいもの。どこへ遊びに行こうか今からワクワクしながら、今週最後の一日、頑張りま～す！押忍！
お昼になったら昼練です。もうほぼこのライフサイクルは定着しました。（笑）周囲の誰も驚かないほどに日常化しています。ナルシストシャドーを充分やってからサンドバックを叩きます。本当に気分爽快です。今回はいきなりの右ストレートからの、
左ボディ！本来であればさらに右ローを叩き込むところ、写メの都合上、割愛いたします。８月には新品だったはずのこの小型サンドバックも、今や年季の入った傷だらけのベテランに育ちました。（笑）グローブによく馴染みます。ほぼ毎日必ずと言ってもよいほどにお世話になっている新師匠であります。半頃に切り上げて今度は太極拳。２４式を一通り終えたら、買ってきたカロリー控えめ（５００ｋｃａｌ台）のお弁当を食べて、ジムの絨毯に寝そべって少々読書。１時にきっかりにオフィスへ戻る。こんな感じでやっております。
今日、職場の女の子から、「勝又さんって本当に自由（人）ですよね。」と言われました。（笑）自分ではそんな風に思ったことなかったけど、いろいろ窮屈な世の中でなるべく楽しくやっていきたいという気持ちは常にあるし、周囲にも明るく楽しくやっていって欲しいと思っています。なぜなら楽しいところにはパワーが集まるからです。楽しいところには人も集まるからです。忙しさにかまけて最近全然行けていない、あの日本一のカポエィリスタにして我が盟友・須田竜太氏率いるカポエィラ・テンポのようなエナジースポットは、明るく楽しいところから生まれるのだと私にはわかっているのです。この前このブログを少し読み返す機会があって、ずっと昔の私はこんな風なことを書いていました。『格闘技を通じて、両の拳で、俺はこの現代日本の閉塞感を撃ち破るのだ！』と。恥ずかしくなるくらいのアホです。（笑）でも、今も全くブレることなく、そう思い続けています。明るく楽しく真剣に。I wish I'm happy You are happy!