胸を熱くさせてくれる男達同様、私も闘います。今回もまず、亀仙人とのスパーから練習が始まりました。軽いマススパーで体を温め、みんなでカポエィラ式の柔軟をやります。(すっかり定着しました。)それから本番。ガンダムを着けた亀仙人の攻撃をかいくぐりながら、
どてっぱらに思いっきり攻撃します。左右のボディーブロー、ミドル、ティープ(前蹴り)、バックキック(後ろ蹴り)。特にパンチのコンビネーションからの左右のミドルキックが的確に決まるようになりました。その他、バックブローも積極的に放ちタイミングをつかみかけた他、今回右のハイキックが初めてヒットしました。クリーンヒットではなかったけれど、足の甲で確実に師匠の側頭部をとらえました。もっとカポエィラを練習していけば、上段への足攻撃はさらにスピーディーかつ強力なものになると思います。焦らず着実にやっていきます。ミット打ちで習った技に磨きをかけ、実戦で命中精度を上げていきます。最後は実戦なのです。
それからミット打ち。毎回いろいろなコンビネーションをやりますが、打ってかわして打つ。これで何パターンも練習します。写真はまず、飛び込んで梅ちゃん(左レバーブロー)。
左フックを顔面に返す左のダブル攻撃。
今度はジャブから右ボディーストレート。
相手の左フックをダッキングでかわします。キック(ボクシング)においては打撃は基本的に体捌き(ダッキング、ウィービング、スウェーバック等)でかわすのです。手でのブロックは避けきれなかった時の保険みたいなもの。攻撃は受けるのではなく、空振りさせたり捌いたりするのが基本です。そうやって相手を消耗させ、あるいは崩すのです。
左フック。疲れてくるとどうしてもガードが下がり気味なのが写真で見るとわかります。カウンターをもらったら一発でアウトなので、こうして写真を見て反省します。
今度はキックの攻防。亀仙人のローをしっかりカットして、
思いっきりミドルを叩き込みます。亀仙人門下なら必ず習うであろう、亀仙人秘伝のカメ・ステップで威力ある蹴りをスピーディーに放ちます。
久々にラストシーンを載せますが、最後は毎回ぶっ倒れるまで追い込まれてます。動画を撮ってもらっていますが、スパーもミットも1ラウンド3分を大幅に超えて行っています。いつ終わるかは亀のみぞ知ることで(笑)、私は師匠の指示通り、ミットに打撃を打ち込むだけです。見学者の方に「よくそんなにできますね。」と言われますが、思えば一年半前、初めてキックボクシングに転向した時は、1ラウンド終わる毎にトイレに吐きに行っていました。スパーでも、軽量級の師匠に殴られ、蹴られ、簡単にダウンを奪われていたものでした。反対にこちらの攻撃は全てカットされていました。あれから思えば、この一年半で格段に進歩しました。(いくら練習してもその分飲んでしまうので体型はさほど変化してませんが。笑)プロの練習、プロのエッセンスをシャワーのように浴び続けて、未だ進化し続けています。同世代のトップどころのプロ格闘家はもう数えるほどしかいなくなりましたが、この進化が続く限り、私はまだグローブを置くことはありません。私はまだやりきっていないのです。
前回入門した伊藤さんが、彼女のまゆみさんを連れて来ました。KFC初のカップル入門、そしてまゆみさんは初の女性メンバーです。練習後、いつもの『唐華』で歓迎会を行いました。すごくいいカップルで羨ましかったので、「二人はどこで出会ったのですか?」と聞くと、地域のテニスサークルとのこと。(伊藤さんはテニスのインストラクターです。)そうだよなぁ、やっぱテニスとかいいよなぁと思いました。(伊藤さんに教えてもらってテニスやろうかな。笑)昨今格闘技好きな女性はたくさんいますが、自分もやってみようという人はなかなかいません。初の女性ファイターとして、まゆみさんを亀仙人と大切に育てたいと思います。伊藤さんもテニスをやっていて体の力が強いので、きっと亀仙流の体の使い方を覚えたら、強烈な打撃を身につけると思います。カップルで同じ趣味を二つも持っているなんて幸せ過ぎですね。とにかくKFCを、道場を続けていれば、いろんな人がここを訪れます。そしてみんな素晴らしい人達です。その出会いひとつひとつが、また私を高めてくれるのです。
推薦本でも紹介しています。司馬遼太郎の「坂の上の雲」がテレビドラマ化されました。
今日が第1回目の放送日です。
司馬遼太郎原作のNHKスペシャルドラマ
「坂の上の雲」
2009年|第1部全5回放送
【第1回】 11月29日(日)
【第2回】 12月 6日(日)
【第3回】 12月13日(日)
【第4回】 12月20日(日)
【第5回】 12月27日(日)
2010年|第2部全4回放送
2011年|第3部全4回放送
放送時間:
【総合テレビ】毎週(日)午後8時00分~9時30分
【デジタル衛星ハイビジョン】毎週(日)午後5時30分~7時00分
【衛星第2】毎週(日)午後10時00分~11時30分
都合により放送時間が変更になる場合があります。ご了承ください。
by 相談役
ボクシングを観た後、正確には観戦途中で切り上げて、私は六本木に急ぎました。ファミリーの一人がクラブAIで開いた誕生日パーティーに出席するためです。その人物、O会長とは四半世紀にもわたる付き合いなので行かないわけには行きませんでした。前にも書きましたがAIの社長は昔からの仲間なので、たまに遊びに行ったりします。VIP席にはOさんの人脈のいろんな会社の社長さんや様々な業種の人達がいました。そして初めてお会いするOさんの彼女さんやそのお友達の女性陣。みんなタレントみたいに綺麗でした。こういう女性達は普段どこに生息しているのか是非知りたいです。(笑)あまり食べ物もなかったので、ひたすら飲もうと思いました。でも、店内が混んでいてなかなかお酒の配給にもありつけません。そうこうしているうちに、こんなバブリーなシャンパンタワーが登場しました。さすがOさん。やることがいちいち派手です。テレビで観た、歌舞伎町のホストの誕生日みたいでした。(笑)私はシャンパンというものをいつも少量しか飲んだことがなく、ずっとソフトドリンクだと思ってましたので、なんだか大量に飲んでみたくなりました。今宵はめでたい宴だから少々やらかしてもいいだろうと、タワーのシャンパングラスを一杯また一杯とどんどん飲み干していき、わんこそばみたいにどんどんお替りが来て、とうとうこのタワーのほとんどを一人で飲んでしまいました。(笑)それでも、あまり酔いませんでした。やっぱり私にはシャンパンみたいな高級な舶来の酒は合わないのかも知れません。私にはやっぱり焼き鳥と焼酎、寿司と熱燗が良く合います。心の底からド日本人。そんな中、たまたま近くに座った素敵な女の子二人と知り合いになりました。彼女達は同級生で大学生とOL。(歳を聞いて軽くショックを受けました。笑)彼女達はすごく綺麗だけど素朴で、この手のパーティーによくいるようなセレブを気取ったちょっと痛い人じゃなく(実際多いのです。)、とても好感が持てたのです。きっとご両親がしっかり育てられたんだろうなと思いました。普段あまりクラブで遊んだりはしておらず、このAIには初めて来たそうです。若い彼女達との会話を充分に楽しめる自分がそこにいました。(笑)彼女達はきっかり電車で帰るというので、私はAIの社長を紹介し、彼女達を見送り、自分自身も終電で帰りました。彼女達と話していて、やっぱり夜更かしとか健全な大人のすることじゃないと反省したからです。帰りの電車の中で、同世代の既婚の男達はこの時間はきっと子供の寝顔を見ながら奥様と語りあったりしているに違いないと思い、少し哀しくなりました。今、ここに守るべきものがありません。権利と義務が一体なように、自由と孤独もまた一体です。そして男は孤独に耐えなきゃなりません。
昨日は親戚の勝又ボクシングジム主催のボクシング興行を応援に行ってまいりました。会場に着くと、勝又会長を始めスタッフの方々が忙しそうに飛び回っており、ご挨拶もそこそこに会場へ入りました。そこには華やかなスポットライトに照らされた立派なリングがありました。しばらくすると試合が始まりました。前座からメインまで、素晴らしい試合でした。詳しくはきっと別の方がたくさん書くでしょうからここでは書きません。私はただこう言いたいのです。この日のために必死で練習してきた男同士が、自分のプライドを懸けて、周りで支えてくれるいろんな人達の気持ちを背負って両の拳で闘う。闘いとは全身で己を語ることならば、みんな熱く語っていたのだと。勝負の世界だから明暗がはっきり分かれる厳しい現実は仕方ないけれど、己を懸けて闘ったすべてのボクサーに激励の言葉を贈りたいと思います。
すぐそばにあのテレビでおなじみの輪島功一さんもいました。それからあの『平成のKOキング』、坂本博之さんもチャリティイベントをやっていました。私は現役の頃の坂本選手の大ファンで、2000年10月11日、横浜アリーナでの挑戦者坂本博之VS王者畑山隆則のWBA世界ライト級タイトルマッチが私の中でのボクシングのベストバウトです。イベントが終わって会場でスタッフと談笑していた坂本博之さんに話しかけようかどうしようか迷っているうちにとうとうチャンスを逃してしまいました。どんな美女だろうと自分が欲すれば本能のままにアタックし、どんなに偉い社長だろうがどんなに有名な芸能人だろうが全く臆することのなかったはずのこの私が、尊敬するボクサーには持前の図々しさを全く発揮できずに終わりました。でも、きっとまたお会いするような気がします。全くのカンですけど、縁とはそういうものです。
最後に、このような素晴らしい興業にお招きくださいました勝又ジムの勝又洋会長、運営に尽力されたスタッフの皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。またよろしくお願いいたします。