中小企業診断士 藤田雅三 ブログ

~コンサルティングblog~ざっくばらんにいろいろ書きます。

切り口を変えて開発する

2010年08月22日 12時29分43秒 | 商品・製品開発

どの企業もヒット商品を生み出すために、デザインや機能をいろいろと改良したりしているわけですが、「商品そのものの使い道」といった切り口をガラリと変えてみると意外なヒットになるようです。

こんにちは!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
8月ももう下旬にさしかかりますが、まだまだ残暑が厳しい中、少し前の日経MJに次のような記事がありました。

「青山商事の”ポケッタブルジャケット”ビジネスでも抵抗感なく」
・猛暑の中今年は例年以上にクールビズスタイルで働く男性会社員が目立つが、急な商談や会議で上着が必要になるケースは意外に多い。「せっかく軽装なのだから、厚手で重い上着を手に持ち歩くのは避けたい」という需要に応え、ヒットしているのが青山商事の「ポケッタブルジャケット」だ。
・カジュアルな雰囲気で折りたためるジャケットは以前からあるが、あえて、主要素材に通常のスーツなどと同様ウールを使用。ビジネスシーンで使うのに抵抗感がない風合いと外観を持たせた。
・カバンなどに折りたたんで入れておき、必要なときに取り出して着てもシワがほとんど気にならないように仕上げてある。~~初年度約3万枚を販売する見通しだ。
(引用:2010/08/11 日経MJより)

とのことです。
クールビズが定着してきているとは言うものの、真面目な日本人気質なのか、客先に訪問するときは上着を持って行って、社内に入るときには着るという方やそれが会社の方針というところは多いと思います。

クールビズの考え方もさまざまで、私も昔、友人のコンサルタントに「ノーネクタイは良いけど、半袖シャツはダメ。コンサルタントは肌を露出しないこと。としているコンサルタント会社もある」と言われたことがあります。

いろんな考え方もあるもんだ、と思いましたが無難なところを考えれば、やはり上着も持って行って、とりあえず訪問先の中へ入るときは着ようか、ということになるのでしょう。

スーツの夏服も、最近は通気性に優れたものなどがいろいろあるようですが、「折りたたんで持ち歩ける」ということにフォーカスしたスーツジャケットは、たしかに見かけなかったと思います。
正直、私も1着欲しいなと思いました。

スーツのジャケットって、手に持っているだけで、とても暑いのはビジネスマンの方々はおわかりでしょう。
私も時々は、カバンの中に入れたりしていましたが、やはりシワも気になるところ。

通気性よく、涼しく着られるスーツを開発する一方で、「たたんで持ち歩くためのスーツ」という違った切り口で開発すれば、違う需要が掘り起こせるということでしょう。
開発のヒントはさまざまですね。

さあ、あなたのビジネスでも、今の商品の切り口を変えてみることはできないでしょうか?

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中京テレビ様の特集でコメントいたします

2010年08月21日 14時05分51秒 | 戦略・ブランド・コスト・業務改善

こんにちは!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。

8月25日(水)に中京テレビ様のnews every(16:49~19:00)にて「ジャンボグルメ」の特集をされます。
先日お電話をいただき、ジャンボグルメのヒットとその社会的背景などについて、コメントさせていただくことになり、本日さきほどまで収録をしていました。

収録とはいっても、番組中の電話でのやりとり形式での放送なので、テレピックというのでしょうか、アナウンサーの方と電話での取材で収録いたしました。

中京テレビ様のエリア(愛知、岐阜、三重)のみの放送となりますが、エリア内にお住まいの方はお時間があえばぜひご覧くださいませ。

***閑話休題***
いつもの話題に・・・

『変わらないモノと変えるモノ、飽きさせない工夫』

どんなに売れている商品も、ビジネスも、長年たてば多少なりとも飽きられてくるものです。
しかしながら、何年も人気を保ち、続いていくロングセラー商品も多く存在しています。それらは、はたしてずっと何も変わらないままなのでしょうか。

こんにちは!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。

前の新聞記事ですが、日経産業新聞に次のような話題がありました。

「変身続ける、平成ライダー、テレビ11年連続放送 大人の流行や国際情勢反映 新鮮さを維持」
・不滅のヒーロー、仮面ライダー。作品の世界観やキャラクターの設定で絶えず”変身”を繰り返しながら安定した人気を誇っている。
・日曜朝8時台の子供向け番組としては手堅く視聴率を確保できる。夏休み映画も定番となりつつある。
・これまでにない新しいことをやろうと自己否定を繰り返してきた。大人の世界の流行や国際情勢も参考にしながら、新機軸を打ち出してきたのがこの11年間の歴史だ。
・シリーズを重ねるうちに新鮮さと人気を失い、新作のない時期も生んだ昭和期のようにしたくないというのが白倉所長(東映)の考え。平成ライダーは「従来のファンを裏切るかもしれない挑戦」を繰り返したが、結果を見ればファンを飽きさせず、人気を持続させている。
(引用:2010/08/20 日経産業新聞より)

とのことです。
単に視聴率の高さだけ見れば、昭和初代の仮面ライダーの最高30%に及びません(平成ライダーの平均は7~11%)。
しかしながら、11年連続して安定した人気を誇っているのは、「飽きさせない工夫」によってファンをつなぎ止め、さらに新たなファンを獲得しているからでしょう。しかも11年も続くと言うことは、その時代にあった背景をうまく反映しているからだと思われます。
思えば昭和の仮面ライダーって、まさに私の子供時代のリアルヒーローでした。仮面ライダー1号2号、V3、ライダーX、アマゾン、ストロンガーまではずっと見ていました。
しかしながら今考えてみれば、主役のライダーは少しずつ変わるものの、内容は勧善懲悪の単純なストーリー(唯一アマゾンはチャレンジングな設定かも)であったことは否めないと思います。

逆に平成ライダーって、私もたまに見たことがありますが話が難解で子供に理解できるのだろうか?と思ったことがあります。
でも、現実に安定した人気を誇っているという現実。

おそらくは、子供の見る番組だからといって、甘く見ちゃいけないのだろうと思います。何年間も飽きさせないためには、常に変化しつづけること。かといって全て白紙にして新しい番組にしているわけではありません。
何年間も「変わらないモノと変えていくモノ」がそこにはあるのでしょう。

私見ではありますが、仮面ライダーって「ライダーというヒーローを通して、視聴者(中心は子供達)に正義とは何か?を問いかけ、正義を伝える娯楽番組」なのかなと思います。
そのコンセプト?が変わらなければ、時代背景や社会情勢、トレンドや設定はどんどん変えていっても、「仮面ライダー」にかわりはないのでしょう。

ロングセラーや大ヒット商品は、軸がブレなければおそれずどんどん変わっていって良いのだと思います。

蛇足ではありますが、ロングセラーやヒットにつながる要因として、「子供向けのものに大人を巻き込む仕掛け」が施してあることがあげられるように思います。
仮面ライダーの場合だと、大人が見るに堪えうる映像やストーリー、若いお母さんも見たがるイケメン俳優の起用でしょう。

同じように「名探偵コナン」もロングヒット番組ですが、こちらも大人が見るに堪えうるストーリーで、決して子供向けだけの番組ではありません。
ちなみに私もコナンファンで、この春も映画を見に行きましたが、周りが親子連れ、お母さんとチビッコ達で一杯で、中年オヤジの私としてはちょっと恥ずかしく、コソコソと隠れるようにして見ていました(^_^;)

また、逆のパターンとして、「大人向けのものに子供を巻き込む仕掛け」も考えられるでしょう。外食チェーンなどでは、セットメニューに子供の好きなおもちゃのおまけを付けたり、お店独自のDS用コンテンツをダウンロードさせてみるなどの試みがなされています。

さあ、あなたのビジネスでも、「変わらないモノと変えていくモノ」を決めて、どんどん変化させてみませんか?
また、「子供向けには大人を巻き込み」、「大人向けには子供を巻き込む」仕掛けを考えてみませんか?

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公式ホームページ開設しました

2010年08月20日 14時40分11秒 | 戦略・ブランド・コスト・業務改善

本日は大安ということもあり、公式ホームページを開設し、ブログにリンクをはりました。
7月頃からシコシコと作成していたのですが、ようやく全体的に形になったのでリンクさせても良いかなと。
とりあえず、業者には頼まず自分ですべて作成しましたので、"手作り感いっぱい”ではありますが、当分これで行こうと思います。
 

ウェブサイトのベースとして、CMSにはJimdoを使用しています。

HTMLやCSSの知識がなくても、簡単にホームページができてしまうというサービスが最近多くできているようですが、なかなかに秀逸だと思います。Ajaxをベースとしたユーザーインターフェイスですが、多少PC慣れが必要でしょうか。ブログや最近のいろいろなウェブサービスに慣れたユーザーであれば大丈夫でしょう。

あとは、写真や画像の処理や作成は、Windowsにおまけでついている「ペイント」と「picture manager」「snippingtool」と「パワーポイント」を使用しました。
フォトショップとかいろいろ欲しいところではありますが(T_T)、あるもので安あがりに制作をと。


***閑話休題***
いつもの話題に・・・

『他業種のビジネスモデルも参考にする』

誰しもが、ライバル店の動向ややり方に注目し、良いところは取り入れるでしょう。
「同じ業界で、他社のビジネスモデルを真似る」やり方や「同じようなビジネスモデルで他社のやり方を真似る」といった、様々なパターンが考えられます。

こんにちは!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。

本日の日経MJに次のような記事がありました。

「リンガーハット ドライブスルー店拡大」
・リンガーハットはドライブスルー機能のついた長崎ちゃんぽん店の出店を拡大する。現在は九州地区で2店を展開中。30日に関東での1号店を開くのを皮切りに、郊外にある既存店の改装などでドライブスルー店を増やす。
・安定した状態で提供することで「汁がこぼれる」といった消費者が汁ものに対して持つイメージを変えながら、店を増やしていく。
・九州地区のドライブスルー店(佐世保大野店)は改装前と比べて月間売上高が約50%増えた。
・同社の郊外店の平均客単価は700~800円程度だが、両店のドライブスルー店の客単価は1300円超で単価の上昇が売上の増加につながっている。
・店内飲食が減少する夕方の時間帯でも安定的に集客できる効果もあり、既存店てこ入れの目玉に位置づけていく。
(引用:2010/08/20 日経MJより)

とのことです。
汁ものは、テイクアウトに向かないということで、今までの外食産業では麺類のお持ち帰りというのは消極的でした。

もともとドライブスルーというのは、マクドナルドが日本で初めて導入した販売モデルであることは有名でしょう。

つい先日も、マクドナルドが「ドライブスルー」機能のある店舗を5年後に5割増の2000店に増やすとの発表があったばかりです。
マクドナルドにしても、ドライブスルー店舗は、通常の店舗に比べて売上が高く、24時間営業による深夜時間帯の売上が好調に推移しているとのことです。

ちゃんぽんの店とハンバーガーということで、違う業種ではありますが、同じ外食産業界。
成功している販売のモデルはぜひ参考にしたいところです。
「汁もの」の弱点を解決しさえすれば、麺類を扱う店でも十分成功モデルになる可能性を秘めています。

「買わない、売れない理由をつぶす」ことで、よその成功ビジネスモデルを試すことができるわけです。

うまく軌道に乗れば、今度はドライブスルー独特の売り方やメニューをまねしてみてもいいですね。
マクドナルドでも、以前「ドライブセット」など、期間限定やドライブスルー限定商品を販売したりしていたようですし、考えれば他にもいろいろやれることはありそうです。

さあ、あなたのビジネスでも、違う業種のビジネスモデルを参考にできないでしょうか?

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「イメージを変える」「会社をブランド化」

2010年08月19日 10時48分32秒 | 戦略・ブランド・コスト・業務改善

商品を開発するメーカーとしては、自社ブランド商品のこだわりを、お客様に知ってもらいたいものですが、客層を広げるためには、あえてこだわりをアピールしないでイメージを変えることも時には面白いでしょう。

こんにちは!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。

本日の日経産業新聞に次のような記事がありました。

「サントリーのウイスキー ハイボール起点に”硬さ”割る」
・サントリー酒類がウイスキーの広告に力を入れている。
・炭酸水で割ったハイボールが若者らに人気になっていることを生かし、ハイボールで初めてウイスキーの味を知った初心者を「山崎」や「響」など本格的な商品に誘導するためだ。
・これまでの硬派なウイスキーのイメージを打ち破り、幅広い消費者に親しんでもらうことを狙っている。
・サントリーは6月下旬から山崎や響、「白州」や「角瓶」など同社が販売しているウイスキー全体の広告を新たに始めた。個別商品の広告はこれまでもあったが、ウイスキーをひとくくりにした広告を流すのは12年ぶりだ。
・音楽も明るい調子の曲を採用しており、ウイスキーの典型的なイメージである「硬さ」を打ち破ろうとしている。ウイスキーの広告の定番である「長い年月をかけた熟成や価値などを説いてみてもなじみがない人には通じない」との見立てからだ。
(引用:2010/08/19 日経産業新聞より)

とのことです。
サントリーの例では、各ブランドを認知してもらうのではなく、ひっくるめた広告のやり方で、会社そのものがブランド化されているような気もします。
サントリーはウイスキー市場の活性化が狙いで、市場が盛り上がればサントリーのウイスキーも当然ながら売れる。その際この広告を見て他の商品を買ってもらっても良い、とも言っているようです。

しかしながら、もともとサントリーは国内のウイスキーで約6割のシェアを持っているとのこと。
ウイスキーそのものをアピールすることで、「ウイスキーと言えばサントリー」という刷り込みになるのではないでしょうか。

個々の商品や店舗展開において、複数のブランドをとりあつかう企業も沢山あると思います。取り扱いブランドや店舗をひっくるめた広告をすることで、”あの商品も、あるいはあの店も、○○という会社だったのか”、と認知していただくことは会社そのものをブランド化することでも有効でしょう。

また、客層を広げるためには、過去の固定観念やこだわりをあっさりと捨てているところも潔いですね。
メーカーとしては当然商品に対するこだわりは、アピールしたいもの。ヘビーユーザーには良いですが、初心者に敷居が高い商品には、あえてイメージを変えてとっかかりをつくることも必要です。
とっかかりをつくった後で、その商品の本質を伝えれば良いわけです。

たとえは少し違うかもしれませんが、昔は強面の俳優さんが、年を取ってからバラエティなどで、おもしろく違う一面を見せることで、今の若者にも人気がでるってことありますよね。もともとの魅力さえきちんと備えていれば、イメージの打ち出し方で、新しい層にも受け入れられるのでしょう。それが反対のイメージほど、ギャップがあって良いのかもしれません。

個々のブランドをひっくるめて、「○○市場そのものを宣伝する」ことで、その市場の第一人者とイメージづける。
「こだわり」にこだわらず、イメージの打ち出し方をかえて、新しい顧客層を開拓する。
さて、あなたのビジネスでも、広告の打ち出し方を練り直してみませんか?

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仮説→実行→検証

2010年08月18日 13時39分02秒 | マーケティング・販促

「仮説思考」ってコンサルタントや中小企業診断士の勉強をしていると必ず出てくるテーマなのですが、問題解決手法としてだけでなく、売れるための「トライアンドエラー(trial and error)」のためにも「仮説」をつくるって重要ですね。

経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
今日も頑張っていきましょう!

一昨日の日経MJですが、次のような記事がありました。

「この夏のヒット本 革新性が人の心をひく」
・夏休みに気持ちよくなる2冊の本を紹介しよう。
・「もしドラ」と「ヤフー・トピックスの作り方」には人を引きつける斬新さが詰まっている。
・ヤフートピックスはトップページにあるニュースの見出し。150の配信元から提供される1日当たり3500本以上のニュースの中から約60本のトピックスを選んでいる。今や月間で45億ページの閲覧数を誇る。
・一方実際にどのジャンルにユーザーの興味があるかというと~~エンタメとスポーツで半数にのぼり、経済や海外のニュースの関心は薄いということがわかる。また低品質のコンテンツの方が伝統的なニュースよりも読まれる現実についてもふれている。
・見出しの字数13.5文字で何を表現できるかに工夫をこらしてきたことも興味深い。「価値を一言で表現するとどうなるか」と問い続ける訓練が毎日続けられているのだから、担当者には確実にノウハウとして蓄積している。
・インターネット関係者と話をして感心させられるのは「仮説を作り、それを実行に移し、結果を検証する」そのスピードの速さだ。かつてのテレビ界もそうだった。翌朝に出る視聴率を基に「ゲストに××を入れると数字が伸びる」「××の話は主婦に受けない」「「番組冒頭にはCMを入れないで興味を引きつける」「ライバル番組が正時に始まるなら、その5分前に番組をスタートさせる」「第1位の発表は60秒後に」など工夫があって進化してきた。
・現在のネットの世界にはそうした仮説作りでの積極性がある。
(引用:2010/08/16 日経MJより)

とのことです。
ヤフートピックスは仮説~検証というサイクルをくりかえし、たった13.5文字の中にどのような表現をすればよいのかノウハウを蓄積しているようです。
テレビ業界のお話しも、長年のトライアンドエラーから定説化してきたものでしょう。

どんなビジネスでも、「どこをどうすれば売れる」「あれだけはやってはいけない」といった販促のツボがあるものです。

私が商売をやっているときは、父から「初めての会社やお店に入って、そこがきちんとした良い会社やお店かどうかを判断するために、トイレに入ってみろ」とよく言われました。優良なお店はどこもトイレがキレイだということでしょう。
食品スーパーでは、「店員の声が良く出る店は繁盛する」とか、「食品や飲食業の店のカラーリングは暖色系を、ブルーなど寒色系はつかわない(白や青をおもいっきり使った飲食店を最近も何軒か見ましたが、お気の毒ですがお客が全然入っていない)」。
他にも飲食では「ニッパチは儲からない(2月、8月)、アルコールを出す居酒屋だと1月、5月」なんてのもありますね。

これらは皆、経験則なんだろうと思いますが、結構正しく言い当てていると思います。
最近だと、ITが発達していますから、「データマイニング」といった手法で科学的、統計的に分析もできるでしょう。
たしか、米国のスーパーマーケットで販売データを分析して、「おむつとビールを一緒に買う傾向がある」というデータマイニングは有名ですね。
また、アイスクリームは気温27度を超えると売れるとかいうのもありましたね。

食品系やスーパーの例を多くあげましたが、いずれにしても「買う理由づくり」と「買わない理由つぶし」のための仮説をどんどんたてて、すぐに実行→検証することは有効でしょう。
データマイニング?なんてあまり難しく考えなくてもOKです。
何度もトライアンドエラーでくりかえし、経験則を会社のノウハウにしていくことが大切です。会社のみんながトライして、成功事例は社内で共有する仕組みもつくりましょう。
さて、あなたのビジネスでも、いつもと同じ売り方をしないで、「トライアンドエラー」をしていらっしゃいますか?

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