中小企業診断士 藤田雅三 ブログ

~コンサルティングblog~ざっくばらんにいろいろ書きます。

価格競争から抜けだそう

2010年08月27日 20時00分15秒 | 商品・製品開発

価格競争や低価格路線に対する警鐘は、いろいろなコンサルタントや中小企業診断士の先生も多くブログなどで取り上げるテーマです。
基本的に私も同感なので、このブログでも良く取り上げておりますが、あのハンバーガー業界も、新たな商品を発売してきているようです。

こんばんは!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。

本日の日経MJに次のような記事がありました。

「月見バーガーにビッグサイズ」
・日本マクドナルドは27日、「大月見バーガー」を発売する。通常の月見バーガーに比べてビーフパティの量が2.5倍で、ベーコンとチェダーチーズも2枚ずつ入っている。食べ応えを求める消費者に対応した。価格は単品で380~390円、セットで680~710円。

「パスタの品揃え拡充」
・ハンバーガーチェーンのファーストキッチンは都心部でパスタ類の品揃えを増やす。
・若い女性を中心にパスタの支持が高いと見て集客につなげる。
・9月2日に発売するのは「海老とブロッコリーのチーズトマトクリーム」(580円)と「きのことチキンのバター醤油」(540円)の2種類。
(引用:2010/08/27 日経MJより)

とのことです。
マクドナルドと言えば、つい最近も8月17日~26日まで、あのビッグマックを200円で販売する低価格キャンペーンを打ち出していましたが、それを終えるやいなやしっかりと単価の取れるビッグサイズの人気商品を投入しています。
しかも「秋の期間限定商品」として、今この時期に買わなければならない感をうまく作り出しています。
じゃあ安い商品が無くなったのかというとそうでもなくて、ビッグマックと同時期より朝マックの人気メニュー「マックグリドル ソーセージ」を新たに朝の¥100マックのラインナップとして追加していますから、お値打ち商品もしっかりラインナップしているわけです。

低価格商品だけにとらわれるのではなく、しっかりと単価の取れる話題性のある商品を同時に投入していくのは見習うべきポイントでしょう。

もう一つのファーストキッチンのパスタはどうでしょう。
個人的にはパスタを食べにハンバーガーショップに行こうとは思わないのですが、ミスドで汁そばや野菜麺を食べている女性を私も拝見し、そういうニーズもあるんだろうなと思います(結構ミスドに行きます。クリスピークリームドーナツも好きです)

まぁ好みは様々とは思いますが、他のハンバーガーショップとの価格競争に巻き込まれないためには独自の商品も必要です。そういった意味では、チャレンジしていく価値は十分にあるでしょう。

何度もブログでも繰り返しますが、価格競争に巻き込まれないためには、次々とチャレンジ商品を投入していくことがポイントです。

さあ、あなたのビジネスでも、単価を上げるチャレンジ商品の投入をしていらっしゃいますか?

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ブランド拡張は品質を保つことが重要

2010年08月27日 12時00分07秒 | 戦略・ブランド・コスト・業務改善

自社ブランド商品が浸透してくると、そのブランド価値を利用して他の商品も開発し、横展開をしようと考えるものです。

こんにちは!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。

先日の日経新聞に次のような記事がありました。

「スターバックスに新製品効果 今期営業益5%増」
・スターバックスコーヒージャパンが4月に投入したインスタントコーヒーが収益を押し上げる要因となりそうだ。
・当初想定の約2倍に達している。このペースが続けば営業利益ベースで少なくとも1億~2億円寄与しそう。
・インスタントコーヒーは1杯ずつ店内でいれるコーヒーに比べ販売の手間やコストが少なくて済むため、利益への貢献度も高い。
(引用:2010/08/26 日本経済新聞より)

とのことです。
正直、ずいぶん前に、最初本国だけでインスタントコーヒーが発売されたときには、インスタントってまずいんじゃないの?という気持ちを抱いていました。

日本で発売されてから、ものは試しということで買ってみたのですが、飲んでみてかなり驚きました。
ものすごくおいしいかどうかは、個人の好みもありますが、スターバックスの店で飲んでいるドリップコーヒーとほとんど遜色がないと感じました。

最近はそうでもないですが、以前はスタバによく勉強をしに行くことがあり、毎日のように通っていたものです。昔からコーヒーが好きなので、スタバでも必ずドリップコーヒーを注文していますが、このインスタントコーヒーは本当に店内のドリップに似ています。
若干粉っぽいところはあり、最後に飲み干すときにカップの底に少し粉のようなものが溜まる傾向があるなと思ったのですが、正直何も言われないで店で出されたら、インスタントだと気がつかないかもしれません。
非常に良くできていると思います。

いわゆる、「ブランド拡張」のラインエクステンションといわれるもので、スターバックスというブランド価値を他の商品ラインにも広げていっているわけですね。

プレミアムコーヒーのイメージをうまく展開できればいいのですが、お持ち帰り、小売用商品になった時に、逆にブランドイメージを損ねてしまうリスクもあるわけです。
安易にブランド拡張をするのは注意が必要ですが、うまくいけば次なる収益の柱となることも期待できます。

一定の品質を保つことができれば、ラインの拡張は次の成長戦略のきっかけとなるでしょう。

さあ、あなたのビジネスでも、ブランド品質を保ちながら、ラインの拡張を検討できないでしょうか?

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