中小企業診断士 藤田雅三 ブログ

~コンサルティングblog~ざっくばらんにいろいろ書きます。

商品開発の手は休めない、継続は力

2010年08月11日 14時00分23秒 | 商品・製品開発

いつもいつも開発した新商品が売れてくれればありがたいのですが、なかなかそうは行かないもの。
しかし、そこでやめてしまえばそれで終わりです。お客様を飽きさせない、商品開発は常に継続していく必要があります。

本日の日経MJにB級グルメの記事がありました。

「B級グルメ全国ブランド 玉石混交、次は淘汰」
・全国各地で古くから親しまれてきたほか、町づくりを目的に企画した「B級グルメ」が一段と存在感を増しつつある。
・新しい日本の食文化時代の到来か、あるいはブームで終わるのか。
・「B級人気は今年がピーク」人気が高まると模倣品なども出始め、質の低下を懸念しているためだ。
(引用:2010/08/11 日経MJより)

とのことです。
まちおこし団体連絡協議会が開催する「B-1グランプリ」が今年で5回目だそうですが、今までこれだけ様々なB級グルメ商品が登場してきましたから、当然残るものと淘汰されるものの明暗はわかれてくるでしょう。
しかしながら、各地域の中小メーカーや業者の皆さんは、商品開発の手はやすめないで、次々と開発にチャレンジしてほしいと思います。

私が大学生の頃はバブルの真っ最中で、ブランドモノの洋服や、食事と言えばおしゃれなレストランや和食といったイメージですが、ここ15年くらいの長引く不況感で、日本人も縮み思考のなか、「日常のちょっとしたイベントや楽しみ」を求める気持ちがこうした流行を支えているのかもしれません。

衣食住は人間の基本的な欲求ですし、その中でも「食」は「もっとも日常的で身近な楽しみ」でしょう。
新聞記事にあるように、ネットの普及やTVやメディアの盛り上げによって、全国の食品に関する情報は誰にでも届くようになり、「食べ歩き」や「デカ盛り、大食い」「食事記録」「飲食店のレポート」といったようなブログも数多く存在するようになり、日本人の食に対する関心は根強いものがあります。

「B級グルメ」という潮流は定着しており、今後も続くと思われますが、そのためには飽くなき商品開発を続けていくことが必要です。

ヒットして、定番に残る商品開発を考えるのであれば、「食品メーカーがチルド商品として製造、商品化しやすい」、「流通させやすい」ということを念頭においた方がよいでしょう。富士宮焼きそばなどの例にもみられるように、食品メーカーのB級グルメ商品化がヒットの後押しに繋がると思われます。

また、ご当地B級グルメ商品を開発する過程では、地元の伝統銘品を使用しながらも、「新しい食べ方」を提案することに繋がりますから、他県のお客様ばかりでなく、地元の人たちにとっても新しい商品となり、消費を喚起することにも繋がるでしょう。
ちなみに私の田舎、地元の名産品もB級グルメグランプリでおなじみなのですが、いろいろな味やアレンジした商品があり、昔ではかんがえられないバリエーションがあり、私も食べてみたいと思います。

さて、あなたのビジネスでも商品開発の手を休めることなく、継続していらっしゃいますか?

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