最近は商品開発や、販促において、ヒトの五感に訴求する手法が多く見られるようになってきた気がします。
本日の日経新聞に次のような記事がありました。
「新食感デザート続々」
・コンビニエンスストアで「新食感」を売り物にしたデザートやアイスが人気だ。
・サークルKサンクスのPB商品「半熟ドーナツ苺」はイチゴの果肉をつぶしたピューレを使い、つるんとした舌触りが特徴。1週間で約30万個を販売するヒットとなった。普通のドーナツにはないひんやりした食感が受けている」
・ファミリーマートは原材料の配合を工夫し低温でも柔らかさを保ったスポンジ生地とアイスの層を重ねた「モンブランケーキアイス」などが好調。
・セブンイレブンジャパンは冷凍しても固くならないイチゴソースのかき氷「練乳入り果実苺」を発売。氷の粒を細かくし、「かき氷なのにしっとりしている」など高価格帯の冷菓としては通常の新商品の2倍の売れ行き。
(引用:2010/08/10 日本経済新聞より)
とのことです。
ヒトの五感といえば、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚ですが、そのうち味覚といえば単に味そのものだけでなく、「噛み心地」「舌触り」など複雑な要素が絡んで美味しさを感じます。さらにいえば、臭いや、見た目も合わせて「おいしい」と感じているでしょう。
食品の開発の場合は、単に味だけにとらわれず、このように多方面からのアプローチが必要と思われす。
販促方法についても、匂いを利用した方法がTVなどでも取り上げられているようです。
この商品やこんな商品があるようですが、おもしろいですね。
また、匂いと言えば、個人を印象づけるのにも、「名刺香」などを活用している方もいらっしゃるようです。名刺用の香り袋や、香水をつけた紙を名刺入れに入れておくと、名刺を渡したときにほのかに香るのだそうです。
さて、あなたのビジネスでも、もっと五感を意識した商品開発や販促が考えられないでしょうか?