中小企業診断士 藤田雅三 ブログ

~コンサルティングblog~ざっくばらんにいろいろ書きます。

商品に遊び心のひと工夫

2010年08月03日 12時27分35秒 | 商品・製品開発

いつもの定番商品も、たまには遊び心を加えて見せ方を変えてみてはいかがでしょうか。そこからまた新しい売り方の工夫もでてくるかもしれません。

本日の日経新聞に、思わずアンテナに引っかかってしまった記事がありました。

「本のような弁当のススメ」
・「これ本当にお弁当なん?」。京都市下京区の定食店「ジョイフル文蛾」の店頭にひる近くに並んだ弁当を見て、若い女性が驚きの声をあげた。
・一見すると書店居並ぶ新刊本。~中身は豚肉と野菜炒めのれっきとした弁当だ。
・「会社員や学生さんが、本と一緒にかばんに入れても安心な弁当を作ろうと思って」
・第2、第3弾も開発中。「我が輩は牛である」「走れチキン」。お昼時の会話が弾みそうだ。
(引用:2010/08/03 日本経済新聞より)

とのことです。
写真を見てもわかるように、おしゃれな表紙で本当に本みたいです。
表紙のセンスもよく、思わず手に取ってしまいそうですね。

私も長い間、惣菜や弁当の商品開発をしてきましたが、参考やベンチマークとするのは外食産業や流行のレストランなど、主に外食トレンド商品をテイクアウト商品に応用することが多かったと思います。

弁当を本に見立てるというような、意外性のある発想ははじめてです。

こういった遊び心で販促を考えてみるのであれば、まだまだいろいろ考えられそうです。
お昼のお弁当を、ただ単におなかを満たせば良いとか、おいしければよいという考え方から、「会社や学校でのお昼時に楽しい話題や会話のネタを提供する」というようなコンセプトや発想に切り替えれば、新たな商品が生まれそうです。

例えば、毎日のお弁当に、食品や料理にまつわるクイズを書いたカードや紙、包装などを添付してみてはどうでしょう。翌日のお弁当は、前日のクイズの答えと、新たなクイズを書いたものを添付します。
答えがどうしても気になる人は、翌日もお弁当を買わなくてはならないという、ちょっとイジワルな販促ですが、それが気になるのであれば、それを解消する方法はいくらでも考えられます。

ようは、遊び心で考えてみるということ。

さて、あなたのビジネスの商品も「遊び心」を加えれば、新しい売り方が考えられるのではないでしょうか?

コメント (2)
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