必要な業務と、そうでもない業務の見極めは重要ですね。
お客様目線を念頭に置きながら日々の業務改善を行いたいものです。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経MJに次のような記事がありました。
「サービス産業の生産性革命 脚なしベッド3つの効用」
・「安全・清潔・ぐっすり眠れる」を理念に高い顧客満足を得ていることで有名なのが、宿泊特化型の低価格ビジネスホテルを運営しているスーパーホテルである。
・この理念を具体化するために~~宿泊客が快適に睡眠できるサービスの実現を目指している。
・一方、睡眠に影響しない取り組みは徹底的に効率化している。たとえばシーツやマットは睡眠に影響するが、影響しないベッドの脚は取り外している。この結果、ベッドの制作コストを節減することができた。
・それだけでなくベッドが床に直置きになったことから、その下にカーペットを敷く必要がなくなっただけでなく、日々のベッドの下の清掃作業もやめることができた。
・さらにベッドが相対的に低くなったことで、宿泊客は天井を高く感じ、そのゆったり感から顧客満足も向上した。
・温泉大浴場を設置しているのも顧客満足を高めるだけでなく、部屋における風呂の利用が減り、水道光熱費や清掃コストの削減に貢献している。
(引用:2010/11/08 日経MJより)
とのことです。
実は私も低価格ホテルチェーンの中ではスーパーホテルが前から一番お気に入りでした。
なるほど、前からスーパーホテルのベッドは低いなと思っていましたが、こんな理由があったのですね。
他のホテルと比べてベッドが大きく、高さは低めなので腰掛けやすくて落ち着くなぁと思っていました。
もともとは脚をとってしまえば制作コストも安くなることから始まったのかも知れませんが、天井を高く感じることができ、下にカーペットもいらず、ベッドの下の清掃も必要ない・・・といった効果が狙えるのはすばらしいですね。
朝に大浴場に入るのも好きなのですが、各部屋で風呂を使うより、大浴場にした方がコスト削減に繋がっているというのも良いです。
一般的には、顧客満足を追求しようとすると、手間がかかり効率化できないと考えてしまいますが、まだまだ工夫の余地がありそうです。
業務改善は必要ですが、お客様目線を忘れずに改善方法を考えていきましょう。
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